デュアルSIM対応のスマホは1台で2つの回線を契約でき、お得なプランをうまく組み合わせれば月額料金も安く抑えられます。
しかし、ドコモ・au・ソフトバンク・楽天回線と選べる回線や取り扱う会社も多く、それぞれに料金プランや独自サービスも異なります。
デュアルSIMでスマホを上手に運用したいけど、SIMの種類や料金プランはどれがおすすめなの?
この記事ではデュアルSIMの特性を活かす組み合わせとして、希望の条件別にそれぞれ最強のおすすめ契約先を紹介します。
▼ 【電話かけ放題×最適なデータ容量】のおすすめ組み合わせ3選
【電話かけ放題×小容量(~2GB)】 povo2.0 × IIJmio |
月額990円~(5分かけ放題+月間2GB) |
---|---|
【電話かけ放題×中容量(4GB~)】 楽天モバイル × HISモバイル |
月額1,628円~(無料通話+月間4GB) |
【電話かけ放題×大容量(20GB~)】 楽天モバイル× ahamo |
月額4,048円~(無料通話&5分かけ放題+月間23GB) |
▼ 【電話かけ放題×データ使い放題】のおすすめ組み合わせ3選
【電話かけ放題×低速使い放題】 楽天モバイル × mineo |
月額1,328円~(無料通話+低速使い放題&高速通信3GB) |
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【電話かけ放題×LINE使い放題】 楽天モバイル×LINEMO |
月額2,068円~(無料通話+LINE使い放題&高速通信6GB) |
【電話かけ放題×SNS使い放題】 povo×NUROモバイル |
月額3,249円~(5分かけ放題+SNS使い放題&高速通信20GB) |
また、自分にとってデュアルSIMは向いているのか疑問な方に向けて、具体的な使い方や利用するメリットをくわしく解説します。
デュアルSIM対応の最新機種についてもiPhoneとAndroidに分けて紹介するので、ぜひ参考にしてください。
この記事で分かること
- デュアルSIMの仕組みと種類
- デュアルSIMの最強組み合わせ6選
- デュアルSIMがおすすめできる人
- デュアルSIMを利用する際の注意点と対応機種
デュアルSIMとは?
デュアルSIMとは、1台のスマホで2つのSIMを同時に利用できるスマホ、あるいは2つのSIMを利用できる仕組みのことです。
そもそもSIMとは? |
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SIMとは契約者情報が記録されたものです。 カードの形状になっているものをSIMカード、スマホと一体型になっているものをeSIMと呼び分けます。 |
スマホの電話番号やどの回線を使ってインターネットを接続するのかもSIMに記録されているから、SIMがなければ発信や通信ができないんだよ!
デュアルSIMの仕組みと種類
デュアルSIMは、2つのSIM(SIMカード2枚またはSIMカード1枚&eSIM1枚など機種による)を1台のスマホで使い分ける仕組みになっています。
2つのSIMはそれぞれに違う契約情報を書き込めるので、異なる電話番号を1台のスマホで利用したり、状況に応じて適したデータプランを使い分けたりできます。
2つのSIMの切り替えは自動的にできる端末も多いけど、手動で行うことも可能だよ!
もともと2つの電話番号を2台のスマホで使い分けている方や、電話用とデータ通信用に異なるプランを2台のスマホで契約している方もデュアルSIMにすれば1台にまとめられます。
デュアルSIMの種類
デュアルSIMには大きく4つの種類があり、特徴やできることがそれぞれ異なります。
※横にスクロールできます。
SIMの種類 | 同時に着信 | 同時に電話とデータ通信 | SIMの自動切替 |
---|---|---|---|
DSSS | ✕ | ✕ | ✕ |
DSDS | 〇 | ✕ | 〇 |
DSDV | 〇 | ✕ | 〇 |
DSDA | 〇 | 〇 | 〇 |
2つのSIMを挿入できるが、有効にできるのは一つのSIMのみで手動で切り替えが必要。
どちらのSIMに紐づく番号の着信を受けられるが、もう一方のSIMは通話・通信とも3Gになる。
片方のSIMで着信・通話しながら、もう片方のSIMでデータ通信はできない。
どちらのSIMに紐づく番号の着信を受けられて、もう一方のSIM通話・通信でも4Gが使える。
片方のSIMで着信・通話しながら、もう片方のSIMでデータ通信はできない。
どちらのSIMに紐づく電話番号に着信を受けられて、もう一方のSIM通話・通信でも4Gが使える。
片方のSIMで通話しながら、もう片方のSIMでデータ通信も可能。
2つの電話番号が必要な方は、DSDSかDSDV、DSDAを選びましょう。
電話をしながらデータ通信も利用したい方は、唯一どちらも同時に使えるDSDAのみ対応しています。
DSDAのSIMを選べば、通話をしながら情報を検索するなどの使い方ができて便利だね!
また、SIMには「音声通話付きSIM」と「データSIM+SMS」「データSIM」があることも理解しておきましょう。
※横にスクロールできます。
電話番号 | 音声通話 | SMS | データ通信 | |
---|---|---|---|---|
音声通話 付きSIM |
〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
データSIM +SMS |
〇 | ✕ | 〇 | 〇 |
データSIM | ✕ | ✕ | ✕ | 〇 |
データSIMは電話番号が付与されないので音声通話やSMSが利用できませんが、安く契約できます。
大容量のデータプランをデータSIMで契約し、安く音声通話付きSIMを利用できる格安SIMを電話用に申し込むなど組み合わせると通信費が節約できます。
デュアルSIM最強の組み合わせ3選【電話かけ放題×最適なデータ容量】
デュアルSIMは組み合わせによってお得度や便利に活用できるかが大きく変わります。
月額料金や使い勝手、利便性などを総合的に考慮すると、1つのSIMは通話し放題、もう1つのSIMは自分に合う通信量プランが最強です。
X-mobile編集部がいくつもの格安SIMを検討した結果、電話かけ放題×最適なデータ容量ごとに最強のデュアルSIMの組み合わせとしておすすめしたいのは以下の3パターンです。
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電話用SIM | データ用SIM | プラン内容 | 最低利用料金 | |
---|---|---|---|---|
電話かけ放題 ×小容量(~2GB) |
povo2.0 | IIJmio | 5分かけ放題 +月間2GB |
990円~ |
電話かけ放題 ×中容量(4GB~) |
楽天モバイル | HISモバイル | 無料通話 +月間4GB |
1,628円~ |
電話かけ放題 ×大容量(20GB~) |
楽天モバイル | ahamo | 無制限かけ放題 +月間23GB |
4,048円 |
人それぞれ必要なデータ容量や音声通話の頻度などが異なるので、自分にあった組み合わせはどれか考えながらぜひ読んでみてください。
【音声通話かけ放題×データ小容量】povo2.0 × IIJmio
電話をよく利用する方でデータ容量は少なめでいいという場合は、povo2.0 × IIJmioの組み合わせが最強です。
▼ povo2.0 × IIJmioのおすすめプラン最低料金
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キャリア | プラン | 月額料金 |
---|---|---|
povo 2.0 | 月間0GB~+5分以内かけ放題 | 550円~ |
IIJmio | データeSIM(2GB) | 440円~ |
合計 | 990円/月〜 |
povo2.0 は基本料金が0円なので、単純に電話かけ放題の料金しかかかりません。
IIJmioではデータ専用SIMが安く契約できるので、povo2.0と組み合わせれば電話はたっぷりかけられてデータ容量は必要な分だけといった使い方ができます。
povo2.0 × IIJmioの最強の組み合わせおすすめポイント |
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povo2.0 と IIJmioの組み合わせがおすすめの理由をさらにくわしく解説していきましょう。
基本料金がなんと0円!povo 2.0
povo 2.0は基本料金0円で利用できる、auの格安プランです。
povo 2.0はauのメイン回線を使うから音声通話やデータ通信も安定しているよ!
povo 2.0は必要なデータ容量やかけ放題プランを自由に組み合わせて利用できます。
povo 2.0では通話かけ放題プランもトッピングが可能なので、通話だけの目的でも利用可能です。
▼ povo2.0の通話かけ放題プランの月額料金
1ヵ月のデータ通信量 | 月額料金 |
---|---|
5分以内通話かけ放題 | 550円 |
通話かけ放題 | 1,650円 |
データトッピングは1GB390円~ですが、さらに安く契約できる格安SIMがあるのでうまく組み合わせてスマホ代を節約しましょう。
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小容量のデータ専用SIMが最安級!IIJmio
IIJmioでは通話なしのデータ専用プランがあるため、povo2.0の通話のみプランと組み合わせると無駄のないプランが完成します。
▼ IIJmioデータ通信のみの月額料金
1ヵ月のデータ通信量 | SIMカード(データ通信のみ) | eSIM(データ通信のみ) |
---|---|---|
2GB | 740円 | 440円 |
4GB | 900円 | 660円 |
8GB | 1,400円 | 1,100円 |
15GB | 1,730円 | 1,430円 |
20GB | 1,950円 | 1,650円 |
IIJmioではSIMカードでもeSIMでもドコモの通信回線を用いるので、安定した速度を期待できるでしょう。
povo2.0の5分以内の通話かけ放題と組み合わせて使うなら、eSIMで月額990円~、SIMカードで月額1,290円~と安く利用できます。
もし、電話番号を2台使い分けている場合は、IIJmioで通話ありのプランを選択しましょう。
▼ IIJmioの通話対応のSIMの月額料金
1ヵ月のデータ通信量 | SIMカード(データ通信+通話) | eSIM(データ通信+通話) |
---|---|---|
2GB | 850円 | 850円 |
4GB | 990円 | 990円 |
8GB | 1,500円 | 1,500円 |
15GB | 1,800円 | 1,800円 |
20GB | 2,000円 | 2,000円 |
なお、IIJmioで音声通話に対応したeSIMを選ぶ際、povo2.0と同じau回線のみとなるので注意してください。
▼ IIJmioの通話かけ放題のプラン
通話プラン | 月額料金 |
---|---|
5分以内通話かけ放題 | 500円 |
10分以内通話かけ放題 | 700円 |
通話かけ放題 | 1,400円 |
IIJmio1つの契約だけで通話かけ放題とインターネット通信を行う場合は、5分以内通話かけ放題でSIMカード・eSIMいずれも月間2GBで1,350円~です。
povo2.0の通話かけ放題とIIJmioのデータSIMを組み合わせれば、2つの異なるキャリア回線が使えて月間2GBで990円~とより安く契約できます。
デュアルSIMのメリットとして通信障害時などに異なる回線が利用できてリスクを回避できる点があるので、せっかくならau回線のpovo2.0とドコモ回線のIIJmioデータ専用SIMを組み合わせるのがおすすめです。
【電話かけ放題×中容量(4GB~)】楽天モバイル × HISモバイル
中容量で自分にあったデータを安く使いたいという方には、楽天モバイル×HISモバイルの組み合わせをおすすめします。
HISモバイルにはデータ専用SIMが440円から契約できる「データ定額440プラン」、音声通話SIMで通話料が安い「自由自在プラン」が用意されています。
楽天モバイルを通話メインに、HISモバイルをデータ通信専用に組み合わせたおすすめプランの月額料金は月間4GBまで使えて、1,518円です。
▼ 楽天モバイル×HISモバイルのおすすめプラン最低料金
キャリア | プラン | 月額料金 |
---|---|---|
楽天モバイル | Rakuten 最強プラン(3GB) ※Rakuten Linkでの無料通話 |
1,078円~ |
HISモバイル | データ低額440プラン(1GB~) | 440円~ |
合計 | 1,518円/月 |
また、通話料やかけ放題が安く契約できるHISモバイルの音声通話SIMは月間使用量が100MB以下だった場合、月額料金が290円に抑えられます。
価格を重視するなら、楽天モバイルをメインに使いつつ、HISモバイルを通話可能なサブ回線に組み合わせる以下のプランも、おすすめです。
キャリア | プラン | 月額料金 |
---|---|---|
楽天モバイル | Rakuten 最強プラン(3GB) ※Rakuten Linkでの無料通話 |
1,078円~ |
HISモバイル | 自由自在プラン(100MB) ※通話料9円/30秒 |
290円 |
合計 | 1,368円/月〜 |
結果として、楽天モバイルとHISモバイルをデュアルSIMで組み合わせるメリットは以下のとおりです。
楽天モバイル×HISモバイルの最強の組み合わせおすすめポイント |
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楽天モバイルとHISモバイルそれぞれの詳細について、さらにくわしく説明していきましょう。
専用アプリで通話料が無料!楽天モバイル
楽天モバイルを契約すると、Rakuten Linkというアプリ経由で国内通話が無料になるサービスを利用できます。
現在使っている電話番号そのままで利用できるだけでなく、通話時間・通話回数ともに無制限、なおかつ相手がRakuten Linkのアプリを利用していなくても通話できるので、使い勝手が良い点も特徴です。
Rakuten Linkの利用に関しては、データ利用量のカウントもないよ!
Rakuten Link以外の方法で国内電話を無制限に利用したい方は、オプションで「15分(標準)通話かけ放題」(月額1,100円)を追加できます。
1回あたりの通話時間が15分以下であれば何度でも無制限で電話をかけられ、電話番号を利用したメッセージ(SMS)も無制限で送受信できます。
楽天モバイルの月額料金は以下のとおりです。
▼ 楽天モバイルの月額料金
1ヵ月のデータ通信量 | 月額料金 |
---|---|
3GBまで | 1,078円 |
20GBまで | 2,178円 |
無制限 | 3,278円 |
楽天モバイルは使用したデータ通信量に合わせて料金が請求される「Rakuten 最強プラン」のみで、契約時にプランを選ぶ必要はありません。
2023年6月からスタートした新しい「Rakuten 最強プラン」では、これまで月間5GB制限があったパートナー回線(au回線)エリアが無制限で利用できるようになり、地下や屋内のつながりやすさも改善されています。
電話機能は楽天モバイルに任せ、インターネットはHISモバイルのデータ通信のみのプランでカバーすれば、広いエリアで安定した通信ができます。
データ専用SIMも音声通話も安いHISモバイル
HISモバイルはデータ専用SIMなら1GBで440円から、音声通話SIMなら550円で月間100MBまでしかデータを使わなかったときは290円という安さで利用できます。
HISモバイルのデータ定額440プランや自由自在290プランは安定したドコモ回線を使えるので、楽天モバイルの楽天回線とパートナ―回線のau回線とあわせてサブ回線として強力なリスクヘッジとなります。
楽天モバイルで使える月間3GBのデータ容量とあわせて1GB単位で細かく必要なプランを組み合わせられ、テザリングも無料なので使い勝手がよいといえます。
また、HISモバイルは他社と比較しても通話料が安く、かけ放題も500円から用意されているのも魅力です。
※横にスクロールできます。
HISモバイル | 楽天モバイル | ahamo | LINEMO | povo2.0 | |
---|---|---|---|---|---|
通話料 | 9円/30秒 | 22円/30秒 | 22円/30秒 | 22円/30秒 | 22円/30秒 |
5分かけ放題 | 500円 | - | 0円 | 550円 | 550円 |
15分かけ放題 | - | 1,100円 | - | - | - |
無制限かけ放題 | 1,480円 | - | 1,100円 | 1,650円 | 1,650円 |
参照元:自由自在290プラン|格安SIM(スマホ)ならHISモバイル
他社では標準アプリでの通話が30秒で22円なのに対し、HISモバイルでは9円と半額以下です。
楽天モバイルはアプリ経由の通話であれば国内無料ですが、HISモバイルはアプリを経由せずにクリアな音声で安く電話をかけられます。
たまにしか電話をかけない人やビジネスでも電話をかける人なら、楽天モバイルの無料通話と使い分けてもいいよね!
電話をかけることが多いという方も、HISモバイルでは他社よりも安く5分かけ放題オプションが利用できるので、ぜひ検討してみましょう。
au回線エリアも無制限!
Rakuten最強プラン登場!
自由自在プラン登場!
音声通話込みで290円/月〜
【電話かけ放題×大容量(20GB~)】楽天モバイル× ahamo
無料で国内通話かけ放題が利用できる楽天モバイルと、ドコモの格安プラン「ahamo」と組み合わせるとデータ容量もたっぷりの最強のプランを完成できます。
▼ 楽天モバイル × ahamoのおすすめプラン最低料金
キャリア | プラン | 月額料金 |
---|---|---|
楽天モバイル | Rakuten 最強プラン(3GB) ※Rakuten Linkでの無料通話 |
1,078円~ |
ahamo | 20GB ※5分以内かけ放題込 |
2,970円~ |
合計 | 4,048円/月〜 |
音声通話は楽天モバイルをメインで利用しつつ、ahamoの大容量プランを契約してドコモ回線での高速通信が楽しめるのでおすすめです。
また、さらに大容量のデータ容量を求めるならahamoには月間100GBまで使える大盛りオプション(+1,980円)があるので、楽天モバイルと組み合わせると通話も無制限でデータ容量も増やせます。
▼ 楽天モバイル×ahamoの無制限利用時の料金
キャリア | プラン | 月額料金 |
---|---|---|
楽天モバイル | Rakuten 最強プラン(3GB) ※Rakuten Linkでの無料通話 |
1,078円~ |
ahamo | 100GB ※5分以内かけ放題込 |
4,950円 |
合計 | 6,028円/月〜 |
ちなみに楽天モバイル(無制限)3,278円とahamo(20GB)2,970円の組み合わせは月額6,248円だから、220円の差でデータ容量が無制限になるよ!
楽天モバイル× ahamoの最強の組み合わせおすすめポイント |
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楽天モバイルはつながりにくいエリアではau回線も利用できるので、スマホ代を抑えつつ通話や通信の品質を求める方も満足できるでしょう。
高速の大容量プランが最安級!ahamo
ahamoでは音声通話付きSIMのみの提供ですが、大容量20GBと100GBのプランを用意しています。
▼ ahamoの月額料金
1ヵ月のデータ通信量 | 月額料金 |
---|---|
20GB | 2,970円 |
100GB | 4,950円 |
料金的には格安SIM水準ですがドコモの通信回線を利用する格安プランなので、品質が気になる方も安心です。
ahamoではテザリングにも対応しているので、外出先などでスマホをポケット型WiFiの代わりに使うこともできます。
また、ahamoでは20GBと100GBどちらのプランでも、1回5分以内の国内通話なら回数無制限で無料になります。
電話もデータ通信もどちらもたっぷりと使いたい方はahamoがおすすめだね!
ただし、ahamoで通話時間が5分を超えると、30秒あたり22円の通話料金が加算されます。
回数だけでなく時間も気にせずに通話を利用したいなら、楽天モバイルのRakuten Linkを使って国内通話無料にするのがお得です。
5分以内かけ放題込み
20GB使えて月額2,970円
デュアルSIM最強の組み合わせ3選【電話かけ放題×データ使い放題】
インターネットを利用することが多いなら、データ使い放題で安く運用できる格安SIMをデュアルSIMとして使いたいと考える方もいらっしゃるでしょう。
データ使い放題とひとことでいっても、契約する格安SIMによってさまざまな種類があるよ!
格安SIMで契約できるデータ使い放題には、主に以下のパターンがあります。
▼ データ使い放題の種類
- 速度の制限があるデータ使い放題
→最大35kbps~最大3Mbpsなど低速状態でインターネットが使い放題になる - 指定のサービスだけがデータ使い放題
→LINEやInstagram、TikTokなど対象のサービスのデータがノーカウントになる
まずはどのような用途でデータ使い放題を利用したいのかを考えてみましょう。
データ使い放題の種類別に、音声通話かけ放題とあわせてデュアルSIMが安く利用できる、最強の組み合わせを紹介します。
※横にスクロールできます。
電話用SIM | データ用SIM | プラン内容 | 最低利用料金 | |
---|---|---|---|---|
電話かけ放題×低速使い放題 | 楽天モバイル | mineo | 無料通話+低速使い放題&高速通信3GB | 1,328円~ |
電話かけ放題×LINE使い放題 | 楽天モバイル | LINEMO | 無料通話 +月間4GB |
1,628円~ |
電話かけ放題×SNS使い放題 | povo2.0 | NUROモバイル | 無制限かけ放題 +月間23GB |
4,048円 |
ご自分にぴったりあったデータ使い放題サービスが契約できるデュアルSIMの組み合わせはどれか、ぜひ記事を参考にして見極めてみてください。
【無料通話×データ容量無制限】楽天モバイル × mineo
音声通話がかけ放題なのはもちろん、データ容量も低速でいいから無制限で使いたいという方には、楽天モバイル×mineoの組み合わせをおすすめします。
▼ 楽天モバイル×mineoのおすすめプラン最低料金
※横にスクロールできます。
キャリア | プラン | 月額料金 |
---|---|---|
楽天モバイル | Rakuten 最強プラン(3GB) ※Rakuten Linkでの無料通話 |
1,078円~ |
mineo | マイそく(スーパーライト) ※最大速度32kbps |
250円~ |
合計 | 1,328円/月〜 |
楽天モバイルをデータ容量無制限で使った場合でも、大手キャリアよりもかなり安く使えるよ!
▼ 楽天モバイル×mineoの無制限利用時の料金
※横にスクロールできます。
キャリア | プラン | 月額料金 |
---|---|---|
楽天モバイル | Rakuten 最強プラン(無制限) ※Rakuten Linkでの無料通話 |
3,278円~ |
mineo | マイそく(スーパーライト) ※最大速度32kbps |
250円~ |
合計 | 3,528円/月〜 |
デュアルSIMの組み合わせで楽天モバイルとmineoをおすすめしたいポイントは、以下のとおりです。
楽天モバイル×mineoの最強の組み合わせおすすめポイント |
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楽天モバイルは無料通話アプリ「Rakuten Link」で国内通話がかけ放題になるうえに、月間3GBの高速通信ができて1,078円です。
高速で利用できるデータ容量はキープしつつ使い方にあわせて低速でたっぷりインターネットをしたい方や、いざという時のサブ回線を用意しておきたい方に楽天モバイルとmineoの組み合わせはおすすめです。
mineoのくわしい料金やデュアルSIMにおすすめのプランを、解説していきましょう。
データ容量無制限のサブ回線!mineo
mineoは音声通話付きSIMだけでなくデータ専用SIMも契約できるうえに、月間データ容量が無制限のプランも選べます。
音声通話や高速通信が必要な時は楽天回線を利用し、データ通信はmineoをメインに運用すれば、通話もデータ通信もほぼ無制限の最強プランが完成します。
mineoは月間データ容量は無制限の「マイそく」と月間データ容量を選ぶ「マイピタ」プランの2種類があるよ!
データ容量自体は無制限で速度が選べる「マイそく」プランは以下の月額料金となっています。
▼ mineoのマイそく(データ通信のみ)の月額料金
最大通信速度 | 月額料金 |
---|---|
最大32kbps(スーパーライト) | 250円 |
最大300kbp(ライト) | 660円 |
最大1.5Mbps(スタンダード) | 990円 |
最大3Mbps(プレミアム) | 2,200円 |
楽天モバイルで音声通話はRakuten Linkの無料通話を利用する場合、mineoのマイそくとのデュアルSIMでの月額料金は1,328円~(楽天モバイル3GB、マイそくスーパーライト)です。
Rakuten Linkを利用しないで通話無制限のプランにするならば、「15分(標準)通話かけ放題」のオプション料金が加算され、月額2,428円で2つの電話番号が用意できます。
マイそくは音声通話付きSIMもデータ専用SIMも月額料金は同額だからサブの電話番号も持ちやすいよ!
マイそくはデータ容量が無制限になる代わりに以下の速度制限がかかります。
▼ マイそくの速度制限の条件
最大通信速度に関わらず、月曜~金曜の12時台は最大32kbpsに低下
3日間で10GB以上利用すると速度制限がかかる
楽天モバイルとのデュアルSIMで契約していれば、マイそくで速度低下する時間帯などは楽天回線でカバーできるでしょう。
また、最大32kbpsの「スーパーライト」なら電話番号も付与されて月額250円で運用できます。
大規模な速度制限時や災害時など、不測の事態に備えてサブ回線をキープしておきたいという方にもおすすめの組み合わせです。
マイそくスーパーライトは最大32kbpsと通常は低速だけど、いざというときは高速で24時間データ使い放題が1回198円で利用できるから安心だよ!
いつでもある程度快適にmineo回線を使えるようにしておきたい場合は、最大1.5Mbps以上の速度がでる「スタンダード」か最大3Mbpsの「プレミアム」を選びましょう。
また、mineoは月間データ容量を決めて契約する「マイピタ」も用意しています。
▼ mineoのマイピタ(データ通信のみ)の月額料金
1ヵ月のデータ通信量 | 月額料金(データ通信のみ) |
---|---|
1GB | 880円 |
5GB | 1,265円 |
10GB | 1,705円 |
20GB | 1,925円 |
楽天モバイルで音声通話はRakuten Linkの無料通話を利用すれば、mineoとのデュアルSIMでの月額料金は1,958円~(楽天モバイル3GB、マイピタ1GB)です。
Rakuten Linkを利用しないで通話無制限のプランにするなら、「15分(標準)通話かけ放題」のオプション料金が加算されるため、月額料金は3,058円~になります。
音声通話と楽天エリア内の通信は楽天モバイルをメインに考え、サブ回線としてmineoを自分にあったプランで組み合わせてみましょう。
au回線エリアも無制限!
Rakuten最強プラン登場!
データ量を気にせず無制限!
通話もできて月額250円〜
【電話かけ放題×LINE使い放題】楽天モバイル × LINEMO
LINE通話やLINEでのメッセージ送受信をよく使うという方は、LINEでのデータ消費量がノーカウントになるLINEMOをデュアルSIMとして運用するのがおすすめです。
固定電話を含めた音声通話かけ放題の楽天モバイルと組み合わせれば、LINE通話ではかけられない連絡先も安い料金で無制限に電話できます。
▼ 楽天モバイル×LINEMOのおすすめプラン最低料金
キャリア | プラン | 月額料金 |
---|---|---|
楽天モバイル | Rakuten 最強プラン(3GB) ※Rakuten Linkでの無料通話 |
1,078円~ |
LINEMO | ミニプラン ※LINEギガフリー標準装備 |
990円 |
合計 | 2,068円/月〜 |
LINE以外の使い道でもインターネット無制限で使いたいなら、楽天モバイルでもデータ使い放題で利用できるよ!
▼ 楽天モバイル×LINEMOの無制限利用時の料金
キャリア | プラン | 月額料金 |
---|---|---|
楽天モバイル | Rakuten 最強プラン(無制限) ※Rakuten Linkでの無料通話 |
3,278円 |
LINEMO | ミニプラン ※LINEギガフリー標準装備 |
990円 |
合計 | 4,268円/月 |
デュアルSIMの組み合わせで楽天モバイルとLINEMOをおすすめしたいポイントは、以下のとおりです。
楽天モバイル×LINEMOの最強の組み合わせおすすめポイント |
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楽天モバイルは無料通話アプリ「Rakuten Link」で国内通話がかけ放題になるうえに、月間3GBの高速通信ができて1,078円です。
高速で利用できるデータ容量はキープしつつ使い方にあわせて低速でたっぷりインターネットをしたい方や、いざという時のサブ回線を用意しておきたい方に楽天モバイルとLINEMOの組み合わせはおすすめです。
LINEMOのLINEギガフリーの条件やサービス内容、おすすめのプランなどをくわしく解説していきます。
LINEのデータ消費量がノーカウントのLINEMO
LINEMOはソフトバンクの格安プランとして提供されているサービスで、ソフトバンクのメイン回線を使って安定した通信ができるのが魅力です。
LINEMOのプランは3GBと20GBの2パターンの音声通話SIMのみなので、わかりやすいのもポイントです。
▼ LINEMOの月額料金
プラン名 | データ容量 | 月額料金 |
---|---|---|
ミニプラン | 3GB | 250円 |
スマホプラン | 20GB | 660円 |
LINEMOはどのプランを選んでもLINEで消費するデータ容量がカウントされない「LINEギガフリー」が無料で利用できます。
友だちや家族でLINE通話を頻繁に行ったりメッセージを送りあったりする場合も、データ消費量は減らないのでたっぷりコミュニケーションを楽しめます。
画像をたくさん送りあったりビデオ通話を長時間したりしてもデータ容量はノーカウントだよ!
ただし、位置情報の共有やLiveの利用、スタンプショップや着せ替えショップの利用など、ノーカウントにはならないサービスもあるので気をつけましょう。
LINEMOではソフトバンク回線が利用できるので、万が一楽天回線や楽天モバイルのパートナー回線であるau回線が使用できない状況になっても安心です。
結果的に3種類の回線を利用できるので、緊急用の副回線を持っておきたい方にもおすすめです。
au回線エリアも無制限!
Rakuten最強プラン登場!
キャンペーンリニューアル
ミニプランが最大8ヶ月実質0円
【電話かけ放題×SNS使い放題】povo×NUROモバイル
電話はかけ放題で安くキープしつつ、InstagramやTikTokの閲覧や投稿が多い方は、povo2.0とNUROモバイルとの組み合わせが最強です。
▼ povo2.0 × NUROモバイルのおすすめプラン最低料金
キャリア | プラン | 月額料金 |
---|---|---|
povo 2.0 | 月間0GB~+5分以内かけ放題 | 550円~ |
NUROモバイル | NEOプラン(20GB) ※NEOデータフリー・あげ放題・Gigaプラス標準装備 |
2,699円~ |
合計 | 3,249円/月〜 |
au回線が利用できるpovo2.0 は基本料金0円で、5分かけ放題が月額550円と安く契約できるのが魅力です。
もし、povo2.0で電話かけ放題を無制限で契約しても、月額料金は1,650円だけだよ!
NUROモバイルのNEOプランはドコモ・ソフトバンク・au回線から好きなキャリアを選べるので、povoと組み合わせてドコモかソフトバンク回線を選べば通信障害時なども安心です。
また、NUROモバイルのNEOプランは専用帯域が利用できるので高速通信が期待できます。
▼ 専用帯域とは? |
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契約者だけが優先的に通行できる道路をイメージしてください。NEOプラン契約者だけの専用の帯域が利用できるので、お昼や夕方など通信ピーク時もスムーズに接続できます。 |
NUROモバイルを運営するソニーグループのAI技術でデータ通信量を予測し、帯域の割当を自動で変更するので、さらに快適な通信を可能にしています。
InstagramやTikTokで動画を閲覧したり、高画質の写真や動画を投稿したりしても安定した速度なら読み込みやアップロードに時間がかかることもありません。
povo2.0 × NUROモバイルの最強の組み合わせおすすめポイント |
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速度にこだわりつつ、電話やSNSを目いっぱい楽しみたいなら、NUROモバイルをぜひチェックしてみてください。
SNSやアップロードがデータ使い放題!NUROモバイル
NUROモバイルのNEOプランは専用帯域を使った高速通信が、月間20GBまたは40GBまで利用できます。
▼ NUROモバイル NEOプランの月額料金
プラン名 | データ容量 | 月額料金 |
---|---|---|
NEOプラン | 20GB | 2,699円 |
NEOプランW | 40GB | 3,980円 |
NUROモバイルのNEOプランの大きな特徴は専用帯域だけでなく、以下の機能が追加料金なしで利用できる点が挙げられます。
▼ NUROモバイル NEOプランに無料でついている主な機能
オプション名 | 内容 |
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NEOデータフリー | LINE・X(Twitter)・Instagram・TikTokの対象サービスのデータ消費量がノーカウント |
あげ放題 | 動画や画像データ、ファイルなどをクラウドやメールに送信したりSNSに投稿したりする際のデータ消費量がノーカウント |
Gigaプラス | 3か月に一度、手続きするとデータ容量15GBが受け取れる |
NEOデータフリーは人気のSNSでのデータ消費量がノーカウントになる、魅力的なサービスです。
気が付けば長時間タイムラインを見ているという方や毎日動画や写真を投稿しているという方は、NEOデータフリーで大幅な節約になります。
また、あげ放題はアップロード時のデータ通信量がカウントされません。
動画配信をスマホで行う方や仕事などで書類データなどを送信することが多い方など、あげ放題の使い勝手も幅広いです。
NEOデータフリーもあげ放題も、申し込み不要でNEOプランさえ契約していれば適用されるのがさらに便利なポイントだよ!
さらに、NEOプランでは月間20GBまたは月間40GBのデータ容量がありますが、3か月に1度「Gigaプラス」で15GBの追加容量が受け取れます。
Gigaプラスは3か月ごとに受取手続きが必要ですが、もらったデータ容量は翌々月まで、つまり次の3か月目が来るまで繰り越せてずっと使えます。
受け取り手続きといっても3ヶ月ごとにNUROモバイルから届くメールに記載の内容に沿って利用者向けページから申請するだけだから簡単だよ!
NEOプランは音声通話ももちろんできますが、電話かけ放題はpovo2.0に任せて、データ容量を無理なくセーブしながら高速通信でたっぷりインターネットできます。
とくにSNSでのデータ容量の消費が多い方や月間20GB~40GBでは少しだけ足りないという方は、+αのサービスが充実したNUROモバイルとpovo2.0の組み合わせをぜひ検討してみましょう。
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デュアルSIMを組み合わせて使うメリット
デュアルSIMに対応しているスマホであっても、必ずしも2つのSIMを利用しなくてはいけないわけではありません。
1つの回線だけで十分な方は2つ目の契約をしなくてもそのままスマホを利用できるよ!
しかし、デュアルSIMで2つのSIMを利用することで以下のメリットが得られます。
デュアルSIMのメリット |
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デュアルSIMを活用するメリットをくわしく解説するので、ご自身にとってもプラスになると感じたら使い勝手のよい契約先から2つのSIMを申し込んでみましょう。
1台で2つの電話番号を持てる
デュアルSIMなら、1台で2つの電話番号を持てます。
プライベートとビジネスの電話がそれぞれ必要なときは、普段使いする電話番号と区別すると便利です。
ただし、デュアルSIMで2つの電話番号を使うときは、SIMはいずれも音声通話付きでDSSS以外にしなくてはいけません。
DSSSのSIMは電話番号の切り替えができないよ!また音声通話付きのSIMではなくデータSIMを選ぶと電話番号が付かないから注意しよう!
音声通話にも対応するSIMは、データ通信専用のSIMよりも月額料金が高額な傾向にあります。
2つの電話番号が必要ではないときは、1つのSIMはデータ通信専用で契約して月額料金を節約することも検討してみましょう。
通信のみ・通話のみプランなど自由にカスタマイズできる
1つのSIMしか利用できないスマホであれば契約も1つになるため、特定の通信会社のプランの中で使いやすいものを選ばなくてはいけません。
デュアルSIMならデータ通信のみで割安なプランとかけ放題や音声通話がお得なSIMを組み合わせて、自分にあった内容でカスタマイズできるのも大きなメリットです。
通信会社によって同じデータ容量やかけ放題プランでも料金が異なるから、自由に組み合わせられるのは便利だね!
「データ通信量に不満はないけど通話無制限プランがない」
「料金はお得だが独自回線しか利用できなくて不安」
といった悩みも、理想に近いプランが契約できる格安SIMを見つけて組み合わせれば解消できます。
通信回線が混雑しているときに切り替えられる
スマホは高速通信が可能なプランを選んでいても、利用している回線が混雑しているときは速度が低下し、思うような使い方ができないことがあります。
例えば、高画質の動画視聴やオンラインゲームなど高速通信を必要とする場合に、回線が混雑して通信速度が低下すると画像がカクカクしたり、レスポンスに時間がかかったりすることもあるでしょう。
時間や場所によって混雑する回線は異なるので、あらかじめ2回線利用できるようにしておけばつながりやすいほうを随時選択し、切り替えられるようになるでしょう。
通信障害時などのリスク対策にも有効
最近では大手キャリア回線でも大規模な通信障害が起きることがあります。
大手キャリアの通信障害で緊急時に電話がかけられなかったり、電子マネーが使えなくなったりとさまざまな弊害が出た人も多く、デュアルSIMへの関心が高まったよ!
デュアルSIMで異なる回線を契約していれば、不測の事態でも正常に利用できる方の回線で連絡を取ることができます。
普段は必要なくてもリスク対策のためにデュアルSIMで契約したいという方向けに、mineoの「マイそくスーパーライト」(月額250円)やHISモバイルの「自由自在プラン」(月額290円~)などの低額プランも登場しているので、万が一の場面に備えておくことも検討しましょう。
海外で現地の通信を利用できる
デュアルSIMなら1つは国内用、もう1つは海外用と回線を使い分けることもできます。
空港などで売られている現地のSIMカードを搭載すれば、海外の滞在期間中もインターネットを利用できるでしょう。
ただし、SIMカードにはいくつかサイズがあるため、スマホに合うSIMカードが空港などで入手できない可能性もあるよ!
海外での利用をスムーズにしたい方は、「1つはSIMカード、もう1つはeSIM」のデュアルSIM対応スマホを選んでおきましょう。
普段の国内での利用にはSIMカードを使い、海外での利用はeSIMを利用すると、SIMカードのサイズが合わないといった事態を回避できます。
また、eSIMは情報をインストールするだけで利用開始できるので、物理的なSIMカードのように空港などで購入しなくてもインターネットで契約できるメリットもあります。
スマホ2台分の荷物が減る
現在、スマホの2台持ちをしている方であれば、デュアルSIM対応型のスマホで1台にまとめることで手持ちのスマホを減らせます。
2台持ちをするとついうっかり1台のスマホを忘れてしまうこともあります。
また、複数台持つことによる紛失や盗難といったリスクを防ぐことも可能です。
ビジネスとプライベートのスマホを使い分けている場合でも、2台持つ必要がなくなるね!
また、通話中にもう1つの電話番号に電話がかかってきたときもデュアルSIMでまとめれば、画面上の操作だけで保留や通話の切り替えなどを行うことができます。
スマホを2台持っている方は、デュアルSIMで1台にまとめてはいかがでしょうか。
スマホの料金を下げられることがある
現在のスマホ料金が高いと感じている方は、異なる通信会社のプランを上手に組み合わせて毎月の支払い額を下げられる可能性があります。
例えば、データ通信量が多いことが毎月の通信費が高くなる原因であれば、データ通信量無制限のプランを提供し、なおかつ月額料金が低めの通信会社に乗り換えるのがおすすめです。
電話料金が高めであれば、通話料金やかけ放題オプションを安く設定している通信会社とも契約し、デュアルSIMを活用できるでしょう。
「データ通信量はA社がお得。通話プランはB社がお得」というように格安SIMごとの特徴を捉えた組み合わせを選んで節約につなげられるんだね!
料金プランについては、どの通信会社でも頻繁に見直しを行っています。
こまめにチェックして、その時期に応じたお得な最強の組み合わせを完成させるようにしましょう。
デュアルSIMを組み合わせて使う注意点
上手に組み合わせれば便利なデュアルSIMですが、デメリットもいくつかあります。
デュアルSIMを組み合わせて使うデメリット |
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使い方や場合によってはスマホを2台使い分けるほうが良いケースもあるので、注意点としてくわしくチェックしておきましょう。
SIMの種類によっては2枚同時に利用できない
デュアルSIMの種類や機種によっては、2つのSIMを同時に利用することができません。
通話をしながら別回線でインターネット通信をしたり、1つの電話を保留したままもう1台の電話で通話をしたりという使い方はできない可能性があります。
※横にスクロールできます。
SIMの種類 | 同時に着信 | 同時に電話とデータ通信 | SIMの自動切替 |
---|---|---|---|
DSSS | ✕ | ✕ | ✕ |
DSDS | 〇 | ✕ | 〇 |
DSDV | 〇 | ✕ | 〇 |
DSDA | 〇 | 〇 | 〇 |
2つのSIMを挿入できるが、有効にできるのは一つのSIMのみで手動で切り替えが必要。
どちらのSIMに紐づく番号の着信を受けられるが、もう一方のSIMは通話・通信とも3Gになる。
片方のSIMで着信・通話しながら、もう片方のSIMでデータ通信はできない。
どちらのSIMに紐づく番号の着信を受けられて、もう一方のSIM通話・通信でも4Gが使える。
片方のSIMで着信・通話しながら、もう片方のSIMでデータ通信はできない。
どちらのSIMに紐づく電話番号に着信を受けられて、もう一方のSIM通話・通信でも4Gが使える。
片方のSIMで通話しながら、もう片方のSIMでデータ通信も可能。
どのような使い方をしたいのか事前に書き出して、希望に合うデュアルSIMに対応したスマホを選ぶようにしましょう。
例えばプライベートとビジネスで電話に応対する時間を明確に分けている場合は、SIMの切り替えを手動でできて同時に起動できないDSSSで十分だよ!
また、DSDAであれば電話をしながら別のSIMでデータ通信を行うこともでき、より便利に利用できます。
デュアルSIMで月額料金が高くなることもある
デュアルSIMはうまく組み合わせれば、月額料金を安く抑えられるかもしれません。
ただし、電話やデータ通信の使い方によっては、2つのSIMに分けるほうが高額になることもあります。
特に次のいずれかに当てはまるときは、デュアルSIMにすることで月額料金が高くなる可能性があります。
- 毎月データ通信量が余ってしまう
- すでにデータ通信量無制限のプランを契約している
- 電話を2回線使い分ける必要がない
- 電話を利用することが滅多にない
今回紹介した通信会社のプランも参考に、ご自身の使い方を反映させたお得になる最強の組み合わせを考えていきましょう。
通信会社のプランは頻繁に変更されるのでこまめにホームページなどを確認し、必ず料金をシミュレーションしてから契約してください。
消費電力量が増える可能性がある
デュアルSIM対応型のスマホで、SIMを2つ利用する場合は消費電力量が増える可能性があります。
バッテリーが早く減るので、今まで以上にこまめな充電が必要になるかもしれません。
また、元々バッテリーの容量が少ないスマホやスマホが古いためにバッテリーの持ちが悪くなっている場合には、SIMを2つ利用することでわずかな時間でバッテリーがなくなる恐れがあります。
デュアルSIMに対応したスマホを選ぶときは、バッテリーの容量にも注目しよう!
バッテリーの持ちが気になるときは、SIMを1つのみ利用するか、機種変更することも検討してください。
デュアルSIM対応機種が限られる
デュアルSIMの最大のデメリットは、すべてのスマホがデュアルSIMに対応しているわけではありません。
気に入ったスマホやお使いの端末がデュアルSIMに対応しているか、まずは確認しましょう。
また、数年前に発売された端末でデュアルSIMに対応しているスマホは、おサイフケータイに対応していないこともあります。
最新機種はほとんどがデュアルSIMとおサイフケータイに対応しているけど、発売から数年経っている機種は確認が必要だよ!
また、SIMのタイプやサイズにも注目することが必要です。
通信会社によっては対応するSIMの種類がSIMカードのみ、あるいはeSIMのみとなっていることもあります。
また、SIMカードのサイズも近年ではnanoSIMが主流ですが、標準SIMやmicroSIMにしか対応しない機種もあるのでチェックしましょう。
iPhoneのデュアルSIM対応機種
iPhoneではiPhone XR以降の全機種でデュアルSIMに対応していますが、物理的なSIMカードとの併用となるモデルも多いです。
iPhoneの場合、物理的SIMはどの機種もnanoSIMに限定されています。
▼ iPhoneのデュアルSIM対応機種の一例
iPhone14 | eSIM+eSIM |
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iPhone13 | nanoSIM+eSIM |
iPhone12 | nanoSIM+eSIM |
iPhone11 | nanoSIM+eSIM |
iPhone XS | nanoSIM+eSIM |
iPhone XR | nanoSIM+eSIM |
iPhone SE(第3世代) | nanoSIM+eSIM |
iPhone SE(第2世代) | nanoSIM+eSIM |
ただし、以下の最新機種は2つのeSIMを利用できます。
▼ iPhoneでeSIM×2枚対応の機種
- iPhone14シリーズ
- iPhone14 Proシリーズ
iPhoneのデュアルSIMを活用する場合には、eSIMに対応した通信会社を選ぶと便利です。
AndroidのデュアルSIM対応機種
Androidのスマホも、デュアルSIMに対応したものは多くあります。
▼ AndroidのデュアルSIM対応機種の一例
OPPO Reno9 A | nanoSIM+eSIM、nanoSIM2枚も可 |
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OPPO Reno7 A | nanoSIM+eSIM、nanoSIM2枚も可 |
Xperia 10 V | nanoSIM+eSIM |
Xperia 5 IV | nanoSIM+eSIM |
Xperia 10 IV | nanoSIM+eSIM |
AQUOS wish3 | nanoSIM+eSIM |
AQUOS sense7 | nanoSIM+eSIM |
Galaxy S23 | nanoSIM+eSIM |
Galaxy A23 5G | nanoSIM+eSIM |
Galaxy Z Flip4 | nanoSIM+eSIM |
Redmi Note 11 Pro 5G | nanoSIM+eSIM |
Rakuten Hand 5G | eSIM2枚 |
Androidのスマホは種類が多いので、購入したい機種のメーカーサイトなどでデュアルSIMに対応しているかどうか確認しておきましょう。
また、eSIMにも対応しているかどうかチェックしておくと、通信会社を選ぶ際の参考になります。
デュアルSIMの切り替え方
デュアルSIMに対応しているスマホによっては、SIMから異なるSIMへの切り替えが自動で行われます。
しかし、「今はA社のほうを使いたい」「ビジネスの時間帯なのでB社のSIMに切り替えたい」などのように、手動で切り替えたいシチュエーションも少なくありません。
SIMの切り替え方法を覚えておくと、デュアルSIMをより便利に利用できるようになるね!
SIMの切り替え方は機種によって異なりますが、一般的な方法を紹介するので、ぜひ参考にしてください。
iPhone
iPhoneでデュアルSIMを使うときは、まずは以下の下準備をしておきましょう。
デュアルSIMの利用準備 |
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なお、ラベルはいつでも変更できるのでSIMを変更したときや使い方が変わったときは、随時ラベルを変更し、使いやすいように設定しておきましょう。
手動でSIMを切り替えるときは、以下の手順で操作をします。
設定アプリでデュアルSIMの切り替えをする方法 |
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SIMの設定アプリがなくても、以下の手順でも使用中のSIMを切り替えられます。
アプリなしでデュアルSIMの切り替えをする方法 |
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Android
Androidのスマホを利用している場合は、以下の手順でSIMを登録します。
デュアルSIMの登録方法 |
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デュアルSIMの切り替えは次のように行います。
デュアルSIMの切り替え方法 |
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Androidは販売メーカーやモデルが様々なので、機種によって手順が異なる場合もあります。
詳しい手順は操作マニュアルや契約している格安SIMのカスタマーサポートを利用して確認しましょう。
デュアルSIMの最強の組み合わせに関するよくある質問
デュアルSIMで最強の組み合わせを探している方から寄せられる「よくある質問」に答えていきましょう。
デュアルSIMの最強の組み合わせに関するよくある質問 |
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自分にとってベストな組み合わせを見つけるために、疑問は解消しよう!
デュアルSIMがおすすめできる人は?
デュアルSIMで2回線を契約するのがおすすめできるのは、以下の人です。
▼ デュアルSIMがおすすめな人
- 月額料金を抑えたい方
- 2台持ちを避けたい方
- 無制限で通話・通信をしたい方
音声通話やデータプランなど、それぞれに自分にあったお得なSIMを組み合わせて契約すれば月額料金が節約できたり、便利に使えたりする可能性があります。
逆に音声通話をあまりしない、またはインターネットはほとんど使わないという方は、どちらかに特化した回線を1つ契約すれば十分です。
ご自身がスマホをどのように使いたいかをしっかり見極めたうえで、デュアルSIMの利用を検討しましょう。
デュアルSIMで最強の組み合わせは?
今回はデュアルSIMの最強の組み合わせとして、以下の6つのパターンをご紹介しました。
▼ 【電話かけ放題×最適なデータ容量】のおすすめ組み合わせ3選
【電話かけ放題×小容量(~2GB)】 povo2.0 × IIJmio |
月額990円~(5分かけ放題+月間2GB) |
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【電話かけ放題×中容量(4GB~)】 楽天モバイル × HISモバイル |
月額1,628円~(無料通話+月間4GB) |
【電話かけ放題×大容量(20GB~)】 楽天モバイル× ahamo |
月額4,048円~(無料通話&5分かけ放題+月間23GB) |
▼ 【電話かけ放題×データ使い放題】のおすすめ組み合わせ3選
【電話かけ放題×低速使い放題】 楽天モバイル × mineo |
月額1,328円~(無料通話+低速使い放題&高速通信3GB) |
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【電話かけ放題×LINE使い放題】 楽天モバイル×LINEMO |
月額2,068円~(無料通話+LINE使い放題&高速通信6GB) |
【電話かけ放題×SNS使い放題】 povo×NUROモバイル |
月額3,249円~(5分かけ放題+SNS使い放題&高速通信20GB) |
記事ではさらにくわしくそれぞれの料金やおすすめの組み合わせプランを解説しているので、ぜひ参考にしてください。
デュアルSIMではSIMカードとeSIMどちらがおすすめ?
SIMには物理的なSIMカードと、端末に内蔵されており契約情報を書き換えられるeSIMの2種類があります。
どちらが利用できるかは機種によって対応状況が違いますが、SIMカードとeSIMどちらも利用できる場合はeSIMがおすすめです。
▼ eSIMがおすすめできる理由
- 申し込み後最短数時間で利用できる
- 紛失や破損の心配がない
- サイズが合わないなどの心配がない
物理的なSIMカードは申し込んでから発送・到着まで最低1日は待たなければいけません。
eSIMならオンラインで手続きして数時間後には開通するので、スピーディーに利用できるのがメリットです。
SIMカードの紛失や申し込んだサイズが違っていたというトラブルも避けられるので、スマホが対応しているならeSIMを選んでみてください。
デュアルSIMで5G回線も利用できる?
デュアルSIMで5G回線が利用できるかは機種のスペックと契約する格安SIMが対応しているかによります。
たとえば、iPhoneの場合は「iOS 14.5」以降にアップデートしているデュアルSIM対応機種なら5Gでの接続も可能です。
Androidも現在販売中のデュアルSIM対応機種は、ほぼすべてが5G回線で通信できます。
まとめ
スマホをデュアルSIMで利用すると、主に以下のメリットが受けられるのでおすすめです。
デュアルSIMのメリット |
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1台のスマホで2つの契約ができるデュアルSIMは、スマホの2台持ちを回避したり、通話プランやデータプランを今より安く契約できたりといった効果が期待できます。
デュアルSIMを利用すれば大規模な通信障害時や海外でスマホを使いたい時にも便利だよ!
今回はデュアルSIM最強の組み合わせとして、最適なデータ容量や無制限でインターネットを楽しみたい方におすすめの6選を紹介しました。
▼ 【電話かけ放題×最適なデータ容量】のおすすめ組み合わせ3選
【電話かけ放題×小容量(~2GB)】 povo2.0 × IIJmio |
月額990円~(5分かけ放題+月間2GB) |
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【電話かけ放題×中容量(4GB~)】 楽天モバイル × HISモバイル |
月額1,628円~(無料通話+月間4GB) |
【電話かけ放題×大容量(20GB~)】 楽天モバイル× ahamo |
月額4,048円~(無料通話&5分かけ放題+月間23GB) |
▼ 【電話かけ放題×データ使い放題】のおすすめ組み合わせ3選
【電話かけ放題×低速使い放題】 楽天モバイル × mineo |
月額1,328円~(無料通話+低速使い放題&高速通信3GB) |
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【電話かけ放題×LINE使い放題】 楽天モバイル×LINEMO |
月額2,068円~(無料通話+LINE使い放題&高速通信6GB) |
【電話かけ放題×SNS使い放題】 povo×NUROモバイル |
月額3,249円~(5分かけ放題+SNS使い放題&高速通信20GB) |
今後もデュアルSIMに対応したスマホが増えていくと予想されます。
スマホの利用の幅を広げるためにも、自分にあったプランをしっかりと見極めてデュアルSIMを活用してみましょう。