ベトナム旅行のeSIMは、日本で購入・設定しておけば、到着後すぐにネットが使える通信手段です。ハノイ・ホーチミン・ダナンの都市部は通信が安定しやすく、地図・Grab・SNS中心なら1日0.5〜1GB、4泊5日で3〜5GBが目安。ハロン湾やサパなど郊外も回るなら、容量に余裕を持たせてオフライン地図も用意しておくと安心です。
ベトナム旅行の準備で、意外と後回しになりがちなのが「現地のネット環境」です。
「空港に着いてすぐGrabを呼べる?」
「ハロン湾のクルーズ中や、ダナンのビーチでもつながる?」
「結局、何GBのプランを買えばいいの?」
こうした疑問を抱えたまま出発するのは、ちょっと不安ですよね。
ベトナムでは、配車アプリのGrabや地図アプリが移動の必需品です。
ネットが使えないと、タクシーを呼べない、お店にたどり着けない、といった困りごとに直結します。
とはいえ、ハノイ・ホーチミン・ダナンでは街の雰囲気も旅のスタイルも違うため、必要な通信の準備も少しずつ変わります。
そこで便利なのが、スマホだけで完結する「eSIM」です。
SIMカードの差し替えも、WiFiルーターの受け取り・返却も不要。
日本にいるうちに設定を済ませておけば、ベトナムの空港に着いた瞬間からネットにつながります。
この記事では、ベトナム旅行のeSIMについて、主要3都市の通信事情、日数・旅程別の容量目安、失敗しない選び方、設定手順までを、はじめての方にもわかりやすく解説します。
複数の国をまわる予定の方は、東南アジア周遊eSIMの選び方もあわせてご覧ください。
- ✓ベトナム旅行でeSIMが便利な理由と、ほかの通信手段との違い
- ✓ハノイ・ホーチミン・ダナン別の通信のつながりやすさ
- ✓3日・5日・7日など日数別・旅程別に必要なGBの目安
- ✓電話番号の要否も含めた、失敗しないeSIMの選び方5つ
- ✓出発前〜現地到着後の設定手順と、つながらない時の対処法
ベトナム旅行のネットはeSIMが便利?ローミング・現地SIM・WiFiとの違い
ベトナム旅行でネットを使う方法は、主に「eSIM」「現地SIM」「海外ローミング」「レンタルWiFi」の4つです。
結論からいうと、1人〜少人数の短期旅行なら、日本で準備が完結し、到着後すぐ使えるeSIMがもっともバランスの良い選択肢です。
現地SIMは割安なことが多い一方で、空港のカウンターで購入・設定する手間があります。
ローミングは設定いらずで手軽ですが、使い方によっては料金が高くなりやすいのが弱点です。
レンタルWiFiは複数人でシェアできる反面、受け取り・返却・充電の手間がかかります。
GrabやGoogleマップを空港からすぐ使いたいベトナム旅行では、「到着後すぐつながる」ことが大きな価値になります。
ここでは4つの違いと、eSIMが向いている人・向いていない人を整理します。
ベトナムeSIMとは?
ベトナムeSIMとは、日本で購入・設定しておき、到着後すぐ現地回線でデータ通信できるデジタルSIMです。
eSIM(イーシム)は、スマホ本体に内蔵された電子的なSIMのことです。
物理的なSIMカードを差し替える必要がなく、QRコードやアプリで通信プランを書き込むだけで使えるようになります。
旅行者向けのベトナムeSIMは、データ通信専用のものが一般的です。
普段の日本のSIMはそのまま残せるので、日本の電話番号を手放さずに、データ通信だけをベトナム用に切り替えられます。
eSIMの基本をおさらいしたい方は、はじめてのeSIM:3分で仕組み・できること・始め方もあわせてご覧ください。
ベトナムで使える4つの通信手段を比較
4つの通信手段の特徴を、ベトナム旅行で気になるポイントで比べました。
判断基準は「到着後すぐ使えるか」「手間」「料金の読みやすさ」の3つです。
| 通信手段 | 到着後すぐ使える | 手間 | 料金の読みやすさ | 向いている人 |
|---|---|---|---|---|
| eSIM | ◎ 日本で設定済みならすぐ | ◎ 受け取り・返却なし | ◎ 前払いで総額が確定 | 1人〜少人数の短期旅行 |
| 現地SIM | △ 空港カウンターで購入後 | △ 購入・差し替え・設定が必要 | ○ 割安なことが多い | 長期滞在・現地番号が欲しい人 |
| 海外ローミング | ◎ 設定をオンにするだけ | ◎ ほぼ不要 | △ 使い方次第で割高に | 1〜2日のごく短い滞在 |
| レンタルWiFi | ○ 空港で受け取れば使える | △ 受け取り・返却・充電あり | ○ 日額制でわかりやすい | 家族・グループでシェアしたい人 |
現地SIMは、ノイバイ空港(ハノイ)やタンソンニャット空港(ホーチミン)などのカウンターで購入できます。
ただし、到着ロビーで並ぶ時間や、店員とのやり取りが発生する点は覚えておきましょう。
家族・グループで1回線をシェアする場合の考え方は、家族・グループ海外旅行の通信術で詳しく解説しています。
ベトナム旅行でeSIMが向いている人・向いていない人は?
eSIMは便利ですが、誰にでもベストとは限りません。
「自分のスマホがeSIM対応か」「何人で使うか」が、向き不向きを分ける大きな判断基準です。
- 空港に着いてすぐGrabや地図を使いたい
- 1人旅・カップルなど少人数の旅行
- 3日〜2週間ほどの短期〜中期滞在
- ルーターの持ち歩きや返却の手間を避けたい
- 日本の電話番号はそのまま残しておきたい
- スマホがeSIM非対応、またはSIMロックが残っている
- 家族全員を1台の回線でまかないたい
- 現地の電話番号での通話が必須
- 数か月以上の長期滞在で、最安を最優先したい
自分のスマホがeSIMに対応しているか不安な方は、自分のスマホはeSIM対応?対応端末の調べ方と確認チェックリストで事前に確認しておくと安心です。
向いている人に当てはまったら、次は「ベトナムのどこで、どれくらいつながるのか」を見ていきましょう。
ベトナムの通信事情は?ハノイ・ホーチミン・ダナン別のつながりやすさ
ベトナムの通信環境は、ハノイ・ホーチミン・ダナンといった主要都市の市街地では安定しやすいのが一般的な傾向です。
旧市街の散策、カフェ巡り、Grabでの移動といった観光の基本的な使い方なら、大きく困る場面は少ないでしょう。
一方で、ハロン湾の沖合やサパの山道、メコンデルタの水路など、自然の中や郊外に出ると電波が弱くなる区間があります。
つまり、ベトナムでの通信の満足度は「どの都市に行くか」よりも、「都市部だけか、郊外まで足をのばすか」で変わります。
また、ベトナムでは2024年から5Gの商用サービスも始まっており、都市部を中心に通信インフラの整備が進んでいます。
ここでは、主要キャリアの基本と、3都市それぞれの通信事情を整理します。
なお、以下はあくまで一般的な傾向で、実際のつながりやすさは利用するeSIMの回線・時間帯・場所によって異なります。
ベトナムの主要キャリアと5Gの状況は?
ベトナムの主要キャリアはViettel・VinaPhone・MobiFoneの3社で、2024年10月にViettelが5Gの商用サービスを開始しました。
ベトナムでは、国内最大手のViettel(ベトテル)、VNPTグループのVinaPhone(ビナフォン)、そしてMobiFone(モビフォン)の3社が主要キャリアです。
旅行者向けeSIMの多くは、このいずれかの回線を利用しています。
5Gについては、2024年4月にViettelとVNPTが5Gの事業許可を取得し、Viettelは同年10月15日から商用サービスを開始しています(出典:ベトナム政府ポータル「Viettel to deploy commercial 5G service from October 15」)。
ただし、5Gが使えるのは主に都市部で、旅行者向けeSIMが5Gに対応しているかはプランによって異なります。
観光用途であれば、4G(LTE)でも地図・Grab・SNSは十分快適に使えるケースがほとんどです。
| Viettel | 国内最大手。2024年10月に5Gの商用サービスを開始 |
| VinaPhone | 国営通信グループVNPT傘下。2024年に5Gの事業許可を取得 |
| MobiFone | 大手3社の一角。旅行者向けeSIMの回線として使われることもある |
ハノイ周辺(旧市街・ハロン湾・サパ)の通信事情
ハノイの旧市街やホアンキエム湖周辺は、観光客が多く通信が安定しやすいエリアです。
地図を見ながらの街歩きや、Grabでの移動も問題なくこなせるでしょう。
注意したいのは、ハノイから足をのばす郊外です。
ハロン湾クルーズでは、島に近い場所はつながりやすい一方、沖合に出ると電波が弱くなることがあります。
山岳地帯のサパへ向かう道中も、場所によって通信が途切れやすくなります。
郊外ツアーに参加するなら、出発前に地図をオフライン保存しておくと安心です。
ホーチミン周辺(市街地・メコンデルタ)の通信事情
ホーチミンはベトナム最大の経済都市で、1区のベンタイン市場周辺など中心部は通信が安定しやすい傾向です。
人が多く集まるエリアでも、観光の一般的な使い方なら困ることは少ないでしょう。
人気の日帰りツアー先であるメコンデルタは、川や水路をボートで移動するエリアです。
水上や農村部では、場所によってつながりやすさに差が出ることがあります。
ツアー中に連絡を取り合う予定があるなら、集合場所や時間をスクリーンショットで残しておくなど、通信が途切れても困らない準備をしておきましょう。
ダナン・ホイアン・フエ(中部)の通信事情
ベトナム中部のリゾート都市ダナンは、市街地やミーケービーチ周辺など観光エリアでは通信が安定しやすい傾向です。
ダナンから車で移動するホイアン旧市街や古都フエも、観光の中心部であれば大きく困ることは少ないでしょう。
一方、山の上にあるテーマパークのバーナーヒルズや、ダナン〜フエ間の峠道などでは、場所によって電波が弱くなる可能性があります。
中部は都市間の移動距離が長めなので、移動中の動画視聴は控えめにして、容量を温存しておくのがおすすめです。
3都市のつながりやすさ早見表
| エリア | 市街地・観光中心部 | 郊外・自然エリア | ひとこと |
|---|---|---|---|
| ハノイ周辺 | 安定しやすい | ハロン湾の沖合・サパの山道は要注意 | 郊外ツアー前にオフライン地図を |
| ホーチミン周辺 | 安定しやすい | メコンデルタの水上・農村部は差あり | 集合情報はスクショで保存 |
| ダナン・中部 | 安定しやすい | バーナーヒルズや峠道は変動あり | 移動距離が長めなので容量を温存 |
※上記は一般的な傾向をまとめたもので、実際の通信状況は利用する回線・時間帯・天候などにより異なります。
どの都市でも、市街地の観光が中心なら通信面で大きな心配はいりません。
大切なのは、郊外に出る日を見越して容量と準備を整えておくことです。
次は、その容量を「何GB用意すればいいか」を具体的に見ていきます。
ベトナム旅行は何GB必要?都市別・日数別の容量目安
ベトナム旅行で必要なeSIMの容量は、地図・Grab・SNS中心の使い方なら1日0.5〜1GBが目安です。
日数でみると、2泊3日で1.5〜3GB、4泊5日で3〜5GB、1週間で5〜7GB程度。
動画視聴やビデオ通話、テザリングをよく使う人は、この1.5〜2倍を見込んでおきましょう。
ベトナムはGrabでの移動が多く、地図アプリを開く時間も長くなりがちですが、地図や配車アプリ自体は思ったほど容量を使いません。
容量を大きく左右するのは、移動中やホテルでの動画視聴です。
また、ハロン湾やメコンデルタなど郊外ツアーが入る旅程では、念のため余裕を持たせておくと安心です。
ここでは用途別の消費量、日数別・旅程別の目安、無制限プランが必要な人を順に解説します。
ベトナム旅行でよく使うアプリのデータ消費量は?
ベトナム旅行でよく使う地図やGrabは消費が少なく、容量を大きく使うのは動画視聴とビデオ通話です。
まずは、ベトナム旅行で使う場面の多いアプリごとに、データ消費量の目安を確認しましょう。
自分が1日にどのアプリを何時間使うかをイメージすると、必要な容量が見えてきます。
| 用途 | データ消費量の目安 | ベトナムでの使用シーン |
|---|---|---|
| LINE・メッセージ(テキスト) | 1日数MB〜数十MB程度 | 同行者・家族との連絡 |
| Grab(配車・フード) | 1回あたり数MB程度 | 空港からホテル、観光地間の移動 |
| 地図アプリ(Googleマップ) | 1時間あたり数十MB程度 | 旧市街の散策、お店探し |
| 翻訳アプリ | 1回あたり数十KB〜数MB程度 | メニューの読み取り、値段交渉 |
| SNS(画像中心の閲覧・投稿) | 1時間あたり100〜300MB程度 | カフェやグルメ写真の投稿 |
| 動画視聴(標準画質) | 1時間あたり約0.3〜0.7GB | 移動中・ホテルでの動画 |
| ビデオ通話 | 1時間あたり約0.5〜1.5GB | 日本の家族との通話 |
※消費量はアプリの設定・画質・通信環境によって変わる一般的な目安です。
表のとおり、Grab・地図・翻訳・LINEだけなら、1日あたり数百MBに収まることが多いです。
一方、動画を1日1〜2時間見ると、それだけで1GB前後を使うこともあります。
日数別の必要容量早見表(3日・5日・7日・10日)
1日の使い方を「ライト」「標準」「ヘビー」の3タイプに分けて、日数別の目安をまとめました。
迷ったら、自分のタイプの目安より1つ上の容量を選ぶのが失敗しないコツです。
| 滞在日数 | ライト(0.5GB/日) 地図・Grab・LINE中心 |
標準(1GB/日) SNS投稿もする |
ヘビー(1.5〜2GB/日) 動画・ビデオ通話も |
|---|---|---|---|
| 2泊3日 | 約1.5GB | 約3GB | 約4.5〜6GB |
| 3泊4日 | 約2GB | 約4GB | 約6〜8GB |
| 4泊5日 | 約2.5〜3GB | 約5GB | 約7.5〜10GB |
| 1週間 | 約3.5〜5GB | 約7GB | 約10〜14GB |
| 10日間 | 約5〜7GB | 約10GB | 約15〜20GB(無制限も検討) |
ホテルやカフェのWiFiを併用すれば、モバイルデータの消費はさらに抑えられます。
ほかの国の目安とも比べたい方は、海外eSIMの容量早見表|国・日数別に必要なGBが分かるも参考にしてください。
旅程別のおすすめ容量は?
同じ日数でも、郊外ツアーの有無や都市間移動の多さで必要な容量は変わります。
代表的な4つの旅程で、標準的な使い方の場合の目安を整理しました。
| ハノイ+ハロン湾(4泊5日) | 5GB前後。クルーズ中は電波が弱まるため、動画はホテルのWiFiで |
| ホーチミン+メコンデルタ(3泊4日) | 3〜5GB。市街地はGrab移動が多いが、消費は少なめ |
| ダナン+ホイアン(4泊5日) | 5GB前後。ビーチやカフェでSNS投稿が増えやすい |
| 南北縦断(1週間〜10日) | 10GB以上。移動中の利用が増えるため大容量か無制限が安心 |
無制限プランが必要なのはどんな人?
1日あたり2GB以上を使いそうな人は、無制限プランを検討する価値があります。
容量の残りを気にせず使えるため、旅先で節約に気をつかう必要がありません。
- ✓移動中やホテルで動画をよく見る
- ✓日本の家族や職場とビデオ通話をする予定がある
- ✓SNSにリール・ショート動画を投稿したい
- ✓南北縦断など、1週間以上の長めの旅行
ただし、無制限プランでも、短期間に極端に大量の通信をすると速度が調整される場合があります。
購入前に、プランの利用条件を確認しておきましょう。
逆に、地図とGrab中心の人なら、容量プランを選んで足りなくなったら追加する、という使い方のほうがムダがありません。
X GLOBAL SIMがおすすめ!
X GLOBAL SIMは、200以上の国と地域で使えるデータ通信専用の海外eSIMサービスです。容量と有効期間の異なるプランから、旅程に合うものをオンラインで選べます。旅行中に容量が足りなくなっても、アプリから追加のデータを購入できるので安心。現地の大手キャリア回線を利用するため、地図アプリやGrabも安定して使えます。
失敗しないベトナムeSIMの選び方|5つのチェックポイント
ベトナムeSIMは、「①スマホがeSIM対応か」「②現地の大手キャリア回線か」「③容量と有効期間が旅程に合うか」「④電話番号が必要か」「⑤旅行中に追加購入できるか」の5点で選ぶと失敗しにくくなります。
とくに①の端末対応は、満たしていないとそもそも使えないため、最初に確認すべき項目です。
次に大事なのが③の容量と期間で、ここが合っていないと旅の後半で通信が止まってしまいます。
また、ベトナムならではのポイントが④です。
Grabの登録などで「電話番号付きのeSIMが必要なのでは?」と迷う方が多いですが、日本のSIMを残しておけば多くの場合は対応できます。
安さだけで選ぶと、現地でつながりにくい・追加できないといったトラブルにつながりかねません。
ここでは5つのチェックポイントを、それぞれの判断基準とあわせて解説します。
- ✓① スマホがeSIM対応・SIMロック解除済みか
- ✓② 現地の大手キャリア回線を使っているか
- ✓③ 容量と有効期間が旅程に合っているか
- ✓④ 電話番号付きが本当に必要か
- ✓⑤ 旅行中に容量を追加購入できるか
① スマホがeSIM対応・SIMロック解除済みか
ベトナムeSIMを使うには、スマホがeSIMに対応し、SIMロックが解除されている必要があります。
iPhoneはXS・XR(2018年発売)以降の多くの機種がeSIMに対応しています。
Androidは機種によって異なるため、設定画面に「eSIMを追加」などの項目があるかを確認しましょう。
あわせて確認したいのがSIMロックです。
2021年10月以降に発売されたスマートフォンは、原則としてSIMロックが設定されていません(出典:総務省「携帯電話ポータルサイト」)。
それ以前に購入した端末を使う場合は、出発前にSIMロックが解除されているかを確認しておくと安心です。
② 現地の大手キャリア回線を使っているか
eSIMの通信品質は、どの現地キャリアの回線を使っているかで大きく変わります。
判断基準は、Viettel・VinaPhone・MobiFoneといったベトナムの大手キャリア回線を利用しているかどうかです。
大手キャリアの回線なら、都市部はもちろん、主要な観光地まで広くカバーされています。
商品ページに利用回線の記載があれば、購入前にチェックしておきましょう。
③ 容量と有効期間が旅程に合っているか
容量は、前章の早見表をもとに「滞在日数×1日の使い方」で見積もります。
そのうえで見落としやすいのが、有効期間が滞在日数をカバーしているかという点です。
たとえば4泊5日の旅行なら、有効期間7日のプランでカバーできます。
一方、10日間の旅行に7日間のプランを選ぶと、旅の後半で使えなくなってしまいます。
容量と期間の両方に少し余裕がある組み合わせを選ぶのが基本です。
④ 電話番号付きは必要?Grabの登録と認証SMSの考え方
Grabの登録やSMS認証は、日本のSIMを残したまま使うデュアルSIM運用で対応できるケースがほとんどです。
「ベトナム eSIM 電話番号付き」と調べる方の多くは、Grabの登録やSMS認証を心配しています。
ですが、旅行者向けeSIMの多くはデータ専用で、新しい電話番号は付きません。
おすすめは、出発前に日本でGrabアプリをダウンロードし、日本の電話番号でアカウント登録とSMS認証を済ませておくことです。
現地では、データ通信だけをベトナムeSIMに切り替えればGrabを使えます。
日本のSIMとeSIMを1台で使い分ける方法は、デュアルSIM活用術で詳しく解説しています。
⑤ 旅行中に容量を追加購入できるか
旅行中は、思ったより動画を見たり写真を投稿したりして、容量が足りなくなることがあります。
そんなときにアプリやWebから容量を追加購入できるかは、安心して使うための大事な判断基準です。
追加購入ができれば、最初は少なめの容量を選び、足りなければ足すという使い方もできます。
必要以上に大容量を買わずに済むので、結果的にムダを抑えられるのもメリットです。
支払い方法や購入タイミングについては、海外eSIMの購入・支払い方法完全ガイドもあわせてご覧ください。
X GLOBAL SIMがおすすめ!
X GLOBAL SIMは、ベトナムを含む200以上の国と地域で使えるデータ通信専用の海外eSIMサービスです。購入から設定までオンラインで完結し、WiFiルーターの受け取り・返却は不要。現地の大手キャリア回線を利用するため、ハノイ・ホーチミン・ダナンの街歩きでも地図アプリやGrabを安心して使えます。容量が足りなくなったら、アプリから追加のデータを購入して使い続けることも可能です。
まずは公式サイトで、ベトナムの料金プランを確認してみてください。
ベトナムeSIMの設定手順と、つながらない時の対処法
ベトナムeSIMの設定は、「出発前に日本でeSIMをインストール」→「ベトナムの空港に着いたら回線を切り替えてデータローミングをオン」の2段階で完了します。
ポイントは、QRコードの読み取りまでを日本のWiFi環境で済ませておくことです。
現地の空港WiFiは混雑していたり、接続に手間がかかったりすることがあり、そこで設定しようとするとつまずきやすくなります。
日本で準備しておけば、現地でやることは数回のタップだけです。
また、到着直後につながらない場合も、原因の多くは「データローミングがオフ」「回線が選ばれていない」といった設定の問題で、機内モードのオン・オフや再起動で解決することがほとんどです。
ここでは、出発前の準備、空港到着後の操作、つながらない時の対処、最終チェックリストを順に解説します。
出発前に日本でやること
ベトナムeSIMは、出発前に日本のWiFi環境でQRコードを読み取り、インストールまで済ませておくのが基本です。
出発前の準備は4ステップです。
出発の数日前〜前日までに済ませておくと、当日あわてずに済みます。
1
設定画面にeSIMを追加する項目があるか、SIMロックが解除されているかを確認します。
2
滞在日数と使い方に合わせて、容量と有効期間を選んでオンラインで購入します。
3
届いたQRコードを読み取るか、アプリの案内に沿ってeSIMを追加します。インストールにはネット接続が必要です。
4
Grabの登録とSMS認証、地図のオフライン保存、翻訳アプリの言語データのダウンロードを済ませておきます。
インストール後、プランの利用開始のタイミングは商品によって異なります。
「インストールした時点で期間がスタートする」タイプもあるため、購入時に開始条件を確認しておきましょう。
iPhone・Androidの詳しい操作は、iPhoneでeSIMを最短開通とAndroidでeSIMを使いこなすで解説しています。
ベトナムの空港に着いたらやること
ノイバイ空港(ハノイ)、タンソンニャット空港(ホーチミン)、ダナン空港のいずれでも、到着後の操作は同じです。
機内モードを解除したら、次の3つを設定するだけで通信が始まります。
| 設定項目 | ベトナムeSIM側 | 日本のSIM側 |
|---|---|---|
| 回線のオン/オフ | オン | オンのまま(電話・SMSの受信用) |
| モバイルデータ通信に使う回線 | こちらを選ぶ | 選ばない |
| データローミング | オン | オフ(高額請求を防ぐ) |
とくに大切なのが、日本のSIM側のデータローミングをオフにしておくことです。
オンのままだと、意図せず日本のキャリアの海外ローミングで通信してしまい、高額な請求につながるおそれがあります。
つながらない時はどうする?
空港に着いても通信できない場合は、次の順番で確認してみてください。
上から順に試すと、多くのケースは数分で解決します。
- ✕つながらないからといって、設定画面からeSIMを削除する(再インストールできない場合がある)
- ✕日本のSIM側のデータローミングをオンにして代用する(高額請求のおそれ)
より詳しい原因の切り分けは、海外eSIMが繋がらない時の対処法【国・機種別】で解説しています。
出発前の最終チェックリスト
最後に、出発前に確認しておきたい項目をまとめました。
すべてにチェックが付けば、ベトナムに着いた瞬間からネットが使える状態です。
- ✓スマホがeSIM対応・SIMロック解除済みである
- ✓滞在日数をカバーする容量・有効期間のプランを購入した
- ✓日本のWiFi環境でeSIMをインストールした
- ✓Grabの登録・SMS認証を日本で済ませた
- ✓郊外ツアーに備えて地図をオフライン保存した
- ✓現地で設定する場所(回線選択・データローミング)を確認した
- ✓外務省「たびレジ」に登録した
外務省の海外旅行登録「たびレジ」に登録しておくと、滞在先の安全情報や緊急時の連絡をメールで受け取れます(出典:外務省 海外旅行登録「たびレジ」)。
通信の準備とあわせて、出発前に済ませておきましょう。
ベトナムeSIMに関するよくある質問
-
Aはい、LINE・Googleマップ・Gmailなど日本で普段使うアプリの多くは、ベトナムでも一般的にVPNなしで利用できます。中国本土のような大規模なネット規制とは状況が異なります。ただし郊外では電波が弱くなる場所もあるため、ハロン湾やサパなどへ行く場合は、出発の1〜2日前までに地図をオフライン保存しておくと安心です。
-
A多くの旅行者はデータ専用eSIMで十分です。Grabの登録やSMS認証は、出発前に日本の電話番号で済ませておけば、現地ではデータ通信だけで利用できます。現地の電話番号が必要になるのは、数か月以上の長期滞在や、現地の店舗・ホテルと電話でやり取りする場合などに限られます。
-
A地図・Grab・LINE中心なら約2GB、SNSへの写真投稿もするなら約4GB、動画やビデオ通話もよく使うなら6〜8GBが目安です。迷ったら目安より1つ上の容量を選ぶか、旅行中に追加購入できるプランを選んでおくと安心です。
-
A1〜2週間程度の旅行なら、日本で準備が完結し、到着後すぐに使えるeSIMが便利です。空港で現地SIMを買う場合は、カウンターで並ぶ時間や、SIMの差し替え・設定の手間がかかります。数か月以上の長期滞在で現地番号も欲しい場合は、現地SIMも選択肢になります。
-
Aベトナムでは2024年10月にViettelが5Gの商用サービスを開始し、都市部を中心に整備が進んでいます。ただし、旅行者向けeSIMで5Gが使えるかはプランや端末によって異なります。地図・Grab・SNSといった観光の使い方なら、4G(LTE)でも十分快適に使えるケースがほとんどです。
-
A出発の3〜7日前に購入し、日本のWiFi環境でインストールまで済ませておくのがおすすめです。商品によってはインストールした時点で有効期間が始まるため、購入時に利用開始の条件を確認しておきましょう。現地では回線の切り替えとデータローミングをオンにするだけで使い始められます。
まとめ|ベトナムeSIMは「旅程×容量」で選べば失敗しない
ベトナム旅行のeSIMは、日本で準備を済ませておけば、空港に着いた瞬間からGrabも地図も使える便利な通信手段です。
ハノイ・ホーチミン・ダナンの市街地は通信が安定しやすく、郊外ツアーの日だけ少し備えておけば大きく困ることはありません。
- ✓少人数の短期旅行なら、到着後すぐ使えるeSIMがバランス◎
- ✓3都市の市街地は安定しやすく、ハロン湾の沖合・サパ・メコンデルタは要準備
- ✓容量の目安は1日0.5〜1GB、4泊5日で3〜5GB。動画が多い人は1.5〜2倍
- ✓Grabの登録は日本で済ませれば、データ専用eSIMで十分
- ✓インストールは日本で。現地では回線切り替えとデータローミングをオンにするだけ
行き先と日数、そして自分の使い方を当てはめれば、選ぶべきプランは自然と決まります。
この記事のチェックリストを見返して通信の準備を整え、ベトナム旅行を思いきり楽しんでください。
X GLOBAL SIMがおすすめ!
X GLOBAL SIMは、ベトナムを含む200以上の国と地域で使えるデータ通信専用の海外eSIMサービスです。購入から設定までオンラインで完結し、WiFiルーターの受け取りや返却は不要。日本にいるうちにインストールしておけば、ハノイ・ホーチミン・ダナンの空港に着いてすぐネットが使えます。現地の大手キャリア回線を利用するため、Grabや地図アプリも安定して使え、容量が足りなくなってもアプリから追加購入が可能です。
まずは公式サイトで、ベトナムの料金プランを確認してみてください。
Webマーケティング歴11年。SEO・コンテンツ戦略・広告運用を軸に、累計200社以上の集客改善を支援。自社でもメディア運営やWiFi関連事業を立ち上げ、光回線事業では部長として事業推進を担った経験を持つ。通信ジャンルを現場の最前線で見てきた実務家として、WiFi・SIM・光回線に関する情報を監修している。