携帯料金を見直す人が急増している中で、最近では認知度、ユーザーともに増えてきた格安SIM。
この格安SIMのサービスの一つであるX-mobile(エックスモバイル)の「シン・プラン」は、大手キャリアから初めて格安SIMへ乗り換える「格安SIM初心者」を中心に、人気のサービスです。
人気の秘訣は、幅広い店舗網によるサポート体制と、5分以内のかけ放題が基本料金に含まれるプラン内容であり、大手キャリアよりもプラン料金がかなり抑えられている点もポイントです。
今回はこのX-mobile(エックスモバイル)のSIMカードを、編集部で実際に利用した感想も交えながら、通信速度やおすすめポイントを紹介していきます。
この記事で分かること
- エックスモバイルの「シン・プラン」の概要
- エックスモバイルのSIMを実際の利用してわかった通信速度
- 他社プランと比較したエックスモバイルの強み
エックスモバイル(X-mobile)はどんなサービス?
X-mobile(以降:エックスモバイル)の「シン・プラン」は、エックスモバイル株式会社が提供するドコモ回線の格安SIMサービスです。
エックスモバイル株式会社では格安SIMサービス以外にも、スマホとWiFiルーターが一台になった「スマートWiFi」や、モバイルWiFiルーターの「限界突破WiFi」など、幅広い通信サービスが提供されています。
また格安SIMでは「シン・プラン」をベースに、お得な特典がついてくるコラボサービスも展開しており、独自性の高い格安SIMサービスとして注目を集めています。
▼ X-mobileのコラボプラン
- HORIE MOBILE(堀江 貴文氏):堀江氏の独自コンテンツが無料で楽しめるプラン
- D-Lab SIM(メンタリストのDAIGO氏):月額料金の一部を保護ネコの支援に活用
エックスモバイルはすべてのプランに5分以内かけ放題付き
エックスモバイルの料金プランは、1〜50GBまで幅広いデータ容量を選択できる「シン・プラン」が提供されています。
特に10GBまでは1GB刻みでデータ容量を選択できるようになっており、小容量〜中容量で十分な方には非常におすすめな内容となっています。
一方で、格安SIMでは提供しているところが少ない30GBや50GBといった大容量も選択できることから、自分にあったプラン選びを行いやすいとも言えるでしょう。
また、すべてのデータ容量に「5分以内のかけ放題」が基本料金に含まれているところもエックスモバイルのプランの大きな特徴です。
ちなみに、余ったデータ容量の翌月への繰り越しにも対応しているので、万が一データを使い切れなかったとしても翌月までであれば無駄なく利用することができる点も嬉しいポイントです。
▼ シン・プランの詳細
月間データ量 | 0GB〜50GB |
---|---|
月額料金 | 1,078円〜6,578円 |
使用回線 | ドコモ(4G/5G) |
速度制限時の通信速度 | 最大200kbps ※直近3日間の通信量が366MBを超えた場合にも速度を制限 |
追加データ量 | 550円/GB |
通話料 | 22円/30秒 |
初期費用 | 事務手数料:3,300円 ※口座振替選択時は追加で別途登録料(550円)が発生 |
契約解除料 | 0円 |
契約期間 最低利用期間 |
なし |
支払い方法 |
|
エックスモバイルは幅広いデータ容量から選択可能
データ容量 | 月額料金 |
---|---|
0GB | 1,078円※1 |
1GB | 1,408円 |
2GB | 1,518円 |
3GB | 1,628円 |
4GB | 1,738円 |
5GB | 1,848円 |
6GB | 1,958円 |
7GB | 2,178円 |
8GB | 2,288円 |
9GB | 2,398円 |
10GB | 2,508円 |
15GB | 2,618円 |
20GB | 2,728円 |
30GB | 4,268円 |
50GB | 6,578円 |
※1:データ通信の利用は不可
X-mobileの選択できるデータ容量と月額料金は以下のとおりです。
大手キャリアよりは圧倒的に低価格ですが、一方で他の格安SIMと比べると月額料金がやや高めと紹介されていることが多くあります。
しかし、上記の料金には「5分以内のかけ放題」が含まれており、他社の格安SIMと同じプラン内容に揃えると、基本料に+550〜770円前後が追加でかかるので、かけ放題込みの他社の格安SIMと比較すると同等もしくはデータ容量次第では割安な料金を実現しています。
オプションサービスも充実!
エックスモバイルは、オプションサービスも充実しています。
かけ放題・通話オプション
エックスモバイルの通話オプションは以下のとおりです。
「5分以内かけ放題」は基本料に含まれていますが、通話頻度に応じて「10分以内かけ放題」「24時間かけ放題」も選択できます。
通話頻度や利用状況に応じて必要な通話オプションを選んでみてください。
かけ放題 | かけたい放題ライト:10分以内かけ放題 | +550円/月 |
---|---|---|
かけたい放題:24時間かけ放題 | +1,650円/月 | |
キャッチホン | +330円/月 | |
留守番電話 | +440円/月 |
かけ放題以外のオプションサービス
X-mobileの端末補償オプションは以下のとおりです。
端末補償は、X-mobileでSIMカードとのセット申し込みをした場合、X-mobileを持ち込み端末で利用する場合とそれぞれ用意されています。
端末補償オプション | |
---|---|
X-mobile 端末補償 | +770円/月 |
X-mobile 持込み補償 | +770円/月 |
その他オプション | |
i-フィルター for マルチデバイス | +396円/月 |
X-mobile 端末補償:月額770円
「X-mobile 端末補償」は、セット購入をした端末向けの補償オプションで、水没を含む故障や破損時に、修理費用の上限の範囲内で店舗で修理を行ってもらえる補償サービスです。
修理費用の上限は、購入時の端末価格・修理受付の利用回数に応じて変動しています。
▼端末補償利用時の修理費用上限
購入時の端末価格が10万円未満 | 1回目:11,000円 |
---|---|
2回目:16,500円 | |
購入時の端末価格が10万円以上 | 1回目:13,200円 |
2回目:19,800円 |
X-mobile 持ち込み補償:月額770円
「X-mobile 持ち込み補償」は、主にX-mobileを回線のみ(SIMカードのみ)で申し込んだ方向けの補償サービスです。
格安SIMの中には持ち込み端末の利用は自己責任で、補償を選択できないことも多いですが、エックスモバイルでは選択可能です。
iPhoneの場合は最寄りの店舗で即日修理、Android端末では上限1万円で44,000円相当のリフレッシュ端末へ交換を行ってもらえます。
i-フィルター for マルチデバイス:月額396円
「i-フィルター for マルチデバイス」は、未成年や子供がスマホを利用する場合のフィルタリングサービスです。
有害情報や犯罪被害のリスクのあるサイトへのアクセスを遮断するだけでなく、ウイルス対策機能も搭載されています。
エックスモバイルの通信速度と通信エリア
エックスモバイルの通信エリアと通信速度についても見ていきましょう。
なお、今回はエックスモバイルのSIMカードを実際に利用して時間帯別の通信速度も計測してまとめたので、「格安SIMの通信速度ってどうなの?」と感じている方は、ぜひ参考にしてみてください。
エックスモバイルの通信エリア
先述したように、エックスモバイルでは、ドコモの回線を利用したサービスです。
ドコモの回線は、auやソフトバンク楽天回線と比較をしても基地局数が多いため、回線速度だけでなく、山間部や地方など場所を問わず安定した通信を行えます。
また、エックスモバイルはドコモの5G通信にも対応しているため、対応機種であれば高速通信も利用可能です。
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参照元:令和5年度 携帯電話及び全国BWAに係る電波の利用状況調査の調査結果の概要について
エックスモバイルの通信速度を実際に計測して検証してみた
今回はエックスモバイルのSIMカードを利用し、実際にX-mobie編集部で時間帯別に通信速度を計測してみました。
今回計測した条件は以下のとおりです。
▼ 測定条件
計測日 | 2024年1月某日 |
---|---|
計測場所 | 東京都内 |
計測端末 | 4G対応のAndroidスマートフォン |
計測方法 | 各時間帯にて3回ずつ連続で計測 |
計測結果の詳細
※横にスクロールできます。
1回目 | 2回目 | 3回目 | 平均 | ||
---|---|---|---|---|---|
朝(9時頃) | 下り | 16.6Mbps | 24.2Mbps | 21.3Mbps | 20.7Mbps |
上り | 3.78Mbps | 5.47Mbps | 6.73Mbps | 5.32Mbps | |
昼(12時頃) | 下り | 28.2Mbps | 31.5Mbps | 19.2Mbps | 26.3Mbps |
上り | 3.4Mbps | 5.28Mbps | 5.14Mbps | 4.6Mbps | |
夕方(18時頃) | 下り | 6.59Mbps | 9.26Mbps | 10.58Mbps | 8.8Mbps |
上り | 3.91Mbps | 2.22Mbps | 3.54Mbps | 3.23Mbps | |
夜(21時頃) | 下り | 18.9Mbps | 25.4Mbps | 25.9Mbps | 23.4Mbps |
上り | 6.26Mbps | 4.75Mbps | 4.37Mbps | 5.12Mbps |
太字:各時間帯での最高通信速度
※2024年1月計測時点での通信速度
今回計測した結果では、夕方の時間帯を除き概ね20Mbps前後の通信速度を記録していました。
一方で帰宅ラッシュの時間帯と重なる18時頃の速度については、平均8.8Mbpsとかなり低めの結果となりました。
これは、格安SIMは大手キャリアの回線の一部を借りているという性質上、利用者が集中しやすい時間帯は通信速度が遅くなることが多くあるのが原因と考えられます。
ただし動画やSNSの視聴やWebサイトでの検索といった日常用途での利用であれば、10Mbps程度が出ていればある程度は問題なく利用できるとされています。
動画がスムーズに再生できるか検証してみた
エックスモバイルの通信速度の検証結果について見てきましたが、ここでは実際によく利用される用途での使用感を実際に利用してまとめてみました。
YouTube視聴 | 途中で読み込みで止まることなく快適 |
---|---|
Webの閲覧 | アニメーションが画像が多いページでもほぼ遅延なく表示 |
Instagram(SNS)の閲覧 | スクロールするとたまに読み込み中のことがあったがほぼストレスフリー |
軽いゲーム | 読み込みに時間がかかった印象はなし |
このように、普段は同じドコモ回線のahamoを利用している編集部ユーザーが使ってみても、使用感の面では問題なく利用できました。
エックスモバイルの5つのおすすめポイント
ここまででエックスモバイルの概要や通信品質について見てきましたが、エックスモバイルのおすすめポイントは他にもいくつかあります。
エックスモバイルのおすすめポイント |
---|
|
安定性に定評があるドコモ回線を使用している
ほぼすべての格安SIMは、大手3キャリアのいずれかの回線の一部を間借りすることで、通信サービスが提供されています。
エックスモバイルについてもドコモ回線を使用しているサービスです。
ドコモ回線は山間部や地下を含む広いエリアをカバーしており、繋がりやすさにも定評があります。
また、エックスモバイルは5Gにも対応しているので、5G対応スマホを利用することで、ドコモの高速通信を利用することも可能です。
小容量〜大容量まで幅広いデータ量に対応
エックスモバイルの「シン・プラン」は、プラン選びの際の選択肢の多さも大きな特徴です。
他社の格安SIMでは、主に小容量〜中容量を中心に3つ前後のデータ容量の選択肢の中から選べるパターンが多いですが、X-mobileでは小容量〜大容量まで15種類のデータ容量から選ぶことができるようになっています。
「選択肢が多いと迷って選べるかが不安」と感じる方もいるかもしれませんが、「シン・プラン」の各プランの違いは毎月使えるデータ容量のみで、それ以外の仕様は共通となっているため、今使ってるスマホのデータ量に合わせて選ぶだけで、毎月お得に利用可能です。
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余ったデータ量は繰り越しに対応
エックスモバイルの「シン・プラン」は、すべてのデータ容量で翌月までのデータ繰り越しに対応しています。
そのため、中容量・大容量プランを申し込んでいて、仮にデータが使い切れなかったとしても、翌月までであれば無駄なく利用することができます。
一方でデータが足りなくなった場合についても、1GBあたり550円で追加購入にも対応しています。ただし、追加購入分はデータ繰り越しに対応していないので注意しましょう。
格安SIMなのに全国の店舗で申し込みが可能
格安SIMを申し込む際のイメージとして「申し込み手続きやサポートは全部オンラインでやらないといけないのは不安」と感じている方も多いかもしれません。
しかし、エックスモバイルでは全国に100店舗以上の店舗で対面申し込みが可能です。また店舗数についても、サブブランドを除いて格安SIMでは最多の店舗数がある点もポイントです。
各店舗では、料金プランの相談やSIMカードの初期設定など、疑問や不安となるポイントも解決することができます。
スマホのセット購入も可能
X-mobileでは、一部Androidスマホとのセット購入にも対応しています。
▼ X-mobileで取り扱いのあるAndroidスマホ
- Xperia 10 Ⅳ:59,785円
- OPPO Reno7 A:43,780円
- OPPO A55s:33,880円
- Xperia 10 Ⅲ Lite:46,800円
この中でおすすめの機種は、他社の格安SIMでも高コスパモデルとして人気の「OPPO Reno7 A」です。
「OPPO Reno7 A」は、AI搭載の高いカメラ性能や、サクサクとした動作を維持できるように自動で最適化してくれる独自機能などを搭載していることから、発売から1年以上経過しても人気のロングセラーモデルなっています。
オンラインの購入では、クレジットカード払いで最大24回分割でも購入できるので、機種の買い替えを検討している方はぜひ検討してみてくだい。
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エックスモバイルの申し込み手順
ここからはエックスモバイルの申し込み方法について解説します。
なお、今回はオンラインで申し込む際の手順を紹介しますが、店舗で申し込みを考えている方も、準備するものや申し込みの流れはほぼ変わらないので、参考にしてみてください。
ちなみにエックスモバイルでは、番号を引き継ぎ(乗り換え)時に必要な「MNP予約番号」を使用する際、有効期限が10日以上である必要があるので注意しましょう。
▼ 申込時に準備するもの・必要な情報
- MNP予約番号(乗り換えの場合)
- 支払い方法に設定するクレジットカード
- 本人確認書類の画像(免許証、マイナンバーカードなど)
▼ エックスモバイルの申し込みの流れ
- 公式サイトから申し込み画面に進む
- プラン選択と契約形態を選択
- 契約者情報・支払い情報を入力する
- 本人確認書類を提出して申し込み完了
- 初期設定を行う
1.公式サイトから申し込み画面に進む
以下のボタンからエックスモバイルの公式サイトにアクセスし、最下部までスクロールすると表示される「オンラインでお申し込みボタン」を押すと、申し込み画面に進みます。
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2.プランと契約形態を選択
まずは最初にプランの選択から行います。
「シン・プラン」と記載があるところのボタンを押すと、次に0〜50GBのデータ容量を選択する画面が出てきます。
なお、次の画面で「電話番号を継続する(MNP)」か「新しい番号を取得する(新規)」が出てくるので、こちらも希望する方を選択してください。
3. 端末の購入有無と支払い方法を選択する
続いて「今利用しているスマホをそのまま利用する(SIMカードのみ申し込む)」もしくは、「スマホをセット購入する」のどちらかを選択します。
それぞれ少しだけ手順が異なるので、自身が該当する方を以下から選択して進んでください。
- スマホをセット購入する
- 今使っているスマホはそのまま利用する
スマホをセットで購入する場合
スマホをセットで購入する場合は、「新しい携帯端末にする」を選択します。
続いて購入する機種と支払回数(一括もしくは最大24回分割)を選択していきます。
2024年2月の更新時点で取り扱いのある端末は「OPPO Reno7 A」のみでした。
その後オプションの選択画面が出てくるので、加入したいオプションにはチェックマークをつけます。
さらに、下に出てくる「利用規約等への同意」の内容を確認し、チェックを入れたら「次へ進む(プラン内容確認)」のボタンを押します。
今使っているスマホをそのまま利用したい場合
今使っているスマホをそのまま利用する予定の方は「今の携帯端末を使う」を選択します。
こちらを選択した場合、端末に差し込むSIMカードのみを申し込む方法となります。
続いて決済方法で「クレジットカード決済」を選択すると、オプションの選択肢の画面が出てきます。
こちらは希望するものがある場合は選択し、いずれも不要な場合はさらに、下にスクロールして表示される「利用規約等への同意」の内容を確認して「次へ進む(プラン内容確認)」のボタンを押します。
次の画面で選択したプランと月額料金を確認し、問題なければ次へ進みます。なお、初期費用の3,300円についてはいずれのプランを選択した場合でも初回のみ発生します。
3. 申し込み情報を入力する
ここからは契約者(利用者)の情報を登録していきます。
契約者の情報を入力する
契約者情報として入力するのは以下の項目です。
なお、この後の手順で行う「本人確認書類」の情報と「契約者の情報」が一致しない場合は、申し込みがキャンセル扱いになるので、誤って利用者の情報などを登録しないように気をつけてください。
- 契約者名
- 住所
- 生年月日
- 性別
- メールアドレス
- ネットワーク暗証番号(契約後の本人確認に使用)
クレジットカード情報の登録
さきほどの端末の購入有無の手順で選択したクレジットカードの決済情報もこちらで入力します。
改めてにはなりますが、オンラインで申し込む場合は「クレジットカード払い」しか選択できないので注意しましょう。
店舗からの申し込みであれば、口座振替・クレジットカードの両方を選択できます。
▼ 申し込み方法別の選択できる支払い方法
オンライン申し込み | 店舗申し込み | |
---|---|---|
クレジットカード | ◯ | ◯ |
口座振替 | ✕ | ◯ |
4. 本人確認書類を提出して申し込み完了
最後に契約者の本人確認を行います。
オンラインでの本人確認方法は、運転免許証などの本人確認書類の画像を撮影してアップロードすることで行うことができます。
また、本人確認書類によって表面のみ、両面共にアップロードが必要かどうかが分かれています。
▼本人確認書類として利用できるもの
- 運転免許証(両面アップロードが必要)
- 日本国パスポート(写真・氏名記載欄/住所記載欄)
- マイナンバーカード(顔写真がある方の表面のみ)
- 健康保険証+補助書類(住民票・公共料金の領収書など)
上記書類をアップロードして最終確認を行うことで申し込み手続きは完了になります。申し込み完了後は、登録したメールアドレス宛に「【エックスモバイル】お申込み完了のお知らせ」というメールが届きます。
申し込み完了後は、SIMカード一式が届くのを待ちましょう。
5. 初期設定を行う
SIMカードが届いたら、以下の手順で初期設定を行います。
▼ 初期設定の手順
- マイページへのログイン
- 利用中のスマホのSIMの差し替え
- APN設定
マイページへのログイン
マイページの「お客様番号」「初期パスワード」についても、登録したメールアドレス宛に送られてくるので、必ず届いているかチェックしておきましょう。
SIMカードの差し替え
SIMカードの差し替え方法などの詳しい手順は、SIMカードと一緒に届くスタートガイドで、写真やイラスト付きで詳しく記載されているので、こちらも参考に行ってみてください。
SIMカードの差し替え
APN設定については、以下でそれぞれ解説します。
なお、AndroidスマホとiPhoneでは設定手順が異なるため、それぞれ分けて解説します。
- Androidスマホでの設定方法
- iPhoneでの設定方法
Androidスマホでの設定方法
- 「設定」アプリから「モバイルネットワーク」の項目をタップする
※機種によっては「ネットワークとインターネット」→「モバイルネットワーク」の手順の場合もあります。 - 「アクセスポイント名」を選択し、「新たにAPNを作成する」をタップする
- 「アクセスポイント名」の必要項目を記載し保存する
アクセスポイント名については、以下の3点が記載できていればそれ以外の項目は入力不要です。
名前 Xmobile(任意) APN vmobile.jp 認証タイプ PAPまたはCHAP - APN一覧の画面で「Xmobile」を選択し、アンテナに「4G」の表示が出るか確認
APN一覧で「Xmobile」を選択してしばらくすると、アンテナ部分に「4G」の表示が出て通信が行える状態になっていれば設定完了です。
iPhoneでの設定方法
iPhoneで初期設定を行う際はWiFiがつながる環境が必要なため、できるだけ自宅など落ち着いて作業が行える場所で行いましょう。
- 「Safari」から「通信の設定」ページを開く
-
リンク先のページの手順④にある「iPhoneプロファイル(iPhone通信設定用)」をタップし、ダウンロードのポップアップが出たらダウンロードを行う。
-
「設定」アプリを開き、ダウンロードしたプロファイルを反映させる
「設定」アプリを開いたら、「一般」→「VPNとデバイス管理」の順でタップすると、前の手順でダウンロードしたプロファイルが表示されます。
-
構成プロファイルが「X mobile」になっているかと「4G/LTE」のいずれかの表示が出ているかを確認
プロファイルのインストールが完了していれば、「VPNとデバイス管理」の項目に下記のような「X mobile」の項目が追加されているはずです。
プロファイルのインストールが完了したら、WiFiをオフにして右上のアンテナ部分に「docomo 4G」の表示が出ていれば、通信が行える状態になっており設定完了です。
エックスモバイルのデメリット
エックスモバイルのプラン概要やおすすめポイントをここまでで紹介してきましたが、他の格安SIMや大手キャリアのサービスと比較した際に注意すべきポイントは以下のとおりです。
エックスモバイルのデメリット |
---|
|
au・ソフトバンクからの乗り換え時はSIMロック解除が必要な場合がある
先述したようにエックスモバイルは、ドコモ回線を利用した格安SIMです。
そのためドコモで購入したスマホやSIMフリースマホであれば問題なく利用できるものの、auやソフトバンクで購入した端末を利用する場合には、SIMロック解除が必要な場合があります。
なおSIMロック解除の手続きは、各キャリアのマイページ(My auなど)からであれば無料で行うことが可能です。
今利用している端末がSIMロック解除ができているかどうか不安な方は、以下の方法で確認してみてください。
iPhone |
---|
[設定]>[一般]>[情報]の順に進み、「SIMロック」の欄に「SIMロックなし」と表示されていれば、SIMロック解除済み。 ※上記の方法で確認するにはiOS14.4以降へのアップデートが必要。 |
Android |
---|
[設定]>[端末情報]>[SIMカードの状態]の順に進み、ステータスを確認。 <ステータスの表示> ※上記の方法で確認するにはiOS14.4以降へのアップデートが必要。 |
参照元:SIMロック解除ができているかどうか確認したい | サポート | au
速度制限時は最大200kbpsへ制限される
エックスモバイルでは、3GBもしくは20GBの契約しているデータ量を超過すると、当月末日まで最大200kbpsへ速度が制限されます。
最大200kbpsでは、LINEの送受信やWebの閲覧は行えるものの、YouTubeでの動画の閲覧といったデータを多く消費する用途での利用は難しくなります。
▼ 速度制限(200kbps)でも利用できる用途
- LINEのメッセージの送受信
- 通話
- インターネット検索 など
▼ 速度制限(200kbps)では利用が難しい用途
- 動画視聴
- 画像やアニメーションが多いサイトの閲覧
- 地図の閲覧 など
ただし、エックスモバイルでは速度制限後でも、1GBあたり550円で追加のデータ量を購入することで、再び高速データ通信を利用するといった使い方も可能です。
またWiFiに接続できる環境では、速度制限の影響を受けないので、こういった環境も合わせて活用してみるといいでしょう。
データシェアやセット割は未提供
「シン・プラン」では、小容量〜大容量まで幅広いプランを選択できるので、一部の格安SIMのように複数回線でのデータ容量のシェアを考えている方もいるでしょう。
しかし、X-mobileでは複数回線のデータシェアには対応していません。
そのため、例えばスマホとタブレットなどで使う前提で、大容量のデータプランを契約しても、基本的には1回線で利用することになります。
ただしテザリングの利用料は無料なので、どうしてもデータをシェアして使いたいという方はこちらを活用してみると良いでしょう。
また、X-mobileは「限界突破WiFi」などのWiFi系のサービスも展開していますが、これらのサービスとのセット割も無い点は注意しておきましょう。
eSIMには非対応
エックスモバイルでは、近年急速に普及している「eSIM」には非対応となっています。
「eSIM」とは、対応するスマホの本体に内蔵されているSIMの情報に、契約者の情報を書き込むことで、物理的なSIMカードを入れなくても通信が利用できるようになったSIMの規格です。
「eSIM」に対応したサービスでは、乗り換え時にSIMカードの差し替えが不要になるほか、申し込み後に即日利用を開始できるなどのメリットがあります。
エックスモバイルはこの「eSIM」には非対応なので、これらのメリットを受けることはできませんが、一方で店舗で申し込みをすることで、SIMカードの差し替えを含めたサポートや即日開通も実現ができるので、ぜひこちらも合わせて活用してみてはいかがでしょうか?
>>エックスモバイルの店舗検索はこちら
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エックスモバイルの申し込み時に気になる質問
最後にエックスモバイルへ申し込むにあたって気になるポイントやよくある質問についてまとめました。
- 今使っている電話番号はそのまま使える?
- 初期費用や違約金はどれくらいかかる?
- 選択可能な支払い方法は?
- 5G通信は使える?
今使っている電話番号はそのまま使える?
A. 電話番号を変えずに乗り換えは可能です。
現在契約中の携帯電話会社で「MNP予約番号」を取得してから、エックスモバイルへの申し込みに進み、「電話番号そのままの方を選択して申し込みを進めてください。
なお、「MNP予約番号」は有効期限が10日以上残っている必要があるので、手続きの直前の取得をおすすめします。
詳しい申し込み手順はこちら
初期費用や違約金はどれくらいかかる?
A. 初期費用は事務手数料の3,300円のみ、解約時の違約金は発生しません。
エックスモバイルを申し込む際には、最初の請求時のみ事務手数料の3,300円が発生します。
また、支払い方法に口座振替を選択した場合には別途月額550円の登録料もかかります。
解約時については、どのタイミングで解約を行っても違約金は発生しませんが、解約月の月額料金は満額発生するので認識しておきましょう。
そのため解約手続きを行う場合は、毎月下旬〜月末に手続きを行うのがおすすめです。
選択可能な支払い方法は?
A. 口座振替もしくはクレジットカードから選択可能です。
なお、口座振替での支払いを選択した場合には、毎月の月額料金とは別に口座振替手数料(月額330円)が発生する点には注意しましょう。
5G通信は使える?
A. 5G通信は利用可能です。
利用する際にはマイページ内の「データご利用状況」から「5G通信」をONに変更するようにしましょう。
【まとめ】実際に利用してみた感想
今回は、エックスモバイルのサービスやプラン内容について、実際に検証した内容も交えながら紹介しました。
エックスモバイルで提供中の「シン・プラン」では、15種類のデータ容量から選択できますが、主力である20GBプランは「5分以内のかけ放題込み」で月額2,728円と、他社と比較してもかなりお得な価格設定が行われています。
またどのデータ容量を選択しても「5分以内のかけ放題」については必ず無料でついてくるという点も嬉しいポイントです。
エックスモバイルは、全国各地の店舗から申し込むこともできるという点も大きな強みなので、大手キャリアから初めて格安SIMへ乗り換えを考えている方や、かけ放題付きプランをお得に利用したい方はぜひ検討してみてください。
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