ahamoから楽天モバイルに乗り換える手順を解説！ 乗り換えのメリット・注意点も紹介

ahamoから楽天モバイルに乗り換える手順

まずは、ahamoから楽天モバイルへの乗り換え手続きをスムーズに進めるために、申し込みで必要なものはすべて揃えておくことを推奨します。

▼ ahamoから楽天モバイルの乗り換えに必要なもの

参照元：本人確認書類 | 本人確認 | お客様サポート | 楽天モバイル

健康保険証やパスポートを本人確認書類として提出する場合は、公共料金の領収書や住民票などの補助書類が必要なので注意してください。

楽天モバイルの支払い方法は、「クレジットカード」「デビットカード」「口座振替」「楽天ポイント利用」に対応しているので、カード情報または銀行口座の情報も用意しておくと、スムーズに支払い方法の登録ができます。

ahamoから楽天モバイルに乗り換える手順は、以下の6ステップです。

▼ ahamoから楽天モバイルに乗り換える手順

ここからは、ahamoから楽天モバイルに乗り換える6つの手順について解説していきます。

①利用可能な端末を調べる

現在利用している端末を乗り換え後もそのまま使う場合は、楽天モバイル公式サイトの「楽天回線対応製品」ページで利用可能な端末を調べておきましょう。

楽天モバイルで販売中の端末は、すべて楽天回線に対応しているため、契約と同時にスマホを購入予定の場合は、この手順はスキップして②に進んでください。

参照元：楽天回線対応製品 | 製品 | 楽天モバイル

②端末にSIMロックがかかっているか確認する

端末にSIMロックがかかっている場合は、解除手続きを行わない限り、楽天モバイルで通信ができません。

ahamoでのSIMロック解除は、受付条件さえ満たしていればWebで簡単に手続きできるので、以下に該当するか確認してみましょう。

▼ ahamoのSIMロック解除の受付条件

参照元：SIMロック解除 | その他お手続き | サポート | ahamo

ネットワーク利用制限などのロックがかかっているかどうかは、「ネットワーク利用制限携帯電話機確認サイト」で確認ができます。

楽天モバイルに乗り換える際に戸惑うことがないように、SIMロックの有無を確認し、手続きが必要な場合は解除しておきましょう。

参照元：ネットワーク利用制限携帯電話機確認サイト

③MNP予約番号を取得する【店舗申し込みのみ】

ahamoから楽天モバイルへ乗り換える際は基本的にMNP予約番号の発行は不要です。

これは、2023年5月より「MNPワンストップ」という制度が導入されたことで、対象の携帯キャリア間であれば、「MNP予約番号」を発行しなくても乗り換えられるようになったことが理由です。

ahamoも楽天モバイルもこの「MNPワンストップ」の対象サービスなので、楽天モバイル側での申し込みをすすめるだけで、電話番号を引き継いだ乗り換えが可能です。

ただし、MNPワンストップはオンライン申し込み時のみ対応となっています。

そのため、楽天モバイルショップで申し込む場合は、従来と同様にahamo側で「MNP予約番号」を発行してから乗り換えて続きを行う必要があるので注意しましょう。

MNPワンストップとは？

「MNPワンストップ」とは、ショップでの申し込みでは利用できず、オンラインからの申し込み限定で利用できるサービスです。

これまで他社から楽天モバイルへ乗り換える際は、現在利用しているキャリアで「MNP予約番号」を発行し、その後楽天モバイルへ乗り換えて手続きを行う必要がありました。

しかし、2023年5月より「MNPワンストップ」がスタートしたことで、対象のキャリア間の乗り換え時に、MNP予約番号の発行手続きが不要、乗り換え先の申込みだけで申込みが完結するようになりました。

そのため、現在下記のキャリアサービスを利用している方は、オンライン経由で手続きを行うだけで、簡単に乗り換えが行えるようになっています。

▼ MNPワンストップの対応キャリア

④楽天モバイルの公式サイトから申し込む

必要なものがすべて揃ったら、楽天モバイルの公式サイトにアクセスして申し込み手続きを進めていきます。

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申し込みページの操作手順

①楽天モバイルの公式サイトにアクセスしたら、画面上部の「お申し込み」ボタンを選択

②楽天モバイルのプランは、従量課金制の「Rakuten最強プラン」のみなので、「プランを選択する」をタップ

③標準アプリで頻繁に通話を行う人は、15分かけ放題オプションを選択、「Rakuten Link」アプリで十分な人は「加入しない」にチェック

④物理SIMが希望の場合は「SIMカード」、端末一体型のSIMが希望なら「eSIM」を選択

⑤端末を同時購入する場合は「製品選択へ進む」を選択、利用中の機種そのままで乗り換える場合は「この内容で申し込む」をタップ

⑥ポップアップが表示されるので、「内容を確認し、次へ進む」をタップ

⑦端末を同時購入する場合は、希望の機種を選択して「製品を選ぶ」をタップ

⑧カラーやメモリー、SIMタイプを選択

⑨お得に購入したい場合は、端末の返却を前提としたアップグレードプログラムを選択して、「カートに追加する」をタップ

⑩ここまで選択し終えると、楽天モバイルへのログインを求められます。

楽天会員であれば、ログインしておくことで既存の楽天IDと紐づけられるため、簡単に手続きを進められます。楽天会員でない場合は、新しく登録しておきましょう。

⑪手続きを進めると契約者情報の登録に移行します。利用する電話番号を選択する画面が表示されたら、「他社から乗り換え（MNP）」を選択

⑫my 楽天モバイルの「申し込み履歴」にアクセスし、「電話番号の引継ぎ（MNP）申請をする」をタップ

⑬利用中の携帯電話会社（ahamo）を選択し、注意事項や電話番号に目を通したら「登録する」を選択

⑤MNP開通手続きを行う

電話番号の引き継ぎ（MNP）申請が完了したら、「申し込み履歴」内に「MNP転入を開始する」ボタンが表示されます。

ここでMNP開通手続きを行うと、ahamoの回線が利用できなくなってしまいます。MNP開通手続きは、必ず製品が届いてから行うようにしましょう。

MNP開通手続きは、受付時間によって完了する時間が異なるため、早く楽天モバイルの回線を使いたい場合は、行うタイミングを意識しましょう。

午前9時から午後21時までに手続きをすると当日中に、21時1分から翌日8時59分までに手続きすると翌日9時以降に、切り替えが完了します。

⑥Rakuten Linkの開通手続きを行う

楽天モバイルが開通したら、続いてRakuten Linkの開通手続きも行っておきましょう。

Rakuten Linkアプリのインストール・操作手順

①まずは、アプリまたはWebから「my 楽天モバイル」にログインして、楽天モバイルが確実に開通されているか再度確認します。

②メニューから「申し込み履歴」をタップ

③申し込み履歴から、該当の申込番号を選択

④お申し込み回線の状態を確認し、「開通済み」と記載があれば問題なく手続きが完了しています。

⑤続いて「Rakuten Link」アプリを「インストール」

インストールできたら、アンテナマーク（LTE／4G／5G）が表示されていることを確認し、Rakuten Linkアプリをタップしてください。

⑥「同意してはじめる」を選択

⑦位置情報提供協力に目を通したら、「次へ」をタップ

⑧位置情報の使用や通知の送信など、アプリ利用中の機能の「許可」を選択

⑨情報提供に同意しない場合でもRakuten Linkは利用できますが、同意する場合は「同意する」をタップしてください。

⑩楽天会員のログイン情報許諾について、「続ける」を選択しましょう。「キャンセル」を選択すると、Rakuten Linkが利用できないので注意してください。

⑪楽天会員のユーザIDまたはメールアドレスを入力し「次へ」をタップします。

⑫続いて、パスワードも入力し「ログイン」を選択

⑬ユーザ認証として、電話番号を入力して「認証を開始」をタップ

⑭Rakuten Linkで使用する⑪「Rakuten Linkネーム」や⑫「プロフィール画像の公開範囲」、⑩「プロフィール画像の設定」を選択・入力

アカウント情報を入力後「完了」をタップすれば、Rakuten Linkの開通手続き・初期設定はすべて終了です。

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ahamoから楽天モバイルに乗り換えるメリット

ここからは、ahamoから楽天モバイルに乗り換えるメリットについて5つご紹介します。

▼ ahamoから楽天モバイルに乗り換えるメリット

それぞれ詳しく見ていきましょう。

1.データ量が無制限で使える

ahamoでは100GBまでしか使えませんが、楽天モバイルの「Rakuten最強プラン」であればデータ量が無制限で利用できます。

普段のデータ使用量が、月100GBで不足しがちな場合は、楽天モバイルに乗り換えることでデータ量不足に悩まされる心配はなくなる点はメリットです。

2.月額料金が安くなる

ahamoでは、月額2,970円の20GBと月額4,950円の100GBの2つのプランを提供中ですが、どちらを契約中でも、楽天モバイルに乗り換えた場合、月額料金が安く済みます。

▼ ahamoと楽天モバイルの月額料金の比較表

	ahamo	楽天モバイル
3GB	ー	1,078円
20GB	2,970円	2,178円
20GB〜無制限	ー	3,278円
100GB	4,950円

20GBと100GBのどちらのプランでも、楽天モバイルに乗り換えれば、約1,000円安く利用できることが確認できます。

楽天モバイルなら、ahamoの100GBプランよりも安い料金でデータ無制限で使えるため、たとえ200GBや300GB利用したとしても、毎月の費用は安くなります。

3.Rakuten Linkアプリを使えば無料で電話が可能

楽天モバイルは、専用アプリ「Rakuten Link」の利用で、国内通話が無料でかけ放題になるのも見逃せないポイントです。

ahamoは基本料金のなかに、5分以内の無料通話が付いていますが、国内通話をかけ放題にするためには、1,100円のオプションに加入しなければなりません。

かけ放題オプションを、仮に1年間利用するとなれば、13,200円もオプション料金を支払わなければならないのです。

ahamoで国内通話を長時間かけている場合は、楽天モバイルに乗り換えるだけで、毎月の費用を大幅に抑えられます。

4.店舗や電話でのサポートが受けられる

楽天モバイルは全国に店舗があるので、新規契約や機種変更の際、店舗や電話でのサポートが受けられます。

一方、オンライン専用プランのahamoは、切り替えの手続きなどに不安がある場合でも、全国のドコモショップで契約ができません。

楽天モバイルであれば、近隣の店舗に足を運び、端末を手にとって確認してから契約したり、申し込み手続きの相談ができたりするので、不慣れな人でも安心して申し込みできます。

5.楽天モバイルのお得なキャンペーンが適用できる

楽天モバイルのキャンペーンは、新規契約者向けのキャンペーンがとにかく充実しており、ahamoから乗り換えることで、お得な特典がもらえる可能性が高いです。

楽天モバイルでは、現在以下のようなキャンペーンが実施されています。

▼ 楽天モバイルで実施中のキャンペーン

上記はあくまでも一部で、他にも様々なキャンペーンやセールを定期的に実施しています。

適用条件や有効期限にさえ注意すれば、端末を安く購入できたり、高額キャッシュバックを受けられたりするので、キャンペーン目的で乗り換えるのも賢い選択でしょう。

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ahamoから楽天モバイルに乗り換える際の注意点

ahamoから楽天モバイルに乗り換えることで、次に紹介するいくつかのデメリットが生じる可能性があります。

▼ ahamoから楽天モバイルに乗り換える際のデメリット

メリットだけでなく、注意点にも目を通したうえで、乗り換えても後悔がないか再検討しましょう。

1.通信速度が遅くなる可能性がある

ahamoから楽天モバイルに乗り換えることで毎月の費用を抑えられる反面、通信速度は遅くなる可能性があります。

ahamoはドコモの高品質な回線をそのまま使えることにより、楽天モバイルよりも速度が速く安定している傾向にあるためです。

楽天モバイルも5G通信に対応しているとはいえ、ahamoのドコモの回線よりも5G対応エリアが狭く、5Gの恩恵を受けにくいのも理由として挙げられます。

どのくらい速度が違うのか、インターネット回線の平均速度をまとめたサイト「みんなのネット回線速度」のデータで比較してみましょう。

▼ ahamoと楽天モバイルの実測値の比較表

	ahamo	楽天モバイル
平均下り速度	92.87Mbps	64.68Mbps
平均上り速度	11.22Mbps	29.73Mbps
平均Ping値	50.47ms	50.76ms

※2023年11月時点のみんなのネット回線速度のデータを引用

下り速度で30Mbpsほど違えば、使い勝手が悪くなることも十分考えられます。

ただし、環境によっても異なり、楽天回線エリアが生活圏すべてをカバーしていたり、楽天回線がつながりやすいエリアである場合には、ahamoよりも楽天モバイルのほうが快適に使える可能性もあります。

楽天回線の5G通信エリアは順次拡大中なので、不安な場合はもう少し待ってから乗り換えるのも良いでしょう。

2.海外での利用ならahamoが便利

海外利用を目的とするなら、楽天モバイルよりもahamoのほうが便利な面が多いことも理解しておく必要があります。

ahamoは海外82の国・地域で、月間20GBまでは無料でローミングが可能です。しかし楽天モバイルは、海外70の国・地域で月間2GBまでしか無料利用ができません。

▼ 海外ローミング対応の違い

	ahamo	楽天モバイル
対応している国・地域の数	82の国・地域	70の国・地域
無料で利用できるデータ容量	月間20GBまで	月間2GBまで
容量超過時の速度	最大1Mbps	最大128kbps

参照元：
海外データ通信 | サービス | ahamo
楽天モバイルは海外でも2GB無料！追加設定なしでそのまま使える | 国際サービス | オプションサービス | 楽天モバイル

また、容量超過時の速度制限についても大きな違いがあります。楽天モバイルは、利用可能データ量を超えた場合、通信速度が最大128kbpsまで低下してしまうため、Web検索やSNSの閲覧が難しくなってしまいます。

一方ahamoは、たとえ容量を超過したとしても、最大1Mbpsの中速で利用することが可能です。最大1Mbpsであれば、Web検索やSNSの閲覧程度であれば問題なく利用できるため、使い方によってはそれほど大きな影響を受けない可能性もあるのです。

海外での利用予定がある場合は、楽天モバイルに乗り換えないほうが役立つ可能性が高いことは理解しておきましょう。

3.対応機種が多くない

利用中の端末で楽天モバイルへの乗り換えを検討中の場合は、対応機種がahamoよりも多くないことにも注意が必要です。

iPhoneであれば、旧機種の「iPhone 6s」から最新機種「iPhone 15シリーズ」までほぼすべての機種で問題なく動作しており、それほど問題ではありません。

ただし、Androidに関しては、ahamoは約300機種に対応しているのに対して、楽天モバイルは100機種ほどしか対応していない状況です。対応端末は徐々に増えて入るものの、ahamoよりは確実に少ないので、利用中の端末をそのまま使えない可能性も十分考えられます。

公式サイトに記載していない機種でも使える可能性はありますが、この場合の利用は自己責任となるので、対応していない端末をお持ちの場合は、乗り換えと同時にセット購入もおすすめです。

楽天モバイルでは、ドコモよりもラインナップは限られるものの、「Galaxy S23」や「Xperia 5 V」などの最新機種も購入可能です。また申し込み時にキャンペーンを適用することで最大32,000円分の還元を受けることもできます。

参照元：
対応端末一覧 | ahamo
楽天回線対応製品 | 製品 | 楽天モバイル

ahamoから楽天モバイルへの乗り換えがおすすめの人

ここまで紹介してきたメリット・注意点をもとに、ahamoから楽天モバイルへの乗り換えがおすすめの人の特徴をまとめました。

▼ ahamoから楽天モバイルへの乗り換えがおすすめの人

楽天モバイルは、楽天回線エリア内であれば、月額3,278円でデータ容量の条件を気にすることなく使えるため、毎月100GB以上の通信を行う人におすすめです。

また、楽天モバイルの料金プランが、データ使用量に応じて料金が変動する「従量課金制」である点を考慮すると、毎月のデータ使用量にばらつきが目立つ人にも向いていると言えます。

楽天モバイルは、専用アプリ「Rakuten Link」を利用することで、国内通話が無料でかけ放題になるため、長時間の電話をかける頻度が多い人にも、乗り換えはおすすめです。

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ahamoから楽天モバイルに乗り換えるべきタイミング

楽天モバイルが自分に向いていたとしても、いつ乗り換えればいいのかわからず、行動に移せない人もいるでしょう。

ahamoから楽天モバイルに乗り換えるべきタイミングを4つピックアップしてみました。

▼ ahamoから楽天モバイルに乗り換えるべきタイミング

ahamoでデータ使用量にばらつきが出てきたり、100GBで足りなくなってきたりした場合は、楽天モバイルへの乗り換えるべきです。

また、ahamoの5分以内の無料通話を超えることが多くなってきたときも、楽天モバイルへ乗り換えたほうが安く済む可能性があります。

楽天回線エリアは順次拡大中なので、現在非対応の地域で利用中の場合でも、生活圏内をすべてカバーされたら乗り換えると良いでしょう。

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まとめ

楽天モバイルは、データ無制限で使えたり、専用アプリで電話が無料になったりと、ahamoから乗り換えることで大変多くのメリットが得られるサービスです。

ただし、ahamoは海外利用しやすい点や対応機種の多さ、通信速度の速さで楽天モバイルよりも優位であるため、自身の使い方を振り返って、慎重に乗り換えを検討しましょう。

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