イタリア旅行のネットは、日本でeSIMを設定しておけば、空港に着いてすぐ地図やアプリが使えます。イタリアは5Gの人口カバー率が99.8%に達しており、ローマやフィレンツェなど都市部は安定しやすい一方、ドロミテなどの山岳地帯や列車のトンネル区間では途切れることがあります。容量は観光中心で1日0.5〜1GB、1週間で5〜7GBが目安です。
コロッセオ、ウフィツィ美術館、ヴェネツィアの運河。
見どころが多いイタリア旅行は、都市から都市へ移動しながら回る人が多い旅です。
だからこそ、通信の準備で迷いますよね。
「SIMカードを日本で買っておくべき?eSIMでいい?」
「ヴェネツィアの路地やトスカーナの田舎でもつながる?」
「1週間だと何GB必要?」
イタリアでは、地図アプリでの街歩き、列車や美術館の予約確認、レストラン探しなど、スマホを使う場面がたくさんあります。
入り組んだ旧市街で地図が開けないと、ホテルにたどり着くだけでもひと苦労です。
そこで便利なのが、スマホだけで完結する「eSIM」です。
SIMカードの差し替えも、WiFiルーターの受け取り・返却も不要。
日本にいるうちに設定しておけば、ローマやミラノの空港に着いた瞬間からネットにつながります。
この記事では、イタリア旅行のeSIMについて、SIMカードやWiFiレンタルとの比較、イタリア単独プランと周遊プランの選び分け、都市・観光地別の通信事情、日数別の容量目安、選び方と設定手順までを、はじめての方にもわかりやすく解説します。
フランスやスペインなど、ほかの国も回る予定の方は、ヨーロッパ周遊eSIMの選び方もあわせてご覧ください。
- ✓eSIM・日本で買うSIMカード・ローミング・WiFiレンタルの違い
- ✓イタリア単独プランとヨーロッパ周遊プラン、どちらを選ぶべきか
- ✓ローマ・フィレンツェ・ヴェネツィアなど都市と、郊外・山岳地帯の通信事情
- ✓5日・8日・10日・2週間など、日数別に必要なGBの目安
- ✓失敗しないeSIMの選び方と、出発前〜空港到着後の設定手順
イタリア旅行のネットはどうする?eSIM・SIMカード・ローミング・WiFiレンタルを比較
イタリア旅行でネットを使う方法は、主に「eSIM」「日本で買うプリペイドSIMカード」「現地SIM」「海外ローミング」「WiFiレンタル」の5つです。
結論からいうと、1〜2人の旅行で、スマホがeSIMに対応しているなら、日本で準備が完結し、差し替えもいらないeSIMがもっとも手軽です。
日本で買うSIMカードも事前に準備できますが、現地でSIMを差し替える手間があり、取り出した日本のSIMをなくさないよう管理する必要があります。
現地SIMは割安なこともありますが、空港や街のショップで手続きが必要です。
ローミングは手軽な反面、使い方によって料金が高くなりやすく、WiFiレンタルは受け取り・返却・充電の手間がかかります。
ここでは5つの方法の違いと、とくに迷う人が多い「SIMカードとeSIM、どちらがいいか」を整理します。
イタリアeSIMとは?
イタリアeSIMとは、日本で設定しておき、到着後すぐ現地回線でデータ通信できるデジタルSIMです。
eSIM(イーシム)は、スマホ本体に内蔵された電子的なSIMのことです。
QRコードやアプリで通信プランを書き込むだけで使えるようになり、SIMカードを差し替える必要はありません。
旅行者向けのeSIMはデータ通信専用のものが一般的で、日本のSIMはそのまま残せます。
eSIMの基本から知りたい方は、はじめてのeSIM:3分で仕組み・できること・始め方もご覧ください。
5つの通信手段を比較
イタリア旅行で気になるポイントで、5つの方法を比べました。
判断基準は「到着後すぐ使えるか」「手間」「料金の読みやすさ」の3つです。
| 通信手段 | 到着後すぐ使える | 手間 | 料金の読みやすさ | 向いている人 |
|---|---|---|---|---|
| eSIM | ◎ 日本で設定済みならすぐ | ◎ 差し替え・返却なし | ◎ 前払いで総額が確定 | eSIM対応スマホの1〜2人旅 |
| 日本で買うSIMカード | ○ 現地で差し替えれば使える | △ 差し替え・日本のSIMの保管 | ◎ 前払いで総額が確定 | eSIM非対応のスマホの人 |
| 現地SIM | △ ショップで購入後 | △ 手続き・差し替えが必要 | ○ 割安なことが多い | 長期滞在の人 |
| 海外ローミング | ◎ 設定をオンにするだけ | ◎ ほぼ不要 | △ 使い方次第で割高に | 1〜2日のごく短い滞在 |
| WiFiレンタル | ○ 受け取れば使える | △ 受け取り・返却・充電あり | ○ 日額制でわかりやすい | 家族・グループでシェアしたい人 |
日本で買うSIMカードとeSIMはどちらがいい?
日本で買うSIMカードは現地で差し替えが必要ですが、eSIMは日本で設定を済ませられ、差し替えも不要です。
「イタリア SIMカード 日本で購入」と調べる人は多く、事前に準備したいというニーズは同じです。
違いは、現地での作業と、小さなカードの管理にあります。
スマホがeSIMに対応しているなら、差し替えの手間がなく、SIMをなくす心配もないeSIMのほうが手軽です。
対応しているか不安な方は、自分のスマホはeSIM対応?対応端末の調べ方と確認チェックリストで確認できます。
eSIMが向いている人・ほかの手段が向いている人は?
判断基準は「スマホがeSIMに対応しているか」と「何人・何台で使うか」です。
- eSIM対応のスマホを持っている
- 1人旅・カップル・友人同士の旅行
- SIMの差し替えや、ルーターの返却を避けたい
- 空港に着いてすぐネットを使いたい
- 日本の電話番号はそのまま残したい
- スマホがeSIM非対応(日本で買うSIMカードやWiFiレンタル)
- 家族で何台もつなぎたい(WiFiレンタル)
- 数か月以上の長期滞在で、現地の番号が必要(現地SIM)
- SIMロックが残っている端末を使う
次は、イタリアだけを旅するのか、ほかの国も回るのかで変わる、プランの選び方を見ていきましょう。
イタリア単独プランとヨーロッパ周遊プラン、どちらを選ぶ?
イタリアのeSIMには、イタリアだけで使える単独プランと、ヨーロッパの複数の国で使える周遊プランがあります。
結論はシンプルで、イタリアだけを旅するなら単独プラン、フランスやスペインなどほかの国にも行くなら周遊プランが基本です。
周遊プランは便利ですが、対象国が多いぶん、旅行先がイタリアだけなら単独プランのほうが選びやすいことがあります。
注意したいのは、EUに加盟していない国です。
イタリアの隣にあるスイスはEUに加盟していないため、周遊プランによっては対象外になっていることがあります。
また、ローマの中にあるバチカン市国や、イタリアに囲まれたサン・マリノは、イタリアとは別の国です。
旅程に含まれる国が、すべてプランの対象になっているかを確認しておきましょう。
ここでは、単独プランと周遊プランの選び分けと、別の国に立ち寄るときの注意点を解説します。
イタリアだけならイタリア単独のプランで十分
イタリアだけを旅するならイタリア単独プラン、ほかの国にも行くならヨーロッパ周遊プランが向いています。
旅程がイタリア国内だけで完結するなら、イタリア単独のプランで十分です。
ローマ、フィレンツェ、ヴェネツィア、ミラノといった都市を列車で回る旅も、すべて同じプランで使えます。
単独プランは対象国が1つなので、「この国は入っているかな」と確認する手間がありません。
容量と日数を旅程に合わせて選ぶだけで済むのも、単独プランのわかりやすさです。
フランスやスイスにも行くなら周遊プランを
イタリアからフランスのニースへ、スイスのアルプスへ、といった国境をまたぐ旅なら、行く国がすべて含まれた周遊プランが便利です。
国境を越えるたびにeSIMを買い直す必要がなくなります。
- ✕スイスはEU非加盟のため、「EU周遊」プランでは対象外のことがある
- ✕「ヨーロッパ◯カ国対応」の数字だけで判断し、行く国が含まれるか確かめていない
- ✕乗り継ぎで立ち寄る国の対応を確認していない
周遊プランの選び方は、ヨーロッパ周遊eSIM|複数国を1枚でつなぐ選び方と注意点で詳しく解説しています。
バチカン市国やサン・マリノに立ち寄るときの注意点
ローマ観光で訪れることの多いバチカン市国は、イタリアとは別の独立した国です。
イタリアに囲まれたサン・マリノも、同じく別の国にあたります。
| バチカン市国 | ローマ市内にある独立国。サン・ピエトロ大聖堂やバチカン美術館がある |
| サン・マリノ | イタリア中部に囲まれた独立国。リミニなどから日帰りで訪れる人もいる |
| 確認のポイント | プランの対象国にこれらの国が含まれるか、購入前に一覧で確かめる |
こうした小さな国では、周囲のイタリアの電波につながることもありますが、プランによって扱いが異なります。
確実に使いたいなら、対象国の一覧で国名を確認しておくのが安心です。
イタリアの通信事情は?都市・観光地別のつながりやすさ
イタリアは、5Gの人口カバー率が99.82%に達し、EU平均の96.79%を上回るなど、モバイル通信の整備が進んだ国です。
ローマ、ミラノ、フィレンツェといった都市部では通信が安定しやすく、観光の基本的な使い方なら大きく困る場面は少ないでしょう。
ヴェネツィアも中心部は使いやすい一方、建物が密集した細い路地では、場所によって電波が弱くなることがあります。
注意したいのは、チンクエテッレやアマルフィ海岸のような断崖の多い海沿いの町、トスカーナの田園地帯、ドロミテなどの山岳地帯です。
また、都市間を結ぶ高速鉄道は快適ですが、山を抜けるトンネル区間では通信が途切れがちです。
ここでは主要キャリアと5Gの状況、エリアごとの通信事情を整理します。
なお、以下は一般的な傾向で、実際のつながりやすさは利用するeSIMの回線・時間帯・場所によって異なります。
イタリアの主要キャリアと5Gの状況は?
イタリアの5Gは人口カバー率99.82%で、EU平均の96.79%を上回っています。
イタリアの主要キャリアは、TIM、Vodafone、WindTre、Iliadなどです。
旅行者向けeSIMの多くは、このいずれかの回線を利用しています。
欧州委員会の「デジタルの10年」報告によると、イタリアの5Gの人口カバー率は99.82%で、EU平均の96.79%を上回っています(出典:Switcho「Italia supera la UE su fibra e 5G」(欧州委員会「デジタルの10年」報告より))。
ただし、旅行者向けeSIMで5Gが使えるかはプランや端末によって異なり、観光の使い方なら4G(LTE)でも十分快適です。
ローマ・ミラノ・フィレンツェなど都市部の通信事情
ローマのコロッセオやトレヴィの泉周辺、ミラノのドゥオーモ周辺、フィレンツェの歴史地区など、主要都市の観光エリアは通信が安定しやすい傾向です。
地図を見ながらの街歩きや、美術館の予約確認も問題なくこなせるでしょう。
ただし、石造りの建物の中や地下の展示室では、電波が弱くなることがあります。
美術館の電子チケットは、入館前にスクリーンショットを撮っておくと、つながらないときも慌てずに済みます。
ヴェネツィアの通信事情
ヴェネツィアは、サン・マルコ広場やリアルト橋周辺など中心部では使いやすい一方、建物が密集した細い路地が迷路のように続く街です。
場所によっては電波が弱くなり、地図の現在地がずれることもあります。
水上バス(ヴァポレット)の乗り場や行き先を調べるときにも、地図アプリが頼りになります。
出発前に街の地図をオフライン保存しておくと、路地で迷ったときも安心です。
海沿いの町・田園・山岳地帯と、高速鉄道での移動
チンクエテッレやアマルフィ海岸の断崖の町、トスカーナの田園地帯、ドロミテの山岳地帯では、場所によって電波が弱くなることがあります。
レンタカーでドライブする日や、ハイキングをする日は、地図のオフライン保存が欠かせません。
フレッチャロッサやイタロといった高速鉄道は、都市間の移動に便利です。
ただし、フィレンツェとボローニャの間のように山を抜けるトンネルが多い区間では、通信が途切れがちです。
車内WiFiがある列車もありますが、混み合うとつながりにくいこともあるため、eSIMと使い分けると安心です。
エリア別つながりやすさ早見表
| エリア | つながりやすさの傾向 | ひとこと |
|---|---|---|
| ローマ・ミラノ・フィレンツェ | 安定しやすい | 石造りの建物の中や地下では弱まることも |
| ヴェネツィア | 中心部は安定、路地は変動あり | オフライン地図があると安心 |
| チンクエテッレ・アマルフィ | 場所によって変動あり | 断崖や入り江では電波が弱まりやすい |
| トスカーナの田園・ドロミテ | 電波が弱くなりやすい | ドライブ・ハイキング前に地図を保存 |
| 高速鉄道の移動中 | トンネル区間で途切れやすい | 車内WiFiと使い分ける |
※上記は一般的な傾向をまとめたもので、実際の通信状況は利用する回線・時間帯・天候などにより異なります。
都市を巡る旅なら、通信面で大きな心配はいりません。
郊外や山岳地帯へ行く日、列車での長い移動の日だけ、少し備えておくのがポイントです。
次は、何GB用意すればいいかを具体的に見ていきます。
イタリア旅行は何GB必要?日数・旅程別の容量目安
イタリア旅行で必要なeSIMの容量は、地図・SNS中心の観光なら1日0.5〜1GBが目安です。
日数でみると、4泊5日で2.5〜5GB、1週間で5〜7GB、10日間で5〜10GB程度。
動画視聴やビデオ通話、テザリングをよく使う人は、この1.5〜2倍を見込んでおきましょう。
イタリアはヨーロッパのなかでも滞在日数が長くなりやすい行き先で、8日間や10日間の旅程を組む人も多くいます。
日数が長くなるほど合計の容量は大きくなるため、「1日の使い方×日数」で見積もることが大切です。
また、絶景や街並みの写真・動画をSNSに投稿する機会が多い旅でもあるので、投稿の多い人は余裕を持たせておきましょう。
ここでは用途別の消費量、日数別・旅程別の目安、無制限プランが必要な人を順に解説します。
よく使うアプリのデータ消費量は?
イタリア旅行で必要な容量は、観光中心なら1日0.5〜1GB、1週間で5〜7GB、10日間で5〜10GBが目安です。
まずは、イタリア旅行でよく使うアプリのデータ消費量を確認しましょう。
1日にどのアプリを何時間使うかをイメージすると、必要な容量が見えてきます。
| 用途 | データ消費量の目安 | イタリアでの使用シーン |
|---|---|---|
| LINE・メッセージ(テキスト) | 1日数MB〜数十MB程度 | 同行者・家族との連絡 |
| 地図アプリ(Googleマップ) | 1時間あたり数十MB程度 | 旧市街の街歩き、ホテルまでの道案内 |
| 列車・美術館の予約アプリ | 1回あたり数MB程度 | 電子チケットの表示、予約の確認 |
| SNS(画像中心の閲覧・投稿) | 1時間あたり100〜300MB程度 | 街並みや料理の写真投稿 |
| 動画視聴(標準画質) | 1時間あたり約0.3〜0.7GB | 列車での移動中・ホテルでの動画 |
| ビデオ通話 | 1時間あたり約0.5〜1.5GB | 日本の家族との通話 |
※消費量はアプリの設定・画質・通信環境によって変わる一般的な目安です。
日数別の必要容量早見表(5日・8日・10日・2週間)
使い方を「ライト」「標準」「ヘビー」の3タイプに分けて、日数ごとの目安をまとめました。
迷ったら、自分のタイプの目安より1つ上の容量を選ぶのが失敗しないコツです。
| 滞在日数 | ライト(0.5GB/日) 地図・LINE中心 |
標準(1GB/日) SNS投稿もする |
ヘビー(1.5〜2GB/日) 動画・ビデオ通話も |
|---|---|---|---|
| 4泊5日 | 約2.5GB | 約5GB | 約7.5〜10GB |
| 6泊8日 | 約4GB | 約8GB | 約12〜16GB |
| 8泊10日 | 約5GB | 約10GB | 約15〜20GB(無制限も検討) |
| 2週間 | 約7GB | 約14GB | 約20〜28GB(無制限も検討) |
ホテルのWiFiも併用すれば、モバイルデータの消費はさらに抑えられます。ほかの国の目安とも比べたい方は、海外eSIMの容量早見表|国・日数別に必要なGBが分かるも参考にしてください。
旅程別のおすすめ容量は?
同じ日数でも、都市間の移動の多さや、郊外へ行く日の有無で選ぶべきプランは変わります。
代表的な3つの旅程で、標準的な使い方の場合の目安を整理しました。
| ローマのみ(4泊5日) | 5GB前後。移動が少なく、ホテルのWiFiも使いやすい |
| ローマ+フィレンツェ+ヴェネツィア(1週間) | 7〜10GB。列車での移動中に動画を見るなら多めに |
| 南部・アマルフィ・シチリアなど(10日間) | 10GB以上。郊外では地図をよく使うため余裕を持たせる |
無制限プランが必要なのはどんな人?
1日あたり2GB以上を使いそうな人や、10日以上の長い旅行の人は、無制限プランを検討する価値があります。
残りの容量を気にせず使えるため、旅の後半で節約に気をつかう必要がありません。
- ✓10日以上かけてイタリアを周遊する
- ✓列車の移動中やホテルで動画をよく見る
- ✓街並みや絶景の動画をSNSに投稿したい
- ✓日本の家族や職場とビデオ通話をする予定がある
ただし、無制限プランでも、短期間に極端に大量の通信をすると速度が調整される場合があります。
購入前に、プランの利用条件を確認しておきましょう。
X GLOBAL SIMがおすすめ!
X GLOBAL SIMは、200以上の国と地域で使えるデータ通信専用の海外eSIMサービスです。イタリア単独のプランに加えて、ヨーロッパ周遊の地域プランも用意されているので、旅程に合わせて選べます。旅行中に容量が足りなくなっても、アプリから追加のデータを購入できるので安心です。
失敗しないイタリアeSIMの選び方と設定手順
イタリアのeSIMは、「①対応国(単独か周遊か)」「②スマホがeSIM対応か」「③容量と有効期間が旅程に合うか」「④電話番号が必要か」「⑤旅行中に追加購入できるか」の5点で選ぶと失敗しにくくなります。
設定は、出発前に日本でeSIMをインストールし、イタリアの空港に着いたら回線を切り替えてデータローミングをオンにするだけで完了します。
QRコードの読み取りまで日本のWiFi環境で済ませておけば、現地でやることは数回のタップだけです。
また、イタリアの観光地ではスリの被害に注意が必要とされており、スマホをなくしたときの備えもしておくと安心です。
到着直後につながらない場合も、原因の多くは設定の問題で、機内モードのオン・オフや再起動で解決することがほとんどです。
ここでは5つのチェックポイント、出発前から現地到着後までの手順、スマホの紛失への備え、つながらない時の対処を順に解説します。
イタリアeSIM選びの5つのチェックポイント
イタリアのeSIMは、対応国・端末・容量と期間・電話番号の要否・追加購入の5点で選ぶと失敗しにくくなります。
- ✓① イタリアだけなら単独プラン、ほかの国も行くなら行く国がすべて入った周遊プラン
- ✓② スマホがeSIM対応・SIMロック解除済みか
- ✓③ 容量と有効期間が滞在日数をカバーしているか
- ✓④ 電話番号付きが本当に必要か(データ専用で足りるか)
- ✓⑤ 旅行中に容量を追加購入できるか
②のSIMロックについては、2021年10月以降に発売されたスマートフォンは、原則としてSIMロックが設定されていません(出典:総務省「携帯電話ポータルサイト」)。
それ以前の端末を使う場合は、出発前に解除されているかを確認しておきましょう。
④の電話番号は、多くの旅行者にとって不要です。
日本のSIMを残しておけば、日本の番号でSMS認証などを受けられ、連絡はLINEなどのアプリ通話で足ります。
1台で2つの回線を使い分ける方法は、デュアルSIM活用術で解説しています。
X GLOBAL SIMがおすすめ!
X GLOBAL SIMは、200以上の国と地域で使えるデータ通信専用の海外eSIMサービスです。イタリア単独のプランとヨーロッパ周遊の地域プランから、旅程に合わせて選べます。購入から設定までオンラインで完結し、SIMカードの差し替えやWiFiルーターの受け取り・返却は不要。現地の大手キャリア回線を利用するため、都市の街歩きでも地図アプリが安定して使え、容量が足りなくなったらアプリから追加購入もできます。
まずは公式サイトで、イタリアの料金プランを確認してみてください。
出発前に日本でやること
出発前の準備は4ステップです。
出発の数日前〜前日までに済ませておくと、当日あわてずに済みます。
1
設定画面にeSIMを追加する項目があるか、SIMロックが解除されているかを確認します。
2
行く国がすべて対象に入っているかを確認し、滞在日数に合う容量と有効期間で購入します。
3
届いたQRコードを読み取るか、アプリの案内に沿ってeSIMを追加します。インストールにはネット接続が必要です。
4
旧市街や郊外の地図をオフライン保存し、列車や美術館の電子チケットはスクリーンショットで残しておきます。
プランの利用開始のタイミングは商品によって異なり、インストールした時点で期間が始まるタイプもあります。
iPhone・Androidの詳しい操作は、iPhoneでeSIMを最短開通とAndroidでeSIMを使いこなすで解説しています。
ローマ・ミラノの空港に着いたらやること
ローマのフィウミチーノ空港でも、ミラノのマルペンサ空港でも、到着後の操作は同じです。
機内モードを解除したら、次の3つを設定するだけで通信が始まります。
| 設定項目 | 海外eSIM側 | 日本のSIM側 |
|---|---|---|
| 回線のオン/オフ | オン | オンのまま(電話・SMSの受信用) |
| モバイルデータ通信に使う回線 | こちらを選ぶ | 選ばない |
| データローミング | オン | オフ(高額請求を防ぐ) |
とくに大切なのが、日本のSIM側のデータローミングをオフにしておくことです。
オンのままだと、意図せず日本のキャリアの海外ローミングで通信してしまい、高額な請求につながるおそれがあります。
スマホの紛失・盗難に備えておくこと
人の多い観光地や駅、地下鉄の車内では、スリなどの被害に注意が必要です。
スマホは旅行中の地図・チケット・連絡手段をすべて担うため、なくしたときの備えをしておくと安心です。
- ✕スマホに画面ロックをかけ、「探す」機能(iPhoneを探す/デバイスを探す)をオンにしておく
- ✕日本の携帯電話会社の紛失時の連絡先と、回線を止める方法を控えておく
- ✕パスポートの写しや予約情報は、スマホ以外にも紙やクラウドに残しておく
海外でのスマホとeSIMの安全な使い方は、eSIMのセキュリティと安全な使い方もあわせてご覧ください。
つながらない時の確認手順と、出発前チェックリスト
空港に着いても通信できない場合は、次の順番で確認してみてください。
上から順に試すと、多くのケースは数分で解決します。
つながらないからといって、設定画面からeSIMを削除するのは避けましょう。
再インストールできない場合があります。詳しい原因の切り分けは海外eSIMが繋がらない時の対処法【国・機種別】で解説しています。
- ✓スマホがeSIM対応・SIMロック解除済みである
- ✓行く国がすべて対象に入ったプラン(単独 or 周遊)を購入した
- ✓滞在日数をカバーする容量・有効期間を選んだ
- ✓日本のWiFi環境でeSIMをインストールした
- ✓旧市街や郊外の地図をオフライン保存した
- ✓スマホの「探す」機能と、紛失時の連絡先を確認した
- ✓外務省「たびレジ」に登録した
外務省の海外旅行登録「たびレジ」に登録しておくと、滞在先の安全情報や緊急時の連絡をメールで受け取れます(出典:外務省 海外旅行登録「たびレジ」)。
通信の準備とあわせて、出発前に済ませておきましょう。
イタリアのeSIMに関するよくある質問
-
AスマホがeSIMに対応しているなら、eSIMのほうが手軽です。日本で買うSIMカードも事前に準備できますが、現地で日本のSIMと差し替える手間があり、取り出したSIMを帰国まで保管しておく必要があります。eSIMなら日本で設定を済ませ、現地では回線を切り替えるだけで使えます。
-
A地図・LINE中心なら約3.5〜5GB、SNSへの写真投稿もするなら約7GB、動画やビデオ通話もよく使うなら10〜14GBが目安です。ホテルのWiFiも併用すれば消費を抑えられます。迷ったら目安より1つ上の容量か、旅行中に追加購入できるプランを選ぶと安心です。
-
Aイタリアだけを旅するなら、イタリア単独のプランで十分です。フランスやスイスなどほかの国にも行く場合は、行く国がすべて対象に入った周遊プランを選びましょう。スイスはEU非加盟のため、周遊プランによっては対象外になっていることがあります。
-
Aヴェネツィアは中心部では使いやすい一方、建物が密集した細い路地では電波が弱くなることがあります。ドロミテなどの山岳地帯やトスカーナの田園地帯も、場所によってつながりにくくなります。出発の1〜2日前までに、行く場所の地図をオフライン保存しておくと安心です。
-
Aイタリアの5Gは人口カバー率99.82%で、EU平均の96.79%を上回っています。ただし、旅行者向けeSIMで5Gが使えるかはプランや端末によって異なります。観光の使い方なら4G(LTE)でも十分快適に使えるケースがほとんどです。
-
A多くの旅行者はデータ専用eSIMで十分です。日本のSIMを残しておけば、日本の電話番号でSMS認証などを受けられ、連絡はLINEなどのアプリ通話で足ります。現地の番号が必要になるのは、長期滞在や現地の店舗と電話でやり取りする場合などに限られます。
まとめ|イタリアのeSIMは「対応国×日数」で選べば失敗しない
イタリア旅行のeSIMは、日本で準備を済ませておけば、空港に着いた瞬間から地図もチケットも使える便利な通信手段です。
都市部は通信が安定しやすく、郊外や山岳地帯へ行く日、列車での長い移動の日だけ少し備えておけば大きく困ることはありません。
- ✓eSIM対応のスマホなら、差し替えのいらないeSIMがもっとも手軽
- ✓イタリアだけなら単独プラン、ほかの国も行くなら周遊プラン。スイスやバチカンは要確認
- ✓5Gの人口カバー率は99.82%。都市部は安定し、山岳地帯や鉄道のトンネル区間は要準備
- ✓容量の目安は1日0.5〜1GB、1週間で5〜7GB。10日以上なら無制限も検討
- ✓インストールは日本で。スマホの紛失への備えもあわせて準備する
行く国、日数、そして自分の使い方を当てはめれば、選ぶべきプランは自然と決まります。
この記事のチェックリストを見返して通信の準備を整え、イタリアの旅を思いきり楽しんでください。
X GLOBAL SIMがおすすめ!
X GLOBAL SIMは、イタリアを含む200以上の国と地域で使えるデータ通信専用の海外eSIMサービスです。イタリア単独のプランとヨーロッパ周遊の地域プランから旅程に合わせて選べ、購入から設定までオンラインで完結します。日本にいるうちにインストールしておけば、ローマやミラノの空港に着いてすぐネットが使えます。現地の大手キャリア回線を利用するため、地図アプリやSNSも安定して使え、容量が足りなくなってもアプリから追加購入が可能です。
まずは公式サイトで、イタリアの料金プランを確認してみてください。
Webマーケティング歴11年。SEO・コンテンツ戦略・広告運用を軸に、累計200社以上の集客改善を支援。自社でもメディア運営やWiFi関連事業を立ち上げ、光回線事業では部長として事業推進を担った経験を持つ。通信ジャンルを現場の最前線で見てきた実務家として、WiFi・SIM・光回線に関する情報を監修している。