※ 記事内の情報は執筆・更新時点の内容です。
※ 価格の記載がある情報についてはすべて税込表記です。
WiMAXのプロバイダは20社以上もあり、各社ホームページの体裁もアピールしている内容も様々です。
WiMAXの知識がないと、通信速度や対応エリアを比較して選ぼうとすることもあるかもしれません。しかしWiMAXはどのプロバイダであっても、UQWiMAXが提供する通信回線を使っているため、通信速度や対応エリア、データ容量などに違いがないのが特徴です。
比べる必要があるのは、月額利用料金や端末価格のほか、支払い方法、キャッシュバックをはじめとしたキャンペーンの実施状況などです。
プロバイダを選ぶ際は、自分が重視するポイントを洗い出し、それに合致するプロバイダを選ぶことをおすすめします。
本記事ではおすすめのWiMAXプロバイダを紹介するほか、WiMAXの選び方のポイントやおさえておきたいポイントを解説します。また、おすすめのWiMAXの端末やお試し利用をする方法などもお伝えしますので、ぜひ参考にしてください。

この記事でわかること
- おすすめのWiMAXプロバイダ
- WiMAXの選び方
- WiMAXを選ぶ際におさえておきたいポイント
- WiMAXのメリット・デメリット
- WiMAXをおすすめする人・おすすめしない人
WiMAXおすすめプロバイダ10選

WiMAXのプロバイダを契約する際、選択肢が多くてどれを選ぶとよいのかわからないという人もいるでしょう。
WiMAXのプロバイダ選びで迷ったら、次に紹介するWiMAX10選の中から選ぶことをおすすめします。
WiMAXおすすめプロバイダ10選
- GMOとくとくBB
- Broad WiMAX
- シンプルWiFi
- カシモWiMAX
- エックスWiFi
- UQ WiMAX
- Vision WiMAX
- 5G CONNECT
- 縛られないWiFi
- みんなのらくらくWiFi

ここからは、各プロバイダの特徴やメリット、注意点、おすすめな人を解説していくよ!
GMOとくとくBB

データ容量 | 無制限 |
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月額利用料金 (キャンペーン割引後) |
初月~2ヶ月目:1,474円 3~35ヶ月目:3,784円 36ヶ月目以降:4,444円 |
端末価格 | 21,780円 |
スマホセット割引 | au:最大1,100円/台 UQモバイル:最大858円/台 |
キャッシュバック | 25,500円 他社から乗り換えの場合は最大40,000円 |
プラスエリアモード料金 | 月額1,100円 |
違約金 | なし |
事務手数料 | 3,300円 |
支払い方法 | クレジットカード |
GMOとくとくBBは、GMOインターネット株式会社が運営する、月額利用料金の安さが特徴のWiMAXプロバイダです。

オリコン顧客満足度調査で2年連続1位に輝いていて、サービス品質の高さには定評があるよ!
GMOとくとくBBのWiMAXのメリット
GMOとくとくBBのWiMAXのメリットとしては、次の3点が挙げられます。
GMOとくとくBBのWiMAXのメリット |
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GMOとくとくBBの最大のメリットは、12ヶ月以上利用する場合の総支払額の安さといえるでしょう。

「12ヶ月以上利用する場合」という条件がつくのは、キャッシュバックの手続きができるのが契約後11ヶ月後の月末以降であるためだよ!
それでも、他のプロバイダに比べて総支払額をかなり安く抑えられるよ。
また、運営元のGMO株式会社は、東証プライム市場に上場していることも安心感があります。違約金がかからないことも、嬉しいポイントです。
GMOとくとくBBのWiMAXの注意点
GMOとくとくBBのWiMAXの注意点は、以下の3点です。
GMOとくとくBBのWiMAXの注意点 |
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GMOとくとくBBのWiMAXのキャッシュバックの手続きは、契約後11ヶ月の月末にならないと行えません。
また、キャッシュバックの手続きに関するお知らせはメールで届くため、メールを見落とさないようにして、忘れずに手続きをしましょう。
「公衆無線LAN」のオプションは強制加入であるため、無料期間のうちに解約手続きを行うことをおすすめします。
さらに利用開始月やキャンペーンの無料特典月などは、オンラインで解約手続きができないことにも注意が必要です。
GMOとくとくBBのWiMAXがおすすめな人
GMOとくとくBBのWiMAXがおすすめな人の特徴は、以下のとおりです。
GMOとくとくBBのWiMAXがおすすめな人 |
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GMOとくとくBBは、ギガ放題プラスのWiMAXプロバイダのなかでも月額料金が安いことが特徴です。12ヶ月以上利用するなど、長期間使う予定がある場合は、総額支払額が安いGMOとくとくBBを選ぶとよいでしょう。
また、GMOとくとくBBは「オリコン顧客満足度調査 プロバイダ広域企業」で2年連続第一位に輝いています。
そのため、サービス品質の高さを求める方にも向いています。さらに運営しているのは、東証一部に上場しているGMOインターネット株式会社であるため、初心者でも安心して利用できるでしょう。
Broad WiMAX

ギガ放題コスパプラン | ギガ放題縛りなしプラン | |
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契約期間 | 2年間(3年目以降の縛りはなし) | 縛りなし |
月額利用料金 | 初月:1,397円 翌月以降:3,663円 |
初月:1,397円 翌月以降:3,850円 |
違約金 | 24ヶ月目まで:4,818円 25ヶ月目以降:0円 |
なし |
データ容量 | 無制限 | |
端末価格 | 21,780円 ※605円×36回払いも可能 |
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初期費用 | 20,743円 ※クレジットカード払いの場合、キャンペーン適用で無料 |
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事務手数料 | 3,300円 | |
乗り換えキャンペーン | 最大19,000円まで他社からの乗り換え時の違約金を還元 | |
支払い方法 | クレジットカード・口座振替 | |
運営会社 | 株式会社リンクライフ |
Broad WiMAXの料金プランは「ギガ放題コスパプラン」と「ギガ放題縛りなしプラン」の2つにわかれており、月額料金のほか、契約期間の縛りや違約金などが異なります。
また、キャンペーンが豊富に用意されているため実質月額利用料金を抑えられる点や、口座振替に対応している点などがBroad WiMAXの特徴です。
Broad WiMAXのメリット
Broad WiMAXのメリットとしては、主に2点があります。
Broad WiMAXのメリット |
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Broad WiMAXは、口座振替に対応している数少ないプロバイダです。
通信速度が遅いなど、使用してみたものの満足できなかった場合は、「いつでも解約サポート」で違約金なしで他社回線に乗り換えられます。
Broad WiMAXの注意点
Broad WiMAXの注意点は、以下の3つです。
Broad WiMAXの注意点 |
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Broad WiMAXは、他社からの乗り換え時の違約金が19,000円還元されたとしても、他社と比べて実質月額利用料金が安い水準にないことに注意が必要です。

「ギガ放題コスパプラン」を選択すると、契約期間に2年間の縛りが発生するよ!
そのほか、口座振替を選択した場合、クレジットカード払いを選択した場合にはかからない、初期費用20,743円がかかることもおさえておきましょう。
Broad WiMAXがおすすめな人
Broad WiMAXがおすすめなのは、以下のような人です。
Broad WiMAXがおすすめな人 |
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Broad WiMAXには、「ギガ放題コスパプラン」の「ギガ放題縛りなしプラン」の2つの料金プランが用意されています。そのため、複数の料金プランから選択したい人におすすめのプロバイダといえるでしょう。
またBroad WiMAXに満足できなかった場合に、無料で他社プロバイダに乗り換えられる「いつでも解約サポート」に魅力を感じる人にも向いています。
シンプルWiFi

データ容量 | 無制限 |
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月額利用料金 | 初月以降:4290円 |
端末価格 | 0円(レンタル) |
スマホセット割引 | au:最大1,100円/台 |
キャッシュバック | なし |
プラスエリアモード料金 | 月額1,100円 |
違約金 | なし |
事務手数料 | 3,300円 |
運営会社 | 株式会社GSS |
支払い方法 | クレジットカード |
シンプルWiFiは、契約の縛り期間がなく初月以降ずっと定額の月額4,290円で利用できます。
WiMAXのプロバイダの多くが複雑な料金体系を設定していたり、キャンペーンを行っているなか、とにかくわかりやすくシンプルな点が最大の特徴です。
また、端末を無料レンタルできるため、端末代金の支払いがありません。
シンプルWiFiのメリット
シンプルWiFiのメリットは、主に以下の3つです。
シンプルWiFiのメリット |
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シンプルWiFiの1番のメリットは、初月から同じ月額利用料金が続き、途中で値上げしない点でしょう。
とにかくわかりやすい料金プランであるため、他のWiMAXプロバイダのように「気づいたら月額利用料金が上がっていた」ことは起こりません。

端末を無料レンタルできるため、端末代を支払うのに抵抗がある人にも向いているよ。また違約金もないため、契約期間に縛られることなく利用できるよ!
シンプルWiFiの注意点
シンプルWiFiを契約するにあたって、注意したほうがよい点は次の2つです。
シンプルWiFiの注意点 |
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シンプルWiFiは、「他社からの乗り換え時の違約金を負担する」といった乗り換えキャンペーンを開催していません。
また、端末はレンタルのみで購入ができない点にも注意が必要です。
シンプルWiFiがおすすめな人
シンプルWiFiがおすすめな人の特徴を、以下にまとめました。
シンプルWiFiがおすすめな人 |
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シンプルWiFiは、WiMAXプロバイダに多い複雑な料金体系を避けたい人に特におすすめです。
初月からずっと同じ月額利用料金で、契約時に加入しなければならないオプションもありません。また、端末はレンタルで済ませたいという人にもぴったりです。
実店舗はないものの、専用LINEサポートで、契約内容の変更方法や電話がつながりにくいといったお悩みを気軽に相談したい人も、シンプルWiFiを選択しましょう。
カシモWiMAX

データ容量 | 無制限 |
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月額利用料金 | 初月:1,408円 翌月以降:4,378円 |
端末価格 | 実質無料 |
スマホセット割引 | au:最大1,100円/台 UQモバイル:最大858円/台 |
WiFiおかえしプログラム | amazonギフト券5,000円 |
キャッシュバック | なし |
プラスエリアモード料金 | 月額1,100円 |
違約金 | なし |
事務手数料 | 3,300円 |
運営会社 | 株式会社MEモバイル |
支払い方法 | クレジットカード |
カシモWiMAXは、1ヶ月目以降の月額利用料金が続くわかりやすい料金設定に加え、オプションの契約が不要な点が特徴です。
カシモWiMAXのメリット
カシモWiMAXのメリットは、主に次の4点です。
カシモWiMAXのメリット |
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多くのWiMAXプロバイダは、月額料金が徐々に上がる料金体系を採用していますが、カシモWiMAXは1ヶ月目以降の月額利用料金が続くため、シンプルでわかりやすいです。
また、契約時にオプションの加入を求められないことも、メリットといえるでしょう。
端末料金が月額利用料金から割り引かれる仕組みのため、端末が実質的に無料で使える点も魅力です。
カシモWiMAXの注意点
カシモWiMAXにおける注意点は、次の2点です。
カシモWiMAXの注意点 |
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カシモWiMAXはキャッシュバックがないため、1ヶ月目以降の月額利用料金が続くとはいえ、総支払額が割高になる傾向にあることに注意しましょう。
また、毎月550円ずつ利用料金から割り引かれる端末料金は、分割払が終了する36ヶ月以内に解約すると一括請求されます。
カシモWiMAXがおすすめな人
ここまでお伝えしてきたメリットや注意点を踏まえ、カシモWiMAXがおすすめな人の特徴は以下のとおりです。
カシモWiMAXがおすすめな人 |
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カシモWiMAXは、シンプルでわかりやすい月額料金のWiMAXプロバイダを希望する人におすすめです。徐々に値段が上がる料金プランのWiMAXのプロバイダが多いなか、カシモWiMAXは1ヶ月目以降の月額利用料金が続きます。
また、不要なオプションに加入することにストレスを感じる人にも向いています。無料期間が終了する前に、自分でオプションを外すことを面倒に感じる人は、カシモWiMAXを選択肢に入れるとよいでしょう。
エックスWiMAX

データ容量 | 無制限 |
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月額利用料金 | 契約月~36ヶ月:4,268円 37ヶ月以降:4,950円 |
端末価格 | 21,780円 |
プラスエリアモード料金 | 月額1,100円 |
端末補償500 | 月額550円 |
違約金 | なし |
事務手数料 | 3,300円 |
運営会社 | エックスモバイル株式会社 |
エックスモバイルは、5G対応のホームルーター「Speed WiFi HOME 5G L12」を、エックスWiMAXとして取り扱っています。
エックスWiMAXのメリット
エックスWiMAXのメリットは、以下のとおりです。
エックスWiMAXのメリット |
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端末を分割払いで購入する場合、通常月額550円のところ、割引適用で実質無料で使えます。

また、契約期間の縛りがないから解約時期にかかわらず違約金が発生しない点もメリットだよ!
さらに、エックスWiMAXで取り扱う「Speed WiFi HOME 5G L12」は、最大通信速度2.7GbpsかつWiFi 6に対応する、最新の端末です。
エックスWiMAXの注意点
エックスWiMAXの注意点として挙げられるのは、以下の2点です。
エックスWiMAXの注意点 |
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エックスWiMAXで購入できるのは、ホームルーターの「Speed WiFi HOME 5G L12」のみです。
モバイルルーターの取り扱いがない点に注意しましょう。また、月額利用料金は、WiMAXプロバイダの中で特に安いわけではありません。
エックスWiMAXがおすすめな人
エックスWiMAXがおすすめな人は、以下のとおりです。
エックスWiMAXがおすすめな人 |
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WiMAXの端末は、ホームルーターとモバイルルーターを合わせて4種類ありますが、そのうちホームルーターの「Speed WiFi HOME 5G L12」を使いたい人におすすめです。
端末を分割購入する場合、割引が適用され実質無料で使えるため、端末にあまりお金をかけたくない人にも向いています。
UQ WiMAX

データ容量 | 無制限 |
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月額利用料金 (ギガ放題プラス) |
初月~24ヶ月目:4,268円 25ヶ月目以降:4,950円(「期間条件なし」で契約の場合) |
端末価格 | 5,940円(一括もしくは36回払い) |
スマホセット割引 | au:最大1,100円/台 UQモバイル:最大990円/台 |
キャッシュバック | 最大5,938円(口座振替の場合は無料) |
プラスエリアモード料金 | 月額1,100円 |
違約金 | 1,100円 |
事務手数料 | 3,300円 |
運営会社 | UQコミュニケーションズ株式会社 |
支払い方法 | クレジットカード・口座振替 |
本家ならではの安心感を得たいという人は、UQWiMAXを選ぶとよいでしょう。
直営店舗が全国にあることや、電話やチャットなどのサポート品質が高いこともUQWiMAXの特徴です。
UQWiMAXのメリット
UQWiMAXのメリットは、主に次の4つです。
UQWiMAXのメリット |
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WiMAXはUQコミュニケーションズが提供しているモバイル通信サービスであるため、UQWiMAXは本家本元の存在です。

また、違約金が1,100円と安い点もメリットだよ!
そのほか、条件を満たせば5,948円のキャッシュバックを受けられるため、実質わずか2円で端末を購入できます。
全国に実店舗があり、メールやチャットによるサポート品質が高いことも魅力です。
UQWiMAXの注意点
UQWiMAXの注意点は、次の2つです。
UQWiMAXの注意点 |
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端末を2円で購入するために5,948円のキャッシュバックを受けるには、「自宅セット割」か「auスマートバリュー」への申し込みをしなければなりません。
また、全体的に価格が割高な傾向にあります。
UQWiMAXがおすすめな人
メリットや注意点を考慮したうえで、UQWiMAXがおすすめな人の特徴は以下の3点です。
UQWiMAXがおすすめな人 |
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UQWiMAXは、本家の安心感があることが最大の利点です。
そのため、多少の料金差よりも信頼できる運営会社を選びたい人に特におすすめです。また、サポートの品質も高いため、WiFi初心者も使いやすいでしょう。
「自宅セット割」か「auスマートバリュー」への申し込みを検討している場合は、2円で端末を購入できるため、なるべく安く端末を購入したい人にもぴったりです。
Vision WiMAX

ギガ放題2年プラン | ギガ放題フリープラン | |
---|---|---|
契約期間 | 2年間(3年目以降の縛りはなし) | 縛りなし |
月額利用料金 | 初月:1,408円 2ヶ月~36ヶ月:3,872円 37ヶ月以降:4,532円 |
初月:1,474円 2ヶ月~36ヶ月:4,048円 37ヶ月以降:4,532円 |
違約金 | 24ヶ月目まで:3,872円 25ヶ月目以降:0円 |
なし |
データ容量 | 無制限 | |
端末価格 | 21,780円 | |
初期費用 | なし | |
事務手数料 | 3,300円 | |
オプションサービス | 安心サポート基本保証:330円 安心サポートワイド:605円 安心サポートデラックス:935円 |
|
プラスエリアモード | 無料 | |
キャンペーン | 期間内に解約した場合、違約金無料 | |
キャッシュバック | 5,000円 | |
支払い方法 | クレジットカード | |
運営会社 | 株式会社ビジョン |
Vision WiMAXは、Broad WiMAXと同じように「ギガ放題2年プラン」と「ギガ放題フリープラン」の2つのプランを用意しています。
縛りなしのプランを希望する場合は、ギガ放題フリープランを選択しましょう。
そのほか、キャッシュバックを他のプロバイダよりも早く受け取れることやオプションサービスが充実していることも、Vision WiMAXの特徴です。
Vision WiMAXのメリット
Vision WiMAXのメリットは、以下を参考にしてください。
Vision WiMAXのメリット |
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Vision WiMAXは、キャッシュバックを契約月の翌々月末に受け取ることが可能です。

通常は契約月の6ヶ月後や12ヶ月後にキャッシュバックを受け取れるから、翌々月末に受け取れるのはかなり早い時期だよ!
また、オプションサービスが3種類あり、内容が充実しているため、保証を重視する人におすすめといえます。
さらに、解約時に不要な端末を下取りしてくれるのも、嬉しいサービスです。
Vision WiMAXの注意点
Vision WiMAXの注意点は、以下です。
Vision WiMAXの注意点 |
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|
Vision WiMAXは、端末の支払い方法が一括払いか2回払いの2種類しかありません。36回払いの分割などで、少しずつ支払っていきたい人には不向きといえるでしょう。
また途中解約時の違約金が、通常は35,200円と割高である点にも注意しましょう。ただし、キャンペーンの適用によって無料となっています。
Vision WiMAXがおすすめな人
メリットや注意点を踏まえ、Vision WiMAXがおすすめな人の特徴は以下のとおりです。
Vision WiMAXがおすすめな人 |
---|
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契約月の翌々月末にキャッシュバックが振り込まれるため、なるべく早くキャッシュバックを受け取りたい人におすすめです。
また、解約時の端末下取りサービスを利用したい人も、Vision WiMAXの契約を検討するとよいでしょう。
5G CONNECT

2年契約プラン | 縛りなしプラン | |
---|---|---|
契約期間 | 2年間(3年目以降の縛りはなし) | 縛りなし |
月額利用料金 | 1~15ヶ月目:4,727円 16~24ヶ月目:4,298円 25ヶ月目~:4,950円 |
30日間のお試し期間後はずっと4,950円 |
違約金 | 【25ヶ月目から縛りなしプランに自動更新する場合】 1ヶ月目~15ヶ月目の解約:4,727円/月 16ヶ月目~23ヶ月目の解約:4,298円/月 24ヶ月目以降の解約:0円/月 |
30日以上3ヶ月未満の解約:4,400円 |
【25ヶ月目から再度2年契約プランを契約更新する場合】 1ヶ月目~15ヶ月目の解約:4,727円/月 16ヶ月目~23ヶ月目の解約:4,298円/月 24ヶ月目の解約:0円/月 25ヶ月目以降の解約:4,950円/月 |
||
キャッシュバック | 3ヶ月おまとめ支払いで5ヶ月分が0円 30日間無料お試し可能 |
|
データ容量 | 無制限 | |
端末価格 | 0円 | |
初期費用 | 3,300円 | |
故障/紛失補償オプション | 月額660円 | |
プラスエリアモード | 無料 | |
支払い方法 | クレジットカード | |
運営会社 | 株式会社FREEDiVE |
5G CONNECTも、お得な2年契約プランと縛りなしプランの2つから、料金プランを選択できます。
30日間のお試し期間のほか、3ヶ月のおまとめ支払いで5ヶ月分の月額利用料金が無料になるなど、独自性のある仕組みも魅力です。
5G CONNECTのメリット
5G CONNECTのメリットとしては、以下の3点が挙げられます。
5G CONNECTのメリット |
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5G CONNECTは、無料で30日間お試しで使えるため、契約する前にインターネットの通信速度やつながりやすさなどをチェックできるのがメリットです。
また、3ヶ月分の月額利用料金をまとめて支払うと、計5ヶ月分の料金が無料になるというユニークな料金プランを設定しています。
端末は無料レンタルで使えるのも利点です。
5G CONNECTの注意点
5G CONNECTの注意点は、次の3つです。
5G CONNECTの注意点 |
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|
端末を無料レンタルできる5G CONNECTですが、端末の購入はできません。
また、2年契約プランを選んだ場合、支払い方法は月額利用料金を3ヶ月まとめて支払う方法のみであることに注意しましょう。
さらに人によっては、端末の選択肢の少なさが気になるかもしれません。
5G CONNECTがおすすめな人
5G CONNECTがおすすめな人は、以下のような人です。
5G CONNECTがおすすめな人 |
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契約前にお試しで使ってみたい人や、端末をレンタルしたい人には、特に5G CONNECTがおすすめです。
また2年契約プランの場合は、3ヶ月分の月額利用料金をまとめて支払えるという条件をクリアしている必要があるでしょう。
縛られないWiFi

1年おトクコース | 縛られないコース | |
---|---|---|
契約期間 | 1年間 | なし |
月額利用料金 | 4,290円(WiMAXギガ放題プラン) | 4,620円(WiMAXギガ放題プラン) |
違約金 | 1年以内の解約の場合、5,500円 | なし |
データ容量 | 無制限 | |
スマホセット割 | なし | |
端末価格 | 0円 | |
事務手数料 | 3,300円 | |
オプションサービス | レンタル安心サポート:月額440円 | |
プラスエリアモード | 無料 | |
キャンペーン | なし | |
支払い方法 | 個人の場合、1年おトクコースのみ口座振替に対応 | |
運営会社 | 株式会社 25 |
縛られないWiFiは、「1年おトクコース」と「縛られないコース」の2つのコースを用意しています。

縛られないコースは、名前のとおり契約期間の縛りがないよ!
また端末は無料レンタルできるため、購入しなくて済みます。なお、「縛りなしWiFi」というプロバイダも存在しますが、別のものです。混同しないように注意しましょう。
縛られないWiFiのメリット
縛られないWiFiのメリットは、次の2つです。
縛られないWiFiのメリット |
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縛られないコースの場合、契約期間の縛りがなく、違約金がかからない点がメリットです。また端末は無料でレンタルできます。
縛られないWiFiの注意点
縛られないWiFiの注意点は、以下のとおりです。
縛られないWiFiの注意点 |
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縛られないWiFiでは、レンタルした端末を使います。
提供される端末は新品ではなく、使用品をクリーニングした中古品です。また、WiMAXギガ放題プランの場合、自分で端末の種類を選べません。
縛られないWiFiがおすすめの人
縛られないWiFiの特徴を考慮したうえでのおすすめな人は、以下のとおりです。
縛られないWiFiがおすすめの人 |
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WiMAXを利用する期間の見通しが立てにくい人は、縛られないWiFiの縛られないコースがおすすめです。
契約期間の縛りがなく、いつ解約しても違約金もかからないため、突然解約する可能性がある人も安心して使えるでしょう。
また、端末が中古品のレンタルであっても問題ないという人にも向いています。
みんなのらくらくWiFi

データ容量 | 無制限 |
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月額利用料金 (たっぷりギガ放題) |
初月~24ヶ月目:4,268円 25ヶ月目以降:4,818円 |
端末価格 | 21,780円 |
スマホセット割引 | au:最大1,100円/台 UQモバイル:最大858円/台 |
キャッシュバック | 20,000円 |
プラスエリアモード料金 | 0円 |
違約金 | 21,780円 |
事務手数料 | 3,300円 |
運営会社 | 株式会社ワイヤレスゲート |
支払い方法 | クレジットカード |
みんなのらくらくWiFiは、運営会社が株式会社ワイヤレスゲートであることから、無料でワイヤレスゲートWiFiが利用できる点が特徴です。
みんなのらくらくWiFiのメリット
みんなのらくらくWiFiの主なメリットは、以下の2点です。
みんなのらくらくWiFiのメリット |
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端末代は通常21,780円ですが、「端末アシスト制度」で毎月605円で利用できます(36回払い)。初期費用を抑えられるので、その分違うことに回せますよ。
また、公衆WiFiサービスの「ワイヤレスゲートWiFi」を無料で使えるのも便利です。ホームルーターを契約した場合でもJR主要駅や空港、コンビニなどさまざまな場所でWiFiが使えます。
さらに、プラスエリアモードが無料なのも嬉しいポイントといえるでしょう。
みんなのらくらくWiFiの注意点
みんなのらくらくWiFiの注意点は、主に以下の2つです。
みんなのらくらくWiFiの注意点 |
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契約期間の縛りがなかったり、縛りがある場合でも解約料が比較的安かったりするWiMAXプロバイダが多いなかで、みんなのらくらくWiFiは解約料が21,780円と高めです。
支払い方法がクレジットカードのみである点にも注意しましょう。
みんなのらくらくWiFiがおすすめな人
みんなのらくらくWiFiは、次のような人におすすめです。
みんなのらくらくWiFiがおすすめな人 |
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みんなのらくらくWiFiは、通常21,780円の端末に対して20,000円のキャッシュバックを受けられるため、その分初期費用を抑えられます。
また、「ワイヤレスゲートWiFi」が無料で使える点に魅力を感じる人にもおすすめです。
そもそもWiMAXとは?

WiMAXとはモバイル回線を使用する、データを無制限に使えるWiFiサービスの1つです。
人によってWiMAXという言葉を使って指すものが異なることがあるため、結局WiMAXとは何なのかわかりにくいと感じる人もいるでしょう。特に、WiMAXとポケット型WiFiの違いはわかりにくいかもしれません。
ここからは、WiMAXの特徴やポケット型WiFiとの違いを解説していきます。
WiMAXの特徴
もともとWiMAXは、ドコモやソフトバンク、auなどのキャリアが使う4GのLTE回線と並ぶ、無線インターネット回線の1つを指していました。

現在ではWiMAXの回線自体ではなく、回線を利用したWiFiサービスの総称をWiMAXと呼ぶことがほとんどなんだよ!
WiMAX通信に対応する専用WiFiルーター端末を使うことで、パソコンやスマホでインターネットが使えるようになります。
専用WiFiルーターは2種類あり、1つは持ち運びができるポケット型WiFi(モバイルルーター)、もう1つは据え置き型のホームルーターです。
また、WiMAX回線を使うポケット型WiFiやホームルーターのことを、WiMAXと呼んでいるケースもあることを知っておきましょう。
ポケット型WiFiとの違い
WiMAXとポケット型WiFiの概要は、それぞれ以下のとおりです。
WiMAX | WiMAX回線を利用するサービス全般の総称WiMAX回線を使うポケット型WiFiやホームルーターなどの端末をWiMAXと呼ぶこともある |
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ポケット型WiFi | モバイルWiFiの総称 |
Pocket WiFi | ソフトバンクが販売するモバイルWiFiルーターの登録商標 |
WiMAXとポケット型WiFiの違いが、よくわからないという人もいるでしょう。

WiMAX回線を使うポケット型WiFiをWiMAXと呼ぶことが、両者の違いをよりわかりにくくしている要因かもしれないね。
本来的には、WiMAXは無線インターネット回線のことを指します。そこから派生して、現在ではWiMAX回線を利用するサービス全般を指すようになっていることはすでにお伝えしたとおりです。一方でポケット型WiFiは、無線インターネット回線を使う、持ち運びできる形状の端末のことです。
Pocket WiFi(ポケットWiFi)との違い
なお厳密には、ポケット型WiFiとPocket WiFi(ポケットWiFi)も異なります。
ソフトバンクから、国内ではじめて発売されたモバイルルーターがPocket WiFiです。Pocket WiFiは、ソフトバンクが商標として登録しています。
その後、WiMAXやドコモなどをはじめとする、多くの企業でモバイルルーターが発売されました。それにより、ソフトバンクのPocket WiFiだけでなく、他製品もまとめてポケット型WiFiと呼ばれています。
おすすめのWiMAXの選び方

WiMAXの選び方でおすすめなのは、次の4つの方法です。
おすすめのWiMAXの選び方
- 料金プランの種類から選ぶ
- 端末の形態から選ぶ
- プロバイダから選ぶ
- 支払い方法から選ぶ
一般的には複数あるWiMAXのプロバイダのホームページなどを見比べながら、選択する人が多いでしょう。
しかし事前に自分が重視する要素を明確にしておくと、契約した後に「こんなはずではなかった」と後悔することを防ぎやすくなるはずです。
WiMAXのそれぞれの選び方について、解説していきます。
料金プランの種類から選ぶ
結論からいうと、現在ほとんどのプロバイダで新規受付をしているのは、5G対応のギガ放題プラスプランのみです。
ギガ放題プラスプランは、2021年にauの5G回線に対応したプランとして登場しました。
WiMAXの3つの料金プランは、主に次の3つです。
WiMAXの料金プラン
- 通常プラン
- ギガ放題プラン
- ギガ放題プラスプラン
プロバイダごとに微妙に各プランの呼び名が異なるため、異なるものだと思ってしまいがちですが、基本的にはすべて同じです。
このうち「通常プラン」と「ギガ放題プラン」は、現在は新規受付をしていません。3つのプランの違いは、主に1ヶ月で利用できるデータ容量です。
それまで主流だったギガ放題プランに比べ、高速インターネット通信が可能なルーター端末を使え、さらにデータ容量無制限で利用できるのが特徴です。
端末の形態から選ぶ
WiMAXには、モバイルルーターとホームルーターの2種類があります。
端末の形態の選び方はシンプルで、このうちのどちらかを選ぶだけです。それぞれの特徴は以下のとおりです。
モバイルルーター |
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ホームルーター |
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どちらを選べばよいか迷う場合は、外出先でも自宅でも使えるモバイルルーターを選ぶとよいでしょう。
ただし、通常はホームルーターのほうが通信速度が安定していることや、同時に接続できるデバイス数が多いことなども考慮して選ぶことをおすすめします。
プロバイダから選ぶ
WiMAXのプロバイダは、UQ WiMAXをはじめとして23社程度あります。
しかしプロバイダが多すぎるため、各社のホームページをみてもそれぞれどう違うのか、よくわからない人も多いでしょう。
前述のとおり料金プランは、プロバイダによって呼び名が異なるものの、内容はほぼ同じです。料金プランの他にも通信速度や対応エリアなどは、異なるプロバイダであっても違いはありません。
プロバイダによる違い
下記表では、プロバイダによって差別化が可能なもの、またプロバイダが異なっても内容は同じものを分類しました。
プロバイダごとに異なるもの |
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プロバイダが異なっても内容が同じもの |
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上記の内容を踏まえ、WiMAXのプロバイダを比較する際は、実質月額利用料金や総支払額などに注目する必要があります。
支払い方法から選ぶ
支払い方法でWiMAXを選ぶ場合も、シンプルに「クレジットカード」と「口座振替」のうちどちらかを選択します。
ほとんどのプロバイダがクレジットカード払いに対応している一方、口座振替が可能なプロバイダは限られていることに注意しましょう。
口座振替が可能なおすすめWiMAX
口座振替が可能な、おすすめのWiMAXは以下の3つです。
口座振替が可能なおすすめWiMAX
- Broad WiMAX
- BIGLOBE WiMAX
- UQ WiMAX
WiMAXのプロバイダは23社程度あるにもかかわらず、個人利用の場合はそのほとんどにおいて、クレジットカード払い以外に支払い方法の選択肢がありません。
個人で使う場合にも口座振替による支払いが可能なのは、この3社のみです。
クレジットカードを持っていなかったり、支払いを口座振替にまとめている人は、上記の3社からWiMAXの申込先を選ぶとよいでしょう。
WiMAXを選ぶ際におさえておきたいポイント4つ

WiMAXを選ぶ際におさえておきたいポイントは、次の4つです。
WiMAXを選ぶ際におさえておきたいポイント
- 実質料金と基本料金の違いを知っておく
- キャンペーンの適用条件を確認しておく
- 最低利用期間や違約金などをチェックしておく
- お試し期間があるか
各ポイントについて、解説していきます。
1.実質料金と基本料金の違いを知っておく
WiMAXを選ぶ際は、実質料金と基本料金の違いを知っておきましょう。実質料金と基本料金の概要および重視するメリット・注意点は以下のとおりです。
実質料金 | 基本料金 | |
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概要 | キャッシュバックや月額料金割引などのキャンペーンなども含めた、実際に支払いをする金額をすべて含めた料金 | 初期費用や端末代金など、絶対かかる料金だけを含めた料金 |
重視するメリット | ・本当に安いWiMAXを選べる | ・算出しやすい ・算出した料金に誤差が生じにくい |
重視する際の注意点 | ・算出がやや困難 ・契約期間によって、料金に誤差が生じる可能性がある |
・実際に支払う総額との差異が生じる可能性がある |
実質料金とは、キャッシュバックや月額料金割引などのキャンペーンなども含めた、実際に支払いをする金額を全て含めた料金のことです。

実質料金は、【「初期費用(事務手数料+端末代金)」+「月額利用料金」-「キャッシュバック割引」】÷契約期間の月数で計算できるよ!
一方で基本料金は、初期費用や端末代金など、絶対かかる料金だけを含めた料金のことだよ。
とにかく支払い料金を抑えたい場合は、実質料金を重視してプロバイダを選ぶのがおすすめです。
しかし、実質料金は算出方法が複雑であることや、契約期間によって料金に誤差が生じやすい点に注意が必要です。
2.キャンペーンの適用条件を確認しておく
キャンペーンの適用条件を確認しておくことも、WiMAXを選ぶ際におさえておきたいポイントの1つです。
高額なキャッシュバックや割引があるキャンペーンがあるプロバイダは、確かに魅力的に感じます。

キャッシュバックは自分が適用条件を満たさない場合もあるから注意してね!
またプロバイダによっては、キャッシュバックの仕組みが複雑なことも珍しくないよ。契約から日が経ち、普通であれば忘れてしまうような時期に、確実にキャッシュバックの申し込みができるかどうか、冷静に考えることも必要だよ!
自分が適用されるかどうか、特に確認した方がよいのは以下のようなキャンペーンです。
確認した方がよいキャッシュバックの適用条件
- 有料オプションへの加入が条件
- キャッシュバックの申し込みは契約後6ヶ月後、あるいは1年後などに届くメールから行う
- 紹介した人がWiMAXに加入することにより、キャッシュバックを受けられる
3.最低利用期間や違約金などをチェックしておく
WiMAXを選ぶポイントとして、最低利用期間や違約金も挙げられます。
WiMAXプロバイダでは、契約期間に縛りのないフリープラン以外は最低利用期間が設定されていて、期間内に解約すると違約金が発生することが多いです。
各プロバイダが設定する契約年数は、それぞれ異なります。
短期間の利用予定であるにもかかわらず、最低利用期間が3年のプロバイダを契約し途中で解約すると、違約金が発生する可能性があることを知っておきましょう。
4.お試し期間があるか
WiMAXの契約で後悔しないように、お試し期間があるプロバイダを選択するという手もあります。お試しの方法はさまざまですが、契約前に使用感を確認できる主なプロバイダは以下のとおりです。
UQ WiMAX | レンタル料金無料・往復送料無料でWiMAXを15日間利用できる |
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5G CONNECT | 返却処理手数料1,100円のみで30日間試せる |
あらかじめ使用感を試しておきたい場合は、お試し期間があるプロバイダとの契約を検討するとよいでしょう。
端末をレンタルする際は、端末の故障と紛失に注意するのはもちろん、返却方法や返却期日を確認しておくことが大切です。
WiMAXの4つのメリット

他のWiFiや光回線と比較した際の、WiMAXのメリットは主に以下の4点です。
WiMAXのメリット |
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WiMAXのメリットについて、それぞれ解説していきます。
メリット①:工事が不要
WiMAXは工事が不要で、コンセントに挿す、あるいは端末の電源を入れればすぐに使えます。
たとえば光回線の場合は、開通工事をする必要があります。そのため、申し込みから開通まで1ヶ月程度かかることが多く、1日でも早く使いたい始めたい人には不向きです。
その点WiMAXは、申し込みをしてから端末が届くまでわずか2~3日であり、届いたその日から使い始められるため、便利です。
メリット②:他のポケット型WiFiよりも速い
WiMAXの通信速度は光回線にはやや劣るものの、他のポケット型WiFiよりも速いことが特徴です。
WiMAXのギガ放題プラスワンは、従来のWiMAX2+回線に加えてau4GLTE/au5G回線も併用できるようになり、最大通信速度は光回線並みの2,700Mbpsを実現しました。さらにこの最高速度を利用できる5G回線エリアは、首都圏を中心に順次拡大中です。
5G回線エリア以外であっても、WiMAX2+とau4GLTE回線で最大速度1.2Gbpsという高速通信が可能で、モバイルWiFiの中でもトップクラスの速度を誇ります。
最高速度は理論値のため、WiMAXの使用中は常に最大速度が出るわけではありません。実際の通信速度は通常50~200Mbpsですが、モバイルWiFiの多くが5~30Mbpsの通信速度であることを考慮すると、十分に速いことがわかるでしょう。
なお、日常生活のなかで多くの人が通信速度を重視するのは、動画閲覧のときでしょう。YouTubeで高画質動画を快適に閲覧できる通信速度が10Mbps程度であり、WiMAXはその速さの基準を問題なくクリアしています。
メリット③:データ容量が無制限
WiMAXはデータ容量を無制限に利用できることもメリットです。
他のポケット型WiFiは、dデータ容量が100GBまでしか利用できないものがほとんどのため、かなりの優位性といえます。
WiMAXも、これまでは前日までの直近3日間で合計15GB以上通信すると、混雑する時間帯に上下最大1Mbps程度の通信制限される仕組みでした。しかし2022年2月1日から、この3日間の速度制限ルールが撤廃され、データ容量が無制限に使えるようになっています。
メリット④:コスパに優れている
他のポケット型WiFiに比べ、コスパに優れている点もWiMAXのメリットといえるでしょう。
前述のとおり、他のポケット型WiFiは多いものでもデータ容量が100GBまでしか使えないものがほとんどです。
一方で、WiMAXはデータ容量無制限で使えます。そのため他のポケット型WiFiのほうが月額利用料金が安かったとしても、料金のコスパで考えるとWiMAXに軍配が上がります。
WiMAXの2つのデメリット

ここまでお伝えしてきたとおり、メリットの多いWiMAXですが、デメリットもあります。主なデメリットは次の2つです。
WiMAXのデメリット |
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あらかじめデメリットも確認し、納得したうえで契約することをおすすめします。デメリットの内容を、それぞれ解説していきます。
デメリット①:オンラインゲームやデイトレードには向かない
WiMAXは、オンラインゲームやデイトレードにはあまり向いていません。
たしかにWiMAX+5Gとなり、通信速度はかなり速くなりました。しかし、オンラインゲームをする際は回線速度以上に、応答速度を示すPing値が重視されます。
WiMAXのPing値 | 35~45ms前後 |
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オンラインゲーム(FPS)を快適にプレイできるPing値 | 15ms以下 |
Ping値は、その値が小さいほど応答速度が速いことが特徴です。WiMAXのPing値は35~45ms前後であることが多いため、オンラインゲームのなかでも育成ゲームやRPGゲームは問題なくプレイできます。
しかし、動きの激しいAPEXなどのFPS(ファーストパーソン・シューティング)などを快適にプレイするPing値の目安は、15ms以下とされています。キャラクターの動きがカクカクしたり画面が止まったりする可能性があるでしょう。
またインターネット環境下で株やFXなどの取り引きをしている場合、買い注文や売り注文を出してから決済がされるまで、タイムラグが発生しやすいことに注意が必要です。

分刻みや、秒刻みでのトレードにはあまりおすすめできないよ。
デメリット②:利用期間の縛りのないプロバイダが少ない
利用期間の縛りのないプロバイダが少ないことも、WiMAXのデメリットといえるでしょう。もちろん、利用期間の縛りがないプロバイダも存在します。
しかし、長期間使うかどうかわからない場合は、必ず契約前に利用期間の縛りの有無を確認しましょう。
WiMAXがおすすめな人

ここまでWiMAXの特徴や、メリット・デメリットを確認してきました。それらを踏まえたWiMAXがおすすめな人の特徴は、以下のとおりです。
WiMAXがおすすめな人 |
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自分が当てはまっているかどうか、確認していきましょう。
料金よりも品質にこだわりたい人
料金よりも通信品質にこだわりたい人は、WiMAXがおすすめです。
モバイル通信の中でも通信品質に優れ安定性も高いため、高速通信を使いたい人にぴったりのインターネット回線といえるでしょう。
繰り返しお伝えしてきているとおり、WiMAXのギガ放題プラスワンはWiMAX2+回線だけでなく、au4GLTE/au5G回線も併用できるようになりました。それにより、最大通信速度は光回線並みの2,700Mbpsを実現しています。
さらに、この最高速度でインターネットが使える5G回線エリアは、首都圏を中心に拡大しています。5Gエリア内にお住まいなら、WiMAXのギガ放題プラスワンは非常に高速のため、おすすめです。
外出先でも使えるポケット型WiFiを探している人
データ要領無制限で快適に使えるポケット型WiFiを探している人にも、WiMAXがおすすめできます。
WiMAXには据え置き型とポケット型があり、ポケット型のWiMAXは気軽に持ち運びが可能です。
ギガ放題プラスプランであれば5Gエリア内はもちろん、au LTEエリアの回線も無制限で使えるのが嬉しいポイントです。データ容量の使いすぎを気にすることなく、WiFi環境のないカフェや電車内などの外出先でも大容量のデータを使いたい人にぴったりといえます。
光回線が使えない人
光回線に対応しない家に住んでいる人も、WiMAXの利用がおすすめです。
光回線を使いたくても、賃貸アパートをはじめとして、光回線の工事を行うことが困難な家もあるでしょう。
また物理的には工事ができるものの、工事の立ち会いのために都合をつけることが難しい人や、工事のためとはいえ自宅内に人が入ることに抵抗がある人もいるでしょう。
WiMAXは工事不要で、コンセントを挿すか電源を入れるだけで、インターネット回線が使えます。データ容量無制限のため、一人暮らしであれば問題なく使えるでしょう。
WiMAXをおすすめしない人

WiMAXをおすすめできない人もいます。次のような人は、WiMAX以外のWiFiや光回線を選択するのが賢明といえるでしょう。
WiMAXをおすすめしない人 |
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WiMAXをおすすめできない人の特徴について、順番に解説していきます。
とにかく安さを重視する人
データ容量の大きさや通信品質にはあまりこだわりがなく、とにかく安さを重視する人には、WiMAXはおすすめできません。
データをそこまで使わないのであれば、データ容量無制限である必要はないでしょう。
そのような方は、データ容量の制限がある代わりに、月額利用料金がWiMAXよりも安い他のWiFiの方が合っています。
家族でWiFiを使う人
家族と同居していて、大勢でWiFiを使う場合は、WiMAXでは通信速度が足りなくなる可能性があります。
家族がそれぞれ、高画質の動画を観たり通信量の大きいゲームをしたりする場合は、光回線のほうがストレスなくインターネットを使えるでしょう。
一人暮らしであっても、つながりやすさや通信速度を重視する場合は、光回線を選択するとよいでしょう。
オンラインゲームや株のデイトレードをする人
動きの多いオンラインゲームや株のデイトレードする人も、WiMAXでは物足りなく感じる可能性が高いです。タイムラグが生じやすいため、オンラインゲームでは敵への攻撃が成功したと思ったのに実際は当たっていなかった、というような状況も起こります。
また、株やFXのトレーダーは、分刻みや秒刻みでのトレードをすることが珍しくありません。
売り注文や買い注文にわずかなズレが生じることで、損失が出る場合もあります。そのため、オンラインゲームや株のデイトレードをする人は、光回線の方がおすすめです。
WiMAXのおすすめルーター

WiMAXには、持ち運びできるモバイルルーターと、据え置き型のホームルーターがあります。どちらを選ぶべきか悩む場合は、外出先でも室内でも使えるモバイルルーターを選ぶと間違いないでしょう。
ホームルーターのほうがアンテナ性能が高く電波を捉える量が多いといわれており、通信の安定性が高い傾向にあります。

ワンルームや1LDK程度の広さの部屋であれば、そこまで顕著な違いは感じないはずだよ!
1人暮らしでそこまで部屋が広くない場合はモバイルルーターでも十分快適に使えるよ。
WiMAX各プロバイダから購入できる専用の端末はモバイルルーターとホームルーター合わせて、4種類あります。それぞれの機種について確認していきましょう。
持ち運び型

持ち運びができるモバイルルーターは、以下の2種類です。
機種名 | Speed WiFi 5G X11 | Galaxy 5G Mobile WiFi SCR01 |
---|---|---|
おすすめ | ◎ | ― |
メーカー | NEC | Samsung |
対応するプラン | ギガ放題プラス | ギガ放題プラス |
最大通信速度 | 下り最大2.7Gbps 上り最大183Mbps |
下り最大2.2Gbps 上り最大183Mbps |
4Gの最大通信速度 | 下り最大708Mbps (MAX2+とauLTEのまとめて通信) |
下り最大708Mbps (WiMAX2+とauLTEのまとめて通信) |
サイズ | 約W136×H68×D14.8mm | 約W147×H76×D10.9mm |
重量 | 約174g | 約203g |
バッテリー駆動時間 | 約490分(デフォルト時) | 約1,000分(デフォルト時) |
WiFi規格 | WiFi6 | WiFi6 |
対応回線 | ・5G(sub6/他周波数) ・au 4G LTE ・WiMAX 2+ |
・5G(sub6/他周波数) ・au 4G LTE ・WiMAX 2+ |
同時接続台数 (WiFi利用時) |
16台 | 10台 |
ビームフォーミング | 〇 | × |
OFDMA | × | × |
セキュリティー | WPA3 | WPA2 |
おすすめはNECの「Speed WiFi 5G X11」です。安心の国内メーカー製品であることに加え、最大通信速度で優位性があります。モバイルルーターでは軽さも重視されるポイントですが、その点でも上回っています。
バッテリーの駆動時間は「Galaxy 5G mobile WiFi」のほうが長いものの、「Speed WiFi 5G X11」も連続8時間は使えるため特に不都合はありません。
「Speed WiFi 5G X11」は、ビームフォーミングを搭載している点も特徴です。ビームフォーミングとは、特定の方向に電波をより確実に届ける技術のことです。ビームフォーミングがないと電波は全方位に放射されますが、ビームフォーミングの搭載によって対応するデバイスに向けて集中的に送信できます。それにより、さらに速度が出やすくなる効果が見込めます。
なお、「Speed WiFi 5G X11」は付属オプションとしてクレードルをつけることが可能です。クレードルを付けることで受信電波の感度が向上するといわれていますが、そこまでの変化を感じられないことが多いため、購入の必要性はあまり高くありません。必要になった場合は、楽天市場などでいつでも購入できます。
設置型

据え置き型のホームルーターには、次の2種類があります。
機種名 | HOME 5G L12 | HOME 5G L11 |
---|---|---|
おすすめ | ◎ | ― |
メーカー | NECプラットフォームズ | ZTE |
対応するプラン | ギガ放題プラス | ギガ放題プラス |
最大通信速度 | 下り最大2.7Gbps 上り最大183Mbps |
下り最大2.7Gbps 上り最大183Mbps |
4Gの最大通信速度 | 下り最大708Mbps (MAX2+とauLTEのまとめて通信) |
下り最大708Mbps (WiMAX2+とauLTEのまとめて通信) |
サイズ | 約W101×H179×D99mm | 約W70×H182×D124mm |
重量 | 約446g | 約599g |
WiFi規格 | WiFi6 | WiFi6 |
対応回線 | ・5G(sub6/他周波数) ・au 4G LTE ・WiMAX 2+ |
・5G(sub6/他周波数) ・au 4G LTE ・WiMAX 2+ |
同時接続台数(WiFi利用時) | 40台 | 30台 |
ビームフォーミング | 〇 | × |
OFDMA | 〇 | × |
セキュリティー | WPA3 | WPA3 |
ホームルーターのおすすめは、NECの「Speed WiFi HOME 5G L12」です。最大通信速度は両者ともに2.7Gbpsですが、従来の「Speed WiFi HOME 5G L11」は2ストリームでした。それに対し、「Speed WiFi HOME 5G L12」は4ストリームに変わっています。
ストリームとはアンテナのことです。2ストリームは送受信アンテナが2本、4ストリームでは4本搭載されており、アンテナ数が多いほうが通信速度が速くなります。
そのほか、「Speed WiFi HOME 5G L12」はビームフォーミングとOFDMAを搭載しているため、より快適にインターネット通信が使える点が魅力です。ビームフォーミングは前述のとおり、電波を特定のデバイスに向けてより確実に届ける技術のことです。
OFDMAとは簡単にいうと、複数のユーザーの通信を同時に行うための仕組みのことで、OFDMA搭載の有無で、同時にWiFiを使用した場合の速度に大きく影響します。家族みんなでWiFiを使う際に、効果を実感できるでしょう。
WiMAXの対応エリア

WiMAXは基本的に、山間部や離島などを除き日本全国のほぼすべての場所で利用できます。
回線提供元であるUQ WiMAXのほかにも20以上のプロバイダがありますが、いずれのプロバイダでも対応エリアは同じです。
これは、すべてのプロバイダーが同じWiMAX回線やWiMAX2+回線を利用しているためです。
対応エリアを確認する方法
日本各地の幅広いエリアをカバーしているWiMAXですが、一部対応していないエリアもあります。自分の生活圏がWiMAXの対応エリアであるかどうか、確認する方法は以下のとおりです。
対応エリアを確認する方法
- UQモバイルのホームページ内にアクセスする
- 「対応サービスエリア」の地図をマウスかタップで移動させる
以上のように、調べたい場所がWiMAXの対応エリア内にあるかどうかを簡単に確認することが可能です。サービスエリアの地図は、対応している回線別に色分けされています。
サービスエリア上で示される色 | 概要 |
---|---|
朱色 | WiMAXで1番速いsub6の5G回線に対応 |
濃いオレンジ | 一般的な5G回線(NR化)に対応 |
薄いオレンジ | auの4G回線や従来のWiMAX回線を使用 |
サービスエリア上の朱色のエリアは、sub6の5G回線に対応しています。sub6を直訳すると「6未満」であり、「周波数が6GHz未満」という意味です。sub6は電波が遠くまで飛び、障害物を回り込んで届きやすいことが特徴です。sub6の周波数帯は従来の4G/LTEと近いため、技術的な実装は比較的容易といえます。
濃いオレンジで示されるのは、一般的な5G回線(NR化)に対応するエリアです。5GのNR化とは、4Gで利用している周波数帯を5Gでも利用する方法を指します。すでに4Gで利用している周波数帯を5Gに転用するので、より早く5Gエリアを拡大できる点がメリットです。
しかし、4Gより高速ではあるものの、違いはそこまで大きくないというデメリットもあります。
なお、サービスエリア内であっても、以下のような場所ではWiFiが利用できない可能性が高いです。
サービスエリア内でもWiFiが利用できない可能性がある場所
- トンネル内
- 地下
- ビルの陰
- 屋内
- 高地
- 高層ビル
- マンションなどの高層階
さらに富士山頂付近などでは、WiMAXのサービス提供は山開き期間中のみです。
山間部やゴルフ場などの一部のエリアでは、積雪などに伴い、期間限定のサービスとなる場合があることにも注意しましょう。
プラスエリアモードであればほぼ使える
WiMAXは、通常モードとは別でプラスエリアモードが用意されています。プラスエリアモードは、通常モードで圏外になるような場所でも電波が入りやすいため、大変便利です。
通常モードとプラスエリアモードの違いは、以下のとおりです。
通常モード | 「WiMAX2+回線」「au LTE回線」「au 5G回線」の3つの回線を利用して、インターネット接続を行う |
---|---|
プラスエリアモード | 上記3つの回線に加え、室内でもつながりやすい「auプラチナバンド」で通信が可能 |
このようにプラスエリアモードは通常モードで利用できる回線に加え、室内でも接続しやすい「auプラチナバンド」でも通信ができます。
auプラチナバンドは障害物を回り込み、遠くまで届く特性があります。そのため、通常モードよりも電波が入りやすいのです。通常モードからプラスエリアモードへの切替は、端末本体もしくは専用アプリで行いましょう。
ただし、1ヶ月の通信量が15GBを超えると、月末までの通信速度を送受信最大128kbpsに制限されます。どこでも電波がつながりやすいプラスエリアモードですが、使いすぎには注意しましょう。
エリア外のときの対策

生活圏がWiMAXのエリア外で、プラチナモードでも電波が入らないという場合は、他のホームルーターやモバイルルーターを探すのが、手っ取り早い解決策だよ!
また前述のとおり、対応エリア内であっても屋内は壁や床などの障害物によって、電波が弱くなる傾向になります。
自宅内で電波が弱い場所がある、自宅が2~3階建てで広いといった場合は、無線LAN親機で中継することもおすすめです。WiMAXルーターからパソコンやタブレット端末の距離があるケースでも、途中で無線LAN親機を挟むことで、どの部屋でも快適にインターネットが利用できます。
WiMAXがつながりにくいときの2つの対策

WiMAXがつながりにくかったり、速度が遅いと感じたりしたときは、以下の方法を試すことをおすすめします。
WiMAXがつながりにくいときの対策
- 再起動させる
- WiFiの周波数帯を切り替える
1つずつ解説していきます。
1.再起動させる
WiMAXがつながりにくいと感じたときは、まず端末の再起動を試みましょう。
ちょっとした不具合や電波の干渉が原因であれば、ほとんどの場合、端末の再起動によってつながりにくさは解決します。電波の干渉とは、無線電波を発生する機器同士で電波がぶつかり、お互いに影響を与える現象のことです。
なお、端末の再起動だけでなくスマートフォンやパソコンなども再起動するとよいでしょう。
2.WiFiの周波数帯を切り替える
WiFiの周波数帯を切り替えることも、WiMAXが繫がりにくいと感じるときの効果的な対処法です。
WiMAXの端末からは2種類の電波が飛んでおり、1つは「2.4GHz帯」、もう1つは「5GHz帯」と、それぞれ周波数帯が異なります。下記表は、それぞれのメリットとデメリットをまとめたものです。
メリット | デメリット | |
---|---|---|
2.4GHz帯 | ・遠くまで届く ・障害物の影響を受けにくい |
・電波干渉が起こりやすい ・5GHz帯に比べ、最大速度が遅い |
5GHz | ・最大速度が2.4GHz帯より速い ・電波干渉が発生しにくい |
・遠くまで届かない ・障害物によって電波が遮断されやすい |

端末の近くでスマートフォンやパソコンを使う場合には、最大速度が速く電波干渉が生じにくい、5GHz帯のWiFiに接続するのがポイントだよ!
一方で端末から離れた場所でインターネットを使う際は、障害物の影響を受けにくく電波が遠くまで届きやすい2.4GHz帯の周波数のWiFiを使いましょう。
ただし、2.4GHz帯の周波数に接続するときは、近くにBluetooth機器や電子レンジがないか注意しましょう。いずれも2.4GHz帯の電波を発しているため、電波干渉が起きやすくWiFiが使えなくなる可能性があるためです。
WiMAXをお試し利用するおすすめの方法2つ

WiMAXを正式に契約する前に、実際に使ってみて通信速度や使用しやすさを確認したい人は、お試し利用することをおすすめします。
契約して使い始めた後に、他のWiFiや光回線に変えたいと思うこともあるかもしれません。
契約期間の縛りや違約金がないプランであればよいですが、違約金がネックになり「不満を感じながら使い続ける」という状況は避けたいものです。また、たとえ違約金が無い場合でも、端末をレンタルするプロバイダであれば端末の返送料がかかるほか、事務手数料が無駄になってしまいます。
WiMAXを試せる主な方法は、以下のとおりです。
WiMAXをお試し利用する方法
- 【無料】try WiMAXを利用する
- 【有料】レンタルする
それぞれの方法について解説していきます。
1.【無料】try WiMAXを利用する

「Try WiMAX」はUQ WiMAXが提供する、WiMAXを完全に無料で15日間お試し利用できるサービスです。
Try WiMAX以外にも、WiMAXの多くのプロバイダで、契約後8日以内であれば違約金なしで解約できる方法があるため、この制度を利用して使ってみる手もあるでしょう。しかしプロバイダによっては、以下の料金が発生します。
- 事務手数料
- 端末の返送料
- 契約解除までの日割り計算した月額利用料金
さらに、8日を過ぎてしまった場合には、違約金が必要になる可能性があります。その点Try WiMAXは返却時の送料も着払いのため、完全無料でお試しすることが可能です。
ただしTryWiMAXには、いくつかの申し込み条件が存在します。主な申し込み条件は以下のとおりです。
TryWiMAXの申し込み条件
- 日本国内に在住の20歳以上
- 申し込み者本人名義のクレジットカードを登録できる
- 過去180日間以内にTryWiMAXを利用していない
本人名義のクレジットカードの登録が必要であるため、クレジットカードを持っていない場合はTryWiMAXを利用できません。
口座振替やデビットカードの支払いも認められません。過去180日間以内にTryWiMAXを利用している場合も、利用できないことにも注意が必要です。
またサービス利用中は、違約金の請求に備えて、一時的にクレジットカードのショッピング利用枠が確保されます。確保されるのは、機器購入代金相当分の2万円程度ですが、ショッピングや借り入れなどで、上限枠ギリギリまでカードを利用している人は気をつけたほうがよいでしょう。
そのほか、TryWiMAXを利用する際の注意点は以下の2点です。
TryWiMAXの注意点 |
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「15日間無料でお試し」がTryWiMAXのうたい文句だけど、15日の間利用することはできないよ。
WiMAXの端末発送日を1日目として、15日目には返却が完了していなければいけないから、実際には10日前後しか使えないことに注意してね!
さらに、WiMAXの使用感が気に入った場合でも、そのまま継続しての利用ができない点もおさえておきましょう。レンタルしていた端末は、一度返却をしてください。契約後に新しい端末が送られてきます。
なお、TryWiMAXを利用したからといって、UQ WiMAXと契約しなければならないという縛りはありません。月額利用料金や端末代、キャンペーンなどを比較し、自分に合ったプロバイダを選んで契約することをおすすめします。
2.【有料】レンタルする
WiMAXを利用するのが短時間であることがあらかじめわかっている場合は、レンタルサービスの利用がおすすめです。
1日あたりの料金が決まっており、安いものであれば1日700円程度でレンタルすることが可能です。
WiMAX以外のおすすめホームルーター

前述の「WiMAXをおすすめしない人」に当てはまった人に適している、WiMAX以外のホームルーターは、以下の2つです。
WiMAX以外のおすすめホームルーター
- ドコモのhome 5G
- モバレコエアー
それぞれの特徴やおすすめの人を解説します。
ドコモのhome 5G

ドコモのhome 5Gは、ドコモから提供されているホームルーターです。
工事不要でコンセントを挿すだけで使える手軽さながら、ドコモ回線を使用しており、最大速度は4.2Gbpsと光回線並みの速さです。
ドコモが提供するサービスであるためドコモのスマホセット割が適用可能で、ドコモ回線を契約している家族も割引の対象となります。
端末代金は一見高額に見えるものの、36回の分割払いを選択すると、毎月端末代金と同額の割引が適用され、実質無料です。
データ容量 | 無制限 |
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月額利用料金 | 4,950円 |
端末価格 | 39,600円 |
スマホセット割引 | ドコモ:最大1,100円/台 |
キャッシュバック | dポイント 15,000pt (Webからの申込み) |
違約金 | なし |
事務手数料 | 3,300円 |
運営会社 | 株式会社NTTドコモ |
支払い方法 | クレジットカード・口座振替 |
ドコモhome 5Gのメリットは、主に以下の4点です。
ドコモhome 5Gのメリット |
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インターネット回線の料金設定は複雑なことが多く、WiMAXでもその傾向があります。しかし、ドコモホームルーターhome 5Gは、月額4,950円のプラン1つのみで、シンプルでわかりやすい点がメリットです。
また、最大速度は4.2Gbpsと光回線並みの速さを誇ります。
光回線は工事が必須で、光ファイバーケーブルを引く工事のために日時を調整し、立ち会いを行わなければなりません。ドコモホームルーターhome 5Gは工事不要ながら、光回線に迫る通信速度が出るのも魅力でしょう。

ドコモhome 5Gは、ドコモスマホとのセット割が適用されるよ。
ドコモスマホの月額料金から1台あたり1,100円の割引が、最大20台まで適用されるため、家族もドコモユーザーの場合はかなりお得だよ!
さらにドコモhome 5Gには、WiMAXと同様に、月間データ容量の上限がないため、データ使用量が多い方でも安心して使えます。
このようにドコモのホームルーターhome 5Gはメリットが多いものの、いくつかの注意点もあります。ドコモのhome 5Gの注意点は、次の2点です。
ドコモのhome 5Gの注意点 |
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ドコモのhome 5Gの月額利用料金は、WiMAXを含めたほかのホームルーターよりも割高です。
また、契約時に登録した住所でしか利用できない点にも注意しましょう。引っ越しで住所が変更した場合、登録住所の変更をしなければなりません。
利用する場所が変わる可能性がある場合は、モバイルルーターのほうが気軽に持ち運びができて適しています。
ここまでドコモhome 5Gのメリットと注意点を含め、その特徴を解説してきました。これらを考慮すると、ドコモhome 5Gがおすすめな人の特徴は以下のとおりです。
ドコモhome 5Gがおすすめな人 |
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ドコモのホームルーターhome 5Gの月額利用料金はやや割高ではあるものの、シンプルでわかりやすい料金プランを好む人におすすめです。
コンセントを挿すだけで使えるため、光回線の工事ができなかったり煩わしく感じたりする人にも向いているでしょう。
ドコモ回線を利用した高速の通信速度を誇る回線を、データ容量を気にせず使いたい人にもぴったりです。さらにドコモスマホとのセット割が適用されるため、ドコモユーザーはお得に使えます。
モバレコエアー

モバレコエアーはコンセントに差し込むだけでインターネットが使えるホームルーターの1つで、ソフトバンクエアーとまったく同じ回線や端末を利用することが特徴です。
ソフトバンクと直接契約するとソフトバンクエアーになるところ、株式会社グッドラックと契約する場合はモバレコエアーというサービス名になります。独自のキャッシュバックなどが受けられるため、高品質の回線をお得に利用できます。
レンタル | 購入 | |
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データ容量 | 無制限 | |
月額利用料金 | 1~2ヶ月:2,706円 3~24ヶ月:5,368円 |
(割引適用後) 1~2ヶ月目:1,320円 2~12ヶ月:3,080円 13~24カ月目:4,180円 25ヶ月以降:5,368円 |
端末価格 | レンタル料月額539円 | 端末購入によるキャッシュバックで実質0円 |
スマホセット割引 | ソフトバンク・ワイモバイル:最大1,188円/台 | |
キャッシュバック | なし | 35,200円 |
違約金 | なし | |
事務手数料 | 3,300円 | |
運営会社 | 株式会社グッドラック | |
支払い方法 | クレジットカード・口座振替 |
モバレコエアーのメリットは、主に次の3点です。
モバレコエアーのメリット |
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モバレコエアーは端末購入かレンタル、いずれかの方法を選択できます。
端末購入の場合はキャッシュバックにより、初年度の月額利用料金と端末代金が実質無料になるため、非常にお得です。
またソフトバンク・ワイモバイルとのセット割があるため、ソフトバンクまたはワイモバイルのスマホの月額利用料金が、最大1,188円割引になる点もメリットです。
モバレコエアーの注意点としては、以下の3つが挙げられます。
モバレコエアーの注意点 |
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モバレコエアーは、提供エリアが限定的であることに注意しましょう。モバレコエアーはソフトバンクエアーと同様に、ソフトバンク独自の「AXGP回線」を利用します。基本的に都市部は提供エリア内に入るものの、郊外や海側・山側はエリア外の可能性があります。
モバイルエアーは、解約時の違約金はかかりません。しかし端末を購入した場合、契約中は割引が適用され実質無料となり支払いがありませんが、解約すると残りの期間に対しては割引が適用されません。そのため残債を支払う必要があります。途中解約する際は、支払っていない端末代金がいくらなのか、確認しておくことをおすすめします。
登録した住所でのみ利用できる点は、ドコモのホームルーターhome 5Gと同じです。モバレコエアーを登録住所と違う場所で使用すると、通信が出来なくなる可能性もあります。引っ越しをした場合は、忘れずに住所変更の手続きをしましょう。複数の場所で使う場合は、WiMAXなど別のホームルーターを検討するとよいでしょう。
モバレコエアーがおすすめな人の特徴は、以下のとおりです。
モバレコエアーがおすすめな人 |
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モバレコエアーは独自のキャッシュバックや割引により、端末購入の場合は初年度の月額利用料金や端末代金が実質無料になります。
そのため、WiFi回線の費用を少しでも抑えたい人におすすめです。また工事不要ですぐに使えるため、光回線を使えない家に住んでいる人や、光回線の工事に立ち会えない人にも適しているといえるでしょう。
データ容量無制限であるため、毎月使うデータ量が多い人にも適しています。ソフトバンクやワイモバイルのユーザーは、ソフトバンク・ワイモバイルとのセット割が適用されることもメリットです。
WiMAXに関するよくある質問

WiMAXに関してよくある質問としては、次のようなものが挙げられます。
WiMAXに関するよくある質問
- プロバイダによって対応エリアは通信速度は違う?
- 5Gエリア以外の通信速度は遅い?
- 初心者でも簡単に設定できる?
それぞれの質問と答えを紹介していきます。
プロバイダによって対応エリアや通信速度は違う?
WiMAXのプロバイダが異なっても、対応エリアや通信速度はすべて同じです。
そのため、プロバイダ選びの際に、これらについて比較することは意味がありません。
プロバイダごとに異なるのは、月額利用料金や違約金、キャッシュバックなどのキャンペーンの有無、支払い方法などです。
5Gエリア以外の通信速度は遅い?
WiMAXの通信速度は、5Gエリア以外でも十分速いです。
5G対応のギガ放題プラスプランが登場し、5Gが注目されていますが、4Gエリアでも5Gエリアよりも速いこともあります。
そのため、自分のエリアが4Gエリアであっても特に気にする必要はないでしょう。
初心者でも簡単に設定できる?
WiMAXは、初心者でも簡単に設定できます。
送られてくる端末と一緒に入っているマニュアルを確認しながら、その手順に沿って操作をしてください。
まとめ
WiMAXのプロバイダは、20社以上あります。
数が多いため、知識がない状態でホームページを見ても混乱するかもしれません。また、各社のホームページの体裁もアピールポイントもさまざまなため、比較するのが難しいでしょう。
しかし実は、WiMAXはどのプロバイダであっても、UQWiMAXが提供する通信回線を使っています。したがって通信速度やデータ容量、対応エリアに違いはありません。つまりホームページを見て、「このプロバイダは通信速度が速いから」という理由で選ぶのは意味がないことを、まず知っておく必要があります。
契約するプロバイダによって異なるのは、月額利用料金や端末価格のほか、支払い方法、キャッシュバックをはじめとしたキャンペーンの実施状況などです。
プロバイダ選びにおいて、とにかく初期費用を抑えたい人もいれば、途中で値上がってもよいから契約時の月額利用料金の安さを求める人もいます。また、シンプルでわかりやすい料金プランを希望する人もいるでしょう。自分が重視する条件は何かを考え、その条件を満たしたプロバイダを選ぶことが何よりも大切です。
ぜひこの記事を参考にして、自分がもっともお得と感じ、満足できるプロバイダを選びましょう。